【125】論考「尹奉吉義士に応える道」（1998年1月15日）
（注：25年前の｢論考｣だが、今も、私の気持ちは変わらない）
通路に暗葬された尹奉吉
尹奉吉暗葬の地を一緒に歩いた時、Ａはボソツとつぶやいた。
「こんなところに眠っていたの」
さらに当惑した様子で、
「私、この道は何度も歩いたわ」
鬱蒼とした森のなかにあるＡ家の墓地から、左手を見 . . . 本文を読む
【126，129，136】金景錫さん、翫正敏さん、大沼栄さんからのメッセージ
【126】2000年7月14日 「この地を論ぜずして、愛国を論ずる勿れ」（金景錫） 『上海爆弾事件後の尹奉吉』
日の昇る朝鮮国の正義を 万邦に示されました／
大韓男子の意気を蘇生させ／
この敵地で忠烈な 戦死殉国なされた烈士の 霊位坐定を願い／
祖国の娘たちが ご霊前に参りました／
義士におかれては何卒 国 . . . 本文を読む
【122】辛基秀編著(労働経済社)『写真集 韓国併合と独立運動』(1995年3月 辛基秀編著 労働経済社)（石川県立図書館）
尹奉吉の義挙と祖国へ帰った遺体
日本が中国東北部＝「満州」の侵略を始めた一九三一年は、大本教の出口王仁三郎が喝破したように「い（一）く（九）さ（三）のはじまり（一）」の年であった。
一九一九年の三・一運動の最中の四月、上海で結成された大韓民国臨時政府は、日本政府要人暗殺 . . . 本文を読む
【57，58，59，61】尹奉吉死刑執行報告
【57】1932年12月19日 電報 死刑執行無事終了（陸軍満密 第896-35）アジア歴史資料センター
大臣宛 発信者 第九師団長
九師三六
本日午前七時四十分尹奉吉ニ対 . . . 本文を読む
【53，55】尹奉吉処刑命令
【53】1932年12月14日 尹奉吉刑執行ノ件（陸軍満密 第896-33 陸密第四八九号) アジア歴史資料センター
起元庁（課）名 第九師団
主務局課受領 昭和七年八月九日
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【111】1991年3月21日 金沢で処刑されたユン･ボンギルゆかりの地を訪ねて
「ノルティギ通信」第5号 1991年5月号
野田山墓地へ
額谷の洞穴をあとにした私達は、朴さんご兄弟の案内にて、ユン･ボンギルの埋葬地跡を訪ねた。
ちょうど、この日はお彼岸で、野田山墓地への道は車の長い列。かなりの時間を覚悟したが、何度となくこの地を訪れている朴さんの先導で、間道を登り、短時間で墓地に到着。
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【26，36】1932年5月25日 尹奉吉判決
【26】一九三二年五月二五日 尹奉吉判決書（外務省警察史) 神奈川県立公文書館
判決書
本籍、朝鮮忠清南道礼山郡徳山面柿梁里一三九番地
住所、上海佛租界貝勒路東方公寓三○号
無職
尹 奉 吉
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【130，131】「義士遺跡整備の経緯」（朴仁祚）、「殉国の義士、尹奉吉の最後」(大戸宏)
【130】「義士遺跡整備の経緯」(朴仁祚 2003年）『キョレイトンシン』
韓国の独立をめざし中国に亡命した尹奉吉は、1932年4月29日上海虹口公園で日本軍が主催した『天長節兼戦勝祝賀式典』の壇上に爆弾を投げ、多くの要人たちを死傷させた。彼は「大韓独立万歳」を叫び、予備爆弾で自爆する間もなく逮捕され、 . . . 本文を読む
【101，120，133】『日本憲兵正史』、『日本海軍史 第三巻 通史』、『天長節爆弾事件のこと』
【101】『日本憲兵正史』（全国憲友会連合会 1976年） 石川県立図書館
第一次上海事変 抗日運動と謀略
一月九日、上海の民国日報が、前日、観兵い式に行幸する天皇を、桜田門外において手榴弾で狙撃した朝鮮人李奉昌の事件を報道したが、この記事に不敬に価するものがあるとして、在留日本人が激昂、 . . . 本文を読む
【88，89，92】『白凡逸志（金九自叙伝)』、『外交官の一生』、『太平洋戦争前史』
【88】1947年『白凡逸志（金九自叙伝)』 石川県立図書館
ちょうどそのころ、尹奉吉がわたしを訪ねてきた。…尹奉吉君は「自分がそもそも上海に来たのは、何か大きなことをしたかったからで、野菜をかついで虹口方面を歩き回ったのも、何かの機会を待つためだったのですが、もはや中日間の戦争も終わってしまい、どこを見回して . . . 本文を読む
