アジアと小松

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小松基地問題研究会

20180420 大飯原発訴訟審理再開要請行動

2018年04月22日 | 原発
4・20大飯原発訴訟審理再開要請行動

 4月20日正午過ぎから、名古屋高裁金沢支部門前で審理再開を要求するスタンディングがおこなわれた。晴れ渡った日差しのもとで、ボードを掲げ、マイクを握り、参加者それぞれの思いを、街ゆく人々に訴えた。

 スタンディングに先立って、原告団と弁護団は弁論再開の申し立てをおこない、弁護士会館に移り、大飯原発訴訟の争点についての学習会がおこなわれた。

 ひとつは火山灰問題である。鳥取県の大山噴火による火山灰の影響について、関西電力は10センチに過ぎないと過小評価している。

 3月の原子力規制庁の定例会合で、過去の大山噴火によって、京都府越畑地区(大山から約190キロ)には26センチの降灰層があり、ほぼ同距離の大飯原発でも同程度の降灰の可能性があるとの見解を示した。他の委員からはこの見解に異論が出なかった。

 もうひとつは震源から地表(大飯原発)までの地層のなかに、不整形層や褶曲構造があれば、基準地震動が増幅する場合がある(2007年新潟中越沖地震)。しかし、関西電力は十分な調査をおこなわないで、安全だと主張している。

 関電は火山噴火・降灰による被害を過小評価しており、地層調査も不十分であり、裁判所は審理を再開すべきである。


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