20201226 資本主義の限界に挑もう
2019年度の法人企業の内部留保が前年比2.6%増の475兆円に達して、8年連続して過去最高を更新している。そう、金持ち(資本家)は一層金持ちになり、貧乏人はいつまでも貧乏に甘んじなければならない世界なのだ。(2020年10月31日『北陸中日新聞』)
アメリカの大富豪650人の資産総額が、新型コロナの流行下でも、約104兆円増加し、その資産総額 . . . 本文を読む
小松基地広報紙『はくさん』第一三七号(一九七六年十二月一〇日)
今回は小松基地開設のずっと前、基地一帯が森林におおわれていた頃にはじめて飛行場建設の鍬が入れられた当時の模様を、A町のY・S氏に語ってもらい、過去五回にわたったこのシリーズの最終回を飾りたい。
人力とスコップと 小松飛行場建設期のこと
(小松基地ができるズッと前のお話)
一九四一年(昭和十六年)十二月八日、わが . . . 本文を読む
20201221 小林よしのり著『慰安婦』について
今年(2020年1月)、小林よしのりがマンガ『慰安婦』を発刊した。マンガは断片的な言葉の恣意的な羅列であり、論理性に欠けるので、論理的批判の対象にはならないが、小林は「吉見義明氏の『従軍慰安婦認識』は『木を見て海だと言い張る』の類いだ!」という5000字程度の文章を載せているので、これを批判する。
私は2014年に、「インドネシア・スマラン . . . 本文を読む
「戦争体験者の責任として」 中村信 (第三次小松基地騒音訴訟原告)
日本は四〇数年前に戦争に負けて、こりごりな目にあいました。戦後私たちは憲法九条によって、どれだけ貧乏しても、二度と戦争をしないと世界に宣言したのです。だから憲法九条は絶対に守らねばならないと思います。
軍隊なんていらないと思います。「国を守らねばならない」と言いますが、戦争をしなければ守れないような国なら、滅ぼされてもい . . . 本文を読む
20201210情報公開制度の死―外国人労働者の悲惨を隠蔽
2020年はコロナウイルス禍で、外国人労働者(とくに実習生)の窮状が報道などで散見されてきたので、11月19日、石川労働局を訪問して、「2020年4月1日~11月18日までに、石川県内の外国人労働者からの相談(労働相談票)」の開示を請求した。12月8日に開示決定があり、10日に同局を訪問して、開示文書9枚(表裏18ページ)を受け取った . . . 本文を読む
1970年代以降、50年間、小松基地問題にこだわってきましたが、その中で、さまざまな人にお会いしました。来年は、小松基地の設置~小松基地闘争について、可能な限り総括的な小冊子を作成しようと、決意しました。とりあえず、1994年の住民の声を採録します。
1994年「ファントム騒音の根源は、帝国主義」
第1次ファントム訴訟原告 M・S . . . 本文を読む
尹奉吉暗葬地と刑務所墓地
1982年の野田山墓地地図明細図には、「刑務所墓地」と書き込まれており、『1932年上海爆弾事件後の尹奉吉』(2020年版)で、「処刑後の尹奉吉の遺体を、…陸軍墓地と市民墓地の境目で、ひとびとが昇り降りする通路に暗葬したのである。しかも、陸軍墓地に隣接し、暗葬地から十数メートルのところに、刑死した人を葬るための刑務所墓地がありながら、敢えて暗葬に付した。…尹奉吉の遺体 . . . 本文を読む