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小松基地問題研究会

2017年アメリカシロヒトリ観察記録

2017年09月19日 | 自然
2017年アメリカシロヒトリ観察記録                2017年09月19日

 2017年アメリカシロヒトリ調査も終盤にさしかかってきた。一覧表の通り、今年最初のアメシロ巣網の発見は6月3日であり、第2化期は7月31日から始まり、第3化期(若しくは第2化期の続き)は9月15日から始まった。昨年(6/1→7・31→9/15→10月中旬終熄)とほぼ同じだった。
 今年は、体調の関係で、観察だけにして、除去作業はしなかったので、来年は今年よりも多くのアメシロが発生するだろう。

M団地周辺のアメシロ発生状況
 M団地内の街路樹(アメリカ楓、ニワウルシ、メタセコイア、桜など)の食害状況を俯瞰しておこう。2011年から気になり、2013年から本格的な観察・調査・記録をはじめ、今年は5年目である。
 M団地内にはアメシロが好むアメリカ楓並木が4カ所あり、区間2(中学校前45本)、区間1-3(D6棟南側24本)、区間1-4(第2児童公園前・中34本)、区間6(N医院前35本)、合計138本ある。
 4カ所138本のアメリカ楓におけるアメシロ被害数について確認すると、2011年から2014年までは、毎年50本以上(36%以上)のアメリカ楓に巣網形成が見られたが、2015年は約16本(12%)に減少し、2016年は33本(24%)に、今年2017年は25本(18%)に巣網が確認された。
 今年の高校前アメ楓並木【9】では80%、こども園前【3】のアメ楓並木は50%も食害にあっている。



M小学校正門の梅林、桜
 M小学校の正門脇には12本の梅林があり、そのうち樹高の高い梅の木は2本で、残りの10本は高枝ばさみが届く程度の高さなので、巣網形成期に、ていねいに除去すれば、除去・制圧することが出来る。今年は6本(50%)に発生したが、丸坊主になるほどの被害はなかった(写真)。除去作業をしなかったので、来年は多発するだろう。
 正門脇の桜には、例年に比べてそれほど多発しなかった。梅林の北側に隣接する民家の柿の木2本は毎年丸坊主になり、収穫出来ない状態だったが、昨年秋に切られ、畑になった。

  
(左写真は2017年秋、右写真は2015年秋)


サナギ調査   
 丸坊主になるほどに蚕食された街路樹の近くで、サナギ調査をおこなった。9月14日F4棟東側壁の隙間でサナギ6個採取。9月17日みどり小学校校舎東側壁面でサナギ5個採取。9月18日第2児童公園内の便所の壁面や遊具でサナギ4個採取。便所の軒下などにかなりの数のサナギがいる(写真)。


     


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