アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

日米の北朝鮮軍事包囲政策を許すな

2013年02月22日 | 軍事問題(小松基地など)
 2月14日、衆議院は北朝鮮(共和国)の核実験に対する非難決議を全会一致で採択した(15日参議院)。核兵器(原発)は地球上の生命体のすべてを否定する。人間の人間的解放をかけて核兵器を使用するとか、核兵器で帝国主義に対抗するなどという論理は根本的に矛盾し、破綻している。したがって、北朝鮮による核実験は絶対に許されない行為である。同時に、北朝鮮をして核実験に追いつめている帝国主義の側の責任をも問わねばならない。 . . . 本文を読む
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中野重治と上海爆弾事件

2013年02月17日 | 島田清次郎と石川の作家
『韓国文学ノート』(2008年刊)を読んでいたら、中野重治の「雨の降る品川駅」が目にとまった。全日本無産者芸術連盟、日本プロレタリア文化連盟結成に参加した翌年1929年2月の作品である。中野は1932年4月4日に逮捕され、1934年に転向を条件に出獄し、その後も「時流批判」を継続したために、1937年に執筆禁止処分を受けた。 . . . 本文を読む
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小説から見る尹奉吉の生きた時代

2013年02月13日 | 尹奉吉義士
「朝鮮短編小説選(上・下)」(岩波文庫 1984年発行)には、1920年代から1940年代にかけての短編小説22作品が収録されている。尹奉吉が処刑された1932年を前後する植民地朝鮮の状況が描かれている。どの作品も、つらくて重い内容なので、読み進めるのには時間と忍耐が必要だ。 . . . 本文を読む
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『大君外交と武威 近世日本の国際秩序と朝鮮観』を読む

2013年02月11日 | 読書
『大君外交と武威 近世日本の国際秩序と朝鮮観』(2006年 池内敏著)  お目当ては第7~9章の「竹島一件」に関する論文と補論「穏州視聴合記」である。 . . . 本文を読む
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日本海と竹島 元禄の領土紛争記録「竹島紀事」

2013年02月06日 | 侵略と領土排外主義
『第四部 日本海と竹島 元禄の領土紛争記録「竹島紀事」を読む』 (2012年10月 大西俊輝著)  著者(大西俊輝)は歴史学者ではなく、医師であり、医学的手法で、独島(竹島)問題を分析しようとしている。大部分は「竹島紀事」の資料紹介だが、「おわりに(竹島紀事から現代を読む)」の中で、大西さんの主張が述べられている。 . . . 本文を読む
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尹奉吉が生きた時代の朝鮮文学概観

2013年02月01日 | 尹奉吉義士
インターネット上で、尹奉吉を非難する記事をよく見受けますが、どの記事も、尹奉吉が生きた時代を考えようとしていません。それで、朝鮮の文学事情を概観して、1932年上海爆弾事件の背景を探りたいと思います。(参考文献は『朝鮮の抵抗文学』(宋敏鎬著、金学鉉編)、『コレクション戦争と文学 帝国日本と朝鮮・樺太』です。) . . . 本文を読む
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