尹奉吉暗葬までの7つのフェイクニュース
日帝・上海派遣軍軍法会議は1932年5月25日付の「死刑判決書」を書いたものの、尹奉吉をどこで処刑するかについてはかなり迷っていたのだろう。本来ならば、上海での事件であり、上海で処刑し、遺体(遺骨)は遺家族に返すのが「本来」の姿なのではないだろうか。
しかし、上海の日本軍は侵略の軍隊であり、敵に包囲された軍隊であり、中国・朝鮮人民の怨嗟の的となってお . . . 本文を読む
87年目の尹奉吉義士の命日が近づいてきた。
20年前に、尹奉吉義士について書いた一文であるが、
「尹奉吉追悼の視点」だけでも、読んでいただけたら幸いである。
「尹奉吉義士と不二越強制連行訴訟」
通路に暗葬された尹奉吉
尹奉吉暗葬の地を一緒に歩いた時、Aはボソツとつぶやいた。
「こんなところに眠っていたの」
さらに当惑した様子で、
「私、この道は何度も通ったわ」
鬱蒼とした森のなかにあるA . . . 本文を読む
1932年『上海会戦記』閲覧
2019年11月22日、陸上自衛隊金沢駐屯地を訪問して、『上海会戦記』を閲覧した。1932年の上海事変に関する第九師団の記録なので、もしかしたら4月29日の上海爆弾事件に関する情報も含まれているのではないかと期待して訪問したが、豈図らんや、その記録は1932年2月2日から3月9日までのものであった。
尹奉吉については書かれていなかったが、上海事変に関する一次資 . . . 本文を読む
『統一への道にたたずんで ある朝鮮人社会主義者の回想』
高性華著(2005年)/李宗樹訳(2019年)
目次
第一章 植民地の子
幼い日の記憶/麦飯に醤油/啓蒙運動がはじまる/新星少年団責任者 金基範と出会う
第二章 愛国者として起つ
日本へ渡る/反帝同盟の組織員になる/異国の地での逃避生活/帰郷/清津に行く/カン・チョル先生の死/南三郡に関する知らせ/二度目の帰郷 新祖国建設のために/ . . . 本文を読む
金沢市のガス・発電事業を株式会社に譲渡するな
先日、金沢市のガス・発電事業譲渡に関するパブリックコメントの用紙が送られてきました。私は、金沢市のガス事業・発電事業を株式会社に譲渡することには反対します。
株式会社は利潤を追求する団体であり、利用者の利益は後回しにされます。戦後、多くの公共事業が株式会社化され、公共的責任が切り捨てられてきました。株式会社の責任は会社存続の限度内であり、それ以 . . . 本文を読む