SDGsの欺瞞性
最近、「SDGs」という標語があふれており、高橋真樹著『日本のSDGs―それってホントにサステナブル?』(2021年)を読んでいる。
17のゴール
SDGsとは「持続可能な開発目標(サステナブル デベロップメント ゴールズ)」のことであり、なんとなく気象変動や環境問題に関する標語だと思っていたが、SDGsが掲げる「17のゴール」には、「【人間】①貧困をなくそう、②飢餓をゼ . . . 本文を読む
『華僑二世徐翠珍的在日』(徐翠珍著2020年発行)
新聞もテレビも五輪に占領され、1年ほど「積ん読」状態だった『華僑二世徐翠珍的在日』を読んでいる。私も著者徐翠珍さんと同年生まれ、同じ時間を生きてきたが、…。
徐さんの母
徐さんの母は1912年に上海(屈家橋村)で生まれ、7歳のときに、製糸工場の童工(トンコン=児童労働者)として働き始め、20年間働き通した。1920年代には、「満州」や上海 . . . 本文を読む
「軍隊慰安婦」募集と勤労挺身隊募集について
『私的「不二越強制連行」論・記録』38頁の「朝鮮女子勤労挺身隊の戦後被害(2009年8月)」について、「慰安婦であることを隠して挺身隊として動員した」という記述が誤りではないかと、指摘されました。この指摘について、考察しました。
韓国では、「挺身隊」という言葉は1930年代から、「救護挺身隊」「仁術挺身隊(医師たちの診療奉仕団)」などと、男女の . . . 本文を読む
2021年シタベニハゴロモ観察経過
4月4日:昨年秋採取し、室内に保護していたシタベニハゴロモが孵化。外壁に張り付いたシタベニハゴロモの卵はまだ孵化せず。
4月上旬~ニワウルシの幼木発芽、その後ときどき除去。
4月13日~みどり団地内のニワウルシ(シンジュ)は定期(数年ごと)剪定のために、上の方に産卵されていたであろうシタベニハゴロモの卵ごと伐採(下左写真)。
4月21日:自宅ベランダ . . . 本文を読む
20210716 危険で儲からない志賀原発
2021年7月16日『北陸中日新聞』によれば、「関西電力と中部電力は、北陸電力(北電)志賀原発の電力を買い受ける契約を今年三月末に終えていた」という。
いきさつはこうだ
15年前の2006年3月に志賀原発2号機が営業運転を開始した(135・8万キロワット)が、当時の北電の電気供給エリア(石川、富山、福井)内では吸収できないぐらい多い発電量だったの . . . 本文を読む
20210709 発電施設を、慌てて売るな!
「PwCアドバイザリー合同会社の最終報告(2018.11.30)」によれば、2015年当時、金沢市は5カ所の発電所で発電した電気を6.11円/kwhで北陸電力に売電してきたが、他の自治体の平均売電価格は9.5円/kwhであり、非常に安く売ってきた(PwC報告書82ページ、2015年データ)。
現在(2021年)の一般家庭の電気料金は120/kw . . . 本文を読む
「熱(ほとぼり)」公演 (第二次公演:2005年12月19日、石川県立音楽堂)
先月(2021年6月)、大沼栄さんが亡くなった。そんなに長く、深い付き合いではなかったが、不二越強制連行訴訟立ち上げ時期にご一緒した。私より15も若い人で、エネルギーに満ちていた。2005年12月19日に石川県立音楽堂で「熱り(ほとぼり)」が上演され、大沼さんは実行委員として働き、上演後下記の感想を寄せている。
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