20250724小松基地爆音訴訟傍聴報告
7月24日、金沢地裁で小松基地爆音訴訟第5回口頭弁論が開かれた。傍聴席がほぼ埋まり、記者席には8人、原告弁護団席には21人、被告国側には11人が着席した。
書証の確認の後、原告側弁護人から第5準備書面の要約陳述がおこなわれた。最大の争点である騒音問題で、国側が「間欠的」「一過性」といって騒音被害を軽視し、国・自衛隊が環境基準を遵守していない。これにた . . . 本文を読む
20250414 小松基地訴訟口頭弁論(第4回)傍聴報告
F35A戦闘機配備は憲法違反だ!
4月14日、兼六園周辺の桜も散り始め、金沢地裁前は真っ白なしろばなみつばツツジの垣根が人目を引いていた。そんななか、午後2時から第7次小松基地爆音訴訟第4回口頭弁論が開かれた。傍聴席は原告で埋まり、原告弁護団席は26人を数えた。被告国は前回と同じく11人だった。
双方の準備書面を確認したあと . . . 本文を読む
20241223 第7次小松基地爆音訴訟口頭弁論傍聴報告
12月23日午後1時45分に、第2号法廷の扉が開き、原告・傍聴者が入廷した。すでに、被告人席には国側代理人10人ほどが着席し、原告弁護団席は徐々に席が埋まり、20人ほどが着席した。
開廷時間の2時になり、書記官が携帯電話で連絡した様子で、やがて正面の扉が開き、3人の裁判官が現れ、傍聴席から仰ぎ見る位置に着席した。江戸時代の御白洲のよう . . . 本文を読む
20240625 続6・6第7次小松基地爆音訴訟(第1回口頭弁論)傍聴記
前便では、原告意見陳述と弁護団からの①小松基地の歴史と現況、④被害実態(浜佐美町、安宅町の住民の声)、⑥差止請求(「10・4協定」)について報告したが、今回は②生活侵害の実態、③F35戦闘機配備について報告する。⑤健康被害(心身相関)、⑦損害賠償、⑧まとめ(違憲訴訟として)については次回を期す。(文責は『アジアと小松』) . . . 本文を読む
6・6第7次小松基地爆音訴訟(第1回口頭弁論)傍聴記
6月6日、午後2時半ごろに、兼六園下の白鳥路公園に到着した。すでに、横田と厚木からの支援者が幟旗を掲げており、挨拶をし、PFAS(有機フッ素化合物)などについて四方山話をしているところに、小松からのバスが到着し、公園は原告団でいっぱいになった。弁護団も加わり、総勢100人近くが横断幕を先頭にして、裁判所に向かった。
法廷の傍聴席は原 . . . 本文を読む
3・16小松基地爆音訴訟控訴審
不当判決弾劾!
第5・6次小松基地爆音訴訟は2008年12月に、2227人の原告が金沢地裁に提訴し、14年越し(1975年第1次提訴から47年)のたたかいである。裁判所門前に咲く梅の花を見ながら、判決を待った。
(写真:裁判所に向かう原告団、裁判所門前の梅花、判決を待つ報道陣)
健康被害
原告団は、1998年にも小 . . . 本文を読む
20220310 3・16小松基地爆音訴訟控訴審判決を傍聴しよう
第5・6次小松基地爆音訴訟は2008年12月に、2227人の原告が金沢地裁に提訴し、14年越しのたたかいになっている(1975年第1次訴訟提訴から47年)。2011年に非騒音地域(2カ所)、騒音地域(4カ所)の676世帯を対象に、健康影響調査をおこなった。騒音地域と非騒音地域を比較すると、低出生体重児(2500グラム以下)は7倍 . . . 本文を読む
第5・6次小松基地爆音訴訟控訴審第1回口頭弁論傍聴記(2021.12.20)
寒波が少し和らいだ12月20日、第5・6次小松基地爆音訴訟控訴審の第1回口頭弁論が開かれた。
昨年3月に第1審判決があり、コロナ禍という理由で公開審理がおこなわれず、非公開の進行協議がつづき、1年半後にやっと口頭弁論が開かれたかと思いきや、これで結審し、来年3月16日に判決日が指定された。
久しぶりに原告団の面 . . . 本文を読む
12・20小松基地爆音訴訟控訴審第1回口頭弁論傍聴へ
12月20日(月)、名古屋高裁金沢支部で、小松基地爆音訴訟(第5・6次)控訴審第1回口頭弁論が予定されている。
2008年提訴以来、原告団と弁護団は騒音被害を立証してきた。小松基地周辺の健康影響調査は2011年から始まり、非騒音地域2カ所、騒音地域4カ所(W70、 W75、W80、W85)、合計6カ所で676世帯の住民を対象にした調査を . . . 本文を読む
M・Sさんを偲ぶ
2月4日、M・Sさんが亡くなりました。思い出せば、切りがありません。
はじめてお会いしたのは、M・Sさんがファントム裁判(1975年~)の第1次原告になられて(たったの12人、今はもう、原告は何千人です)、茨の道を切り開いたしばらく後でした。
M・Sさんは1921年に生まれ、中国戦線に配属され、敗戦を迎えました。戦地でのことは、あまり語りませんでした。小松基地問題に取り組 . . . 本文を読む