7月21日、イギリス人女性を殺害したA被告に求刑どおり、千葉地裁は無期懲役の判決を下した。もう一つは、2ヶ月前の5月27日、韓国人女性を殺害したB被告(受刑者)に懲役18年の求刑に、金沢地裁は懲役9年の判決を下した。
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濁水渓からの灌漑が始まり、主人公(林大老)が期待に胸をふくらませていたが、貧しい小作であるが故に「水路維持費」が払えなくて、給水が受けられず、水稲をあきらめて甘蔗に切り替えようとしたが、今度は製糖会社によって妨害されてしまう。総督府(郡役所)と製糖資本による苛酷な農民支配と絶望の淵に追いつめられる農民が描かれている。
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嘉南大圳は農民のために造ったとされているが、そのもとでの三年輪作は小農民・小作には強制されたが、大地主である製糖会社にとっては自由だったことが判る。(写真は『台湾の水利』挿絵より)
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以前、製糖会社が台湾農民から、詐欺と暴力で農地を取り上げた様子を描いている『新聞配達夫』(楊逵著1934年)を紹介しました。今回は、『秤(はかり)』(頼懶雲著1926年)を紹介します。
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九州大学図書館から『台湾の水利』全巻(1931~43年、13巻78号(うち2号欠号))の目次が届いた。八田与一は13本の原稿を投稿している。目を通したい投稿が幾つもあるが、とりあえずは、下記の論文を入手して読もう。
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「金沢ふるさと偉人館」には『水明り』(濱田隼雄編集)、「技師八田氏についての覚書」(濱田隼雄著1942年『文芸台湾』)、『台湾の水利』(12-5)が展示されており、「技師八田氏についての覚書」(『日本統治期台湾文学日本人作家作品集』第四巻)は金沢大学図書館で読むことができた。
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「烏山頭ダムを世界遺産に」と報道されている。烏山頭ダムの遺産的価値は日帝による台湾植民地支配を対象化するためならば妥当だが、植民地支配を美化するためならば、それは欺瞞以外のなにものでもない。
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