20240428 志賀原発はいま
1月1日の能登半島地震以降、「アジアと小松」では、志賀原発に注視し、報告してきた。マスコミ発表に依存するしかなく、「隔靴掻痒(かっかそうよう、痒かゆいところに手が届かない)」の感を否めない。
地震発生後、2カ月間の「アジアと小松」では
★志賀原発2号機では<原子炉建屋内で水銀灯が使用済み燃料貯蔵プールに落下、タービン建屋床面のコンクリート剥離>、 . . . 本文を読む
試論「五里峠を越えられるか?」
2024年3月15日
事故発生時の風
2024年1月1日16時の能登半島地震によって、志賀原発が重大事故を起こし、放射能が噴出したと想定し、原発周辺住民が安全圏に移動できるかどうかを検証した。限られた情報をもとに、机上での検証であり、現地に赴いて踏 . . . 本文を読む
20240310 気をつけよう 甘い言葉と暗い道―志賀原発を廃炉に
3月9日の「報道特集」で、志賀原発問題が取り上げられた。その際に、珠洲原発の計画から建設断念までのことも触れられていた。
そのなかに、当時、推進派が配布したビラがあり、見出しには「地震に自信あり」、「原子力発電所ができると、明るく、楽しい町になります」、「原子力発電所のあるまちでは、豊かになった財源により、農業の振 . . . 本文を読む
20240303 志賀原発沖の断層が、危ない!
3/3『北陸中日新聞』に、佐竹健治さん(東大地震研究所)と遠田晋次さん(東北大)が能登半島の震源域断層の解析をおこなったと報じている。
「能登半島北側の沿岸部周辺にある4つの断層が動いたが、南西端の断層はほとんど動いていない」。志賀原発沖の断層などには「これまで以上にひずみがたまり、ずれ動きやすくなっている」。「これらの断層に力が加われば、( . . . 本文を読む
20240226 もしも原発事故ならば、その時の風向は
2011年の福島原発事故を見ると、高濃度の放射能は30キロ以上離れた飯舘村にまで及んでいる(図1)。志賀原発からの30キロ圏といえば、北は輪島市(35キロ)、東は七尾市(20キロ)、南東は氷見市(25キロ)、南は七塚町(30キロ)まで含まれる。
政府は5キロ圏内(図2、表1)は即時移動、30キロ圏内は屋内退避としているが、道 . . . 本文を読む
20240220 自然を侮(あなど)れば、志賀原発は……
逃げられない!
原発事故には原発単独の事故もあれば、地震や津波と併発する複合災害もある。2024能登半島地震(震度7)によって、国道249号の25区間が通行止め(1/5時点)になったという(2/8北中)。これじゃ、志賀原発で原子炉事故が起きても、周辺の住民は逃げようと思っても、土砂や亀裂で陸路(249号線、能登里山海道)が塞がれ、福浦港 . . . 本文を読む
20240205 志賀原発の周りじゅうに活断層!
第1図は2024年1月1日以降に頻発している能登半島地震の震源域である。北東に延びる活断層帯があり、最大M7.6(震度7)を筆頭に地震がくりかえし襲っている。志賀原発(★印)はその活断層帯の端っこに位置している。
第1図 第2図
第2図は「原子力資料情報室通信」(586号/2023/4/1)に掲載 . . . 本文を読む
20240126 続・地震後の志賀原発情報
前便(1/16)では、志賀原発を巡る情勢について次のようにまとめた。
(1)2号機変圧器で「爆発のような音と焦げ臭い匂い」、消火設備(放圧板、消火設備)が起動した。外部からの電気が入らない。予備変圧器に切り替えた。原因は配管の破損。絶縁油漏れは3500㍑(1/2)→7100㍑(1/3)→1万9800㍑(1/5)。
(2)外部電源復旧(5回線中2回 . . . 本文を読む
20240108 志賀原発情報整理(2024能登半島地震)
2024年能登地震に伴う志賀原発での様子が、徐々に明らかになってきた。マスコミ報道(要約)を列記する。
1/1(NHKデジタル)
震度7の揺れを観測した石川県志賀町にある北陸電力の志賀原子力発電所では、地震のあと外部から電気を受ける系統が一部使えなくなっている。電源はほかの系統で確保され、核燃料を貯蔵している使用済み燃料プールの冷却 . . . 本文を読む
20240102 震度7の地震に、志賀原発を廃炉にせよ!
昨日(1/1)、ものすごい地震に襲われた。志賀町香能(志賀原発から10キロ北方)で震度7だという。気象庁の「震度の階級」では7段階に分けられており、震度7が最大級の地震である。これ以上ない超弩級の地震だったのだ。私が暮らす金沢市(震度5強)でも、激しく、長い揺れが続いた。
能登半島地震の歴史
2022年以降、能登半島はくりかえし地震 . . . 本文を読む