フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

バラの形の角砂糖ふたつ

2015年07月12日 18時13分39秒 | 日記
盟友Sinさんがmixiでとあるカフェの一コマのSSを書いておられて、これが実に心地よい。
実際、あのカフェと言うか喫茶店と言うかのお店に常連となったときの、あの微妙な間合いの心地良さってなんなんだろう、とは思いますね。
静かめの音楽。鼻腔をくすぐる珈琲の香ばしい香り。マスターとの遠からず近からずの関係性。窓の向こうのなんてことない風景。それぞれが一つだけなら大したことないのに、それが一緒になると、これが何とも心地よい。
んでまあ、ぬたりにも行きつけとは言えないまでもお気に入りの喫茶店がある。今のアパートからは歩いてなんとか行ける距離で、選挙の投票所に行く道すがらなもんだから、投票日は投票がてらここでモーニングを食べる、というのがぬたり夫婦の決まり事になっている。
今のアパートに越してきて1年ちょっとで投票の際に寄るだけだから、本来そんなに回数行ける筈ではないんだが、ここ1年はどういうわけか選挙が多く、このためそれなりの回数足を運ぶことにもなり、マスターにも顔を覚えられつつある。秋には家も完成し、このタイミングで引っ越しとなるので投票日に寄るという「ついで」がなくなるのはちと痛いが、まあ今後も贔屓にしようとは思っている。
お人好しのマスター36独身の訳ははまだ若い。店自体も開店はそんなに昔ではないんだろうが、いかんせんそれなりに古い建物にある。その佇まいに、きっと渋いおじさんがマスターかと思っていたぬたりは、初めて訪れた際にはそれなりに面食らったもんだが。
雰囲気自体は昔からの喫茶店まんまながら、若いマスターの施行はどちらかというとおしゃれなカフェ(実際そういう雑誌が店内に多い)で、ラテアートとかも色々注文出来るし、ホットケーキ頼めば、黙っていても上に粉砂糖でキャラクター(先日はぐんまちゃんだったな)を書いて出される。
とは言え、誰に対しても気さく過ぎないし、かつ、接客も丁寧。常連さんがカウンター席に陣取っているのをよく見かけるが、決して敬語を崩さない。そんな雰囲気で過ごす日曜の朝は、実に心地よかったりするんですな。

ま、長々と語って結局何が言いたいかというと、常連との私語(タメ口べったり)に没頭して、ぬたり達を比較的ぞんざいに扱った某店はさっさと潰れやがれ、ということでな(私怨かよおい)
店内のディスプレイが面白い、とかの意見が口コミサイトにあったが、あんな高校の美術部の文化祭レベルが何が落ち着くもんかよ(いーかげんにせんか)
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世の中に分かりやすいストーリーなんて無いのにね

2015年07月11日 19時35分07秒 | 日記
コンサート日本一さだまさし、アンコール問題を語る(←リンク先はヤフー)
一時期ヤフーのトップページのトピックスに来てたよこれ。
まあ、内容はともかく。ライブと言ったらさだまさしだよね、と認識してマスコミがコメントを求めに行ってる状況に対して、さださんもやっと世間に認知されたなあ、と。
10年くらい前までははっきり違った。さだまさしは意図的かどうかはともかく世間的マスコミ的に黙殺されていた。かの有名なカ○ントダ○ンTVでも「日本で一番ライブをしているアーティストは西城秀樹さんだよー」などと、あのしたり顔の3キャラのナレーションで盛大にシカトされていたもんだがな(※)。
芸能界でのポジションがあがってきたことは、総合的にみれば良いことではあるよね。ぬたりのような回顧ファンが「昔の言いたいことも言えないようないじらしいさださんが好きだった」と思っても、それなら昔のアルバムを聞いていればよい。実際ぬたりは最近聞きなおして、改めてさだまさしってすげえ、と思い返しているところだわ。
で、今や言いたいこともやるしやりたいこともやる。でも色々と責任も背負っちゃったからその点の折り合いもつける、みたいな形になったさださんも、おそらくは昔に比べればやりがいを感じているだろうし、実際結構充実してるように見える。まあヒット曲を出すたびに必要以上に叩かれる経験をしてきた人だから、還暦を過ぎたそろそろそうやって報われてもいいだろうし、そうあって欲しいとは思う。今のさださんにぬたりが興味がないとは言っても、さださんに良い目を見て欲しい、というのは偽らざる本音なわけで。今後も言いたいことは遠慮せずにどんどん言っちゃってくださいさださん。今やステータスがあるから、昔の様に人の話も理解せずに咬みついて来るアホなマスコミはいないと思うから。

にしてもまあ、マスコミというのはこういう火の無い所に煙を立てるのが仕事みたいなところがあるよね。アンコール云々なんかあくまで一歌手がツイッターでちょこっと言っただけ。一部のクレーマーが文句言っただけで、ほとんどの人は「まあ、アンコールするもしないも好きにすればいいでしょう」としか思ってないのに、マスコミにかかると大炎上みたいになる。そんな騒ぎはないっての。最近ではこんなのもあったな。

鈴木おさむ氏、妻・大島の出産シーン放送批判に反論(←リンク先はやっぱりヤフー)
ほとんどの視聴者が何とも思ってない。がちょっと反対意見があっただけで針小棒大。あたかも大炎上があったみたいに書かれて、それに対して色々と関係者が釈明させられる。釈明ったって、釈明する先なんてないっての。

ぬたりも実はあの番組を見ていたが、まあ、無事に生まれて良かったねえ、くらいしか思わない。
正直に言えば、イッテQのノリはあまり好きじゃない。ちょっとぬたりには軽すぎてね。で、あそこに関しては座りの悪さを感じたのは確か。これ、笑って見たらいいの? それとも真面目なVなの? という判断が出来なかった。だからリアクションに困っちゃったのね。
出産自体は「大変なことなんだから独身のうちに1度は見ておけ!」とすら言われるくらい。で、ぬたりは某所で「特に血まみれの出産シーン(医学用のビデオ)」を既に見たことはある。その時の係員さんの「出産ってのは大変だから軽く見るな! でも多くの女性は経験するんだから恐れるな!」という解説から、そういうのの知識を得ることの大事さは認める。当事者の了解が得られるなら、それをVに残して多くの人の目に触れさせるのは、少なくとも悪いことでは断じてない。
けれどもそれをイッテQという非常に軽い番組で見せられてもねえ、という感じ。スタジオパートで真面目に行く空気づくりをしてからVに見せるならともかく、それもそんなに感じなかったし、Vには女性芸人大集結。真面目に徹しきれてもいないし、かと言ってお笑いにするには事態が少し重すぎる。
まあ、これはあくまで感想の話。別に苦情だなんだという気が起こるものでもないし、それほどのもんでもない。多くの人が感じたのはそういう座りの悪さ程度のもんだったはずなのに、マスコミにかかると旦那が釈明しなきゃなんなくなる。そんなことしなくていいんだよ。

昨今、マスコミはストーリーにあらゆる場面で囚われてる。歌手が苦言を呈せば反発がある「はずだ」。番組で特殊なことをやれば反対意見が寄せられる「はずだ」。不景気なのは政治家が、官僚の所為の「はずだ」。そしてその通りに報道を組む。気が付けば煙が立っているわけよ。マッチポンプとはよく言ったもんだがな。
ちなみに先日、自衛隊の駐屯地近くに住む知り合いが、その駐屯地にオスプレイが配備される可能性があること(現状、色々あって未定)についてインタビューを受けたそうだ。それについて語ってくれた言葉で今日は〆る。
「オスプレイが来ることについてどう思うか聞いてきたのさ。別に何とも思わないのでそう答えたら、「墜落の危険性とかがありますがどうですか」って重ねて聞いてきたのさ。もうその時点で相手するのめんどくせーなーと思って、現行の自衛隊のヘリだって何回も落ちてるからオスプレイも同じだ、って答えた。これで終わるだろうと思ったら「地域の将来の子供たちの事を考えたら不安を感じませんか?」と来たもんだ。いい加減頭来たよ。あいつら俺が一言でも「不安だ」って言わなきゃインタビューやめる気ないんだもん。こっちは忙しいってのにしつこいったらなかったよ。」



当時さださんのコンサートは3000回を迎えようかという時期。正確な数字は忘れたけども、紹介された西城秀樹は2000回くらいだった。証拠となる情報を見つけられなかったので、物証はないんだけれども、ホントの話よ。
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エアバックじゃないよ、エアバッ「グ」

2015年07月08日 21時29分30秒 | 日記






ぬたりの愛車、クッキーちゃんの衝突実験の映像。これでも評価はファイブスターですけどもね。
運転すんの怖くなるぜ。
でもまあ、これはしっかり見ておくべきでしょうな。みんなも自分の乗ってる車のこいつは見ておいた方が良いと思うよ。ここで車種検索もできるし。

ついでなのでこんなのも貼っておこう。

190キロでの衝突映像。ぬたりの車じゃ190キロなんか物理的に出せないが、それでも恐ろしいわ…。
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腹を切って死ぬべきである

2015年07月07日 22時12分45秒 | 日記
さてさて、ぬたりの住む県では選挙がありましたな。
んで、ずいぶん前にそのことについてツイートしたら、なんか選挙公報.comってところからフォローを貰った。
うん、今後に期待のサイトではあるなあ。
なにしろぬたりは選挙公報を見るのが好きである。ところが自分の住むところ以外の選挙公報というのはなかなか読むのに骨が折れる。最近ではネットに公報を載せるところも多いが、全国規模の選挙になれば量が膨大でいちいち読んではいられないし、そもそも選挙期間中しか掲載されていない。これでは全国各地の広報をのんびり眺める暇なんてない。そこでここですよ。過去の広報が見られるサイトなら、暇な時期にのんびり読むことが出来る。
惜しむらくはまだ立上げ間もないので、昔の選挙の公報は心許ない。そういう意味では今後の期待という感じね。

但し、サイトとぬたりの姿勢にはずいぶん違いがある。

サイトの姿勢は恐ろしく真面目である。「選挙広報では美辞麗句を並べるけれども実行しない政治家を防ぐために公報は随時閲覧出来るべき」という姿勢。ただ、ぬたりはそんなこと微塵も思っていない。もちろん大事なことだとは思うが。
ぬたりはあくまでも選挙公報が「趣味」なだけである。特に特定政党に頼らず、個人で選挙戦を進める候補の公報を読むのが面白いだけなんである。
勘違いされては困るが、ぬたりは面白半分に投票をしているわけではない。投票に絡む部分はぬたりなりには真面目に考えて相手を考えるが、それとは別に、広報や選挙戦を楽しく眺める趣味があるんである。
そもそも、一定の線は引かれるとは言え、法律で被選挙権が国民ほとんどの人に与えられている。ぬたりに関しても、国政だろうが首長だろうが地方議員だろうが、どの選挙にも好きに立候補していいと憲法と法律で(今のところ)補償されている。
実際ぬたりも政治に不満はあるわけだから、その不満を持って選挙に出て選挙戦で訴えるのが、実は一番手っ取り早い。他人に託せばその時点で伝言ゲームになって、言いたいことはまず100%伝わらない。
それをしないのは、まあ「そこまでして言いたいことがないから」でしかない。それ故、自分の言いたいことに近いことを言っている人を、広報だなんだで判断して投票をしているというわけだ。
さて、そんなことを自認しているぬたりであるから、個人で選挙に出ようと思った人には関心が出てくる。そこまでしてこの人が言いたいことはなんだろう? という部分が非常に気になる。「この人は何者なんだ?」という好奇心と言ってもいいが。
さらには日本の選挙には供託金制度という存在がある。選挙に出るためには一定金額を法務局とかに供託しなきゃならない。そしてその供託金は一定の票数を取れないと没収されてしまう。このため一層生半可な気持ちで選挙に出ることが出来なくなっている。財産又は収入によって差別すんなと憲法に書いてあるのになんで選挙に出るのに金がかかるんだゴルァ! という重箱の隅つつくツッコミはとりあえず置くとして、選挙に出た人はそこまでして選挙に出ているわけ。そんな人は何にそんなに駆り立てられているのかしら? ということは、やっぱり気になるのよね。これに関しては、まあそんなに真面目な姿勢ではない。単なる好奇心だからね。
そんな好奇心を満たす一番手っ取り早い手段が選挙公報な訳。だから、選挙公報はそういう個人の考えが全面に出ているものこそ面白いと思う。そういう点で所属政党におんぶに抱っこの選挙公報のなんとつまらないことか。地方選くらいは違うかと思いきや、先の統一地方選であちこち見比べてそのくだらなさを実感。いくつかあるフォーマットを組み合わせているだけで、誰のを見ても全く同じ。これほど読み応えのない広報ってないわな。タダでさえ嫌いな政党だったんだけども、更に嫌いになったわ。あいつら「個人」がないんだもん。まあ、今回の知事選に関してはまあまあ。現職は兎も角(たとえ政党公認だったとしても実績を謳わなきゃだから政党色は薄まるからね)対抗馬は一応無所属を謳って出てたから、政党の完全フォーマットってわけでもなかった(訴えた内容は政党のフォーマットそのものだけどな)し、元美術教師だけあって、自作の4コマ漫画とか載せてた。その努力は買おう。まあ、漫画が面白かったか否かはあえてここでは語らないが(おい)

でも、なんかこう、公職選挙ってお堅くて真面目なことばかり語られるけども、興味を持てばその裏にあるダイナミックさや面白さはあると思うんだよなあ。「義務だから行け」じゃなくて「選挙って面白いぜ」ってことが伝えられた方が、投票率がアップしたりするんじゃないかと思ったりもするんだけど。今回の知事選にしても、ぬたり的にはそんなに面白くなかったとは言え、両候補が無所属を語ってたり(現職はもと自民党県連会長、対抗馬はバリバリ共産党)、民主党はコンベンション施設建設に反対してるのに何故対抗馬を出せなかったのかとか、色々調べればそれぞれに物語はないではない。そういうストーリーを個人的に楽しめれば、まあ投票にくらい行ってもいいか、くらいは思ってもらえるんじゃないかと。
ま、素人考えなんでね。そんな簡単に投票率上がりはしないんだろうがな。それでもなんか政治を特別な人たちがやってる、というような意識が浸透してるのは、少なくとも良い事ではないような気がするんだけどなあ。供託金をもっと下げるとか、もう少し立候補しやすい雰囲気って作れないもんかなあ。
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ここからもまた長いが

2015年07月06日 22時02分40秒 | ぬたりさんのおうちづくり

さて、おうちの上棟である。
つーてもまあ、昔のように屋根の上からお菓子だとか小銭だとか撒いたりはしませんでしたが。個人的には面白いかなあ、とも思ったんだが、全くもって見知らぬ近所さんに呼ばれても、周りの人が逆に気を遣うだろうしね。後はほれ、予算がなあ・・・。
かといって全くやらない、ってのも(今は多いらしいが)、これから何十年使う物を建ててくれる大工さんに失礼な話。このため、当日ぬたりが提供したのは
・休憩時の飲み物とお菓子
・お昼にお弁当
・夕食用に弁当、赤飯、1合瓶で日本酒
こんな感じ。
んでまあ、儀式にしても簡単なもの。

写真のような祭壇ちっくなものの前で2礼2拍手1礼。その後に建物の4隅に写真の酒、米、塩、水(水筒の中な)を撒いて、関東一本締めして終わり。その後はその場にいる全員で乾杯して(格好だけね。みんな車だから飲めん)一切合切終了。ネタになるような出来事も特になかったな。
にしてもまあ、ホント柱だけは簡単に建っちゃうのね。まあ工場で仕上げ済な訳だから、この場でやるのは順番どおり組み上げるだけ。ツイッターで「素人のストレート組みのプラモかよ」とは言ったけれども、ランナーから切り離す手間とデカール張る手間がない分、考えようによってはプラモより楽だわな。
それにしても、だ。10時に飲み物とお菓子を持ち込むと、そこには組み上げられた柱とこれから組み立てを待つ木材が並んでいた。そしてその木材には逐一「ぬたり邸」のラベルが貼ってある。
・・・ああ、これらの木材を全部俺が借金して買ったんだなあ。
とにかくまあ、尋常じゃなく胃が痛くなった。これまでは物理的に大きな買い物って車くらいしかなかった。ところが今回はこうして物理的な迫力でぬたりに借金のプレッシャーを与えてくる。もちろん楽しみである。これを今後は自分が好きに出来ると思えば心は激しく躍る。
けれどもそれに比例して、もうホント胃が痛いことこの上ないわなあ。

・・・ダレカタスケテー。
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助けて、ラブライブ!

2015年07月03日 21時47分21秒 | ラブライブ!
えっと、映画を見るとそれなりに情報収集はするもんで…。

ラブライブ! サンシャイン!! グループ名決定!

何ですのんこれ?

いやまあ何つーんですかねえ。これほどまでに2匹目の泥鰌という言葉が似合う出来事もないもんでな。まあμ’sの9人も、アニメでは出せるだけのネタ全部出し尽くして、そろそろ潮時となれば、展開自体は自然っちゃー自然。
と言いますかね。こういう微妙な感じは明らかにラブライブ!のノリだなあ、と。どう贔屓目に見たって、今までうまくいったからそれを利用して今回も、っていう計算がどうしたって見える。ただまあ、今のラブライブというコンテンツの人気見れば、次の展開をたとえあざとかろうが躊躇なく行うのが電撃G’sのノリ。アニメ化前のCDのドラマパートなんてそらもういろんな層に媚び媚び。そのノリを知っているから、まあそらやるわなあ、としか思わないなあ。苦笑いはするけれども、まあ悪い感情は湧いてこないわ。
勘違いしないで欲しいが、昨日のぬたりのラブライブ!卒業宣言は、俺はこれからこっちに乗り換えるぜ、という表明ではない。ぬたりはこの企画にもお金を落とすことはない。ただまあ、そのなんというか「なんか好評みたいだから、またこれで行っちゃいます」的な、臆面の無いノリは正直嫌いじゃないですな。ラブライブのアニメ大ヒットを受けてのスタートだけに、条件的には恵まれている。ラブライブの初期みたいに採算度外視のアニメPVとかというようなこともしなくて済むだろうし、テレビアニメ化は既定事項だろう。ただし、監視の目は多くなっているってことで、ラブライブ初期みたいな隙見せたら叩かれるからね。関係者の皆様には頑張っていただきたいと思う次第。

ちなみに声優さん陣は、今回も知名度的にはかなり微妙。メイン業は歌手の人が多いようで、歌に関しては比較的期待できるのかしら?
演技は・・・ねえ・・・(μ’sの非声優陣も聞けるようになるまでは結構かかったしなあ…)
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総決算 ~ラブライブ! The School Idol Movie~

2015年07月02日 15時14分34秒 | ラブライブ!


という訳で、劇場版「ラブライブ!」である。
始めに言っておくが、ぬたりがこの映画を見る前のテンションはド低調。作品が大きくなるのはいいんだが、それに合わせてファンのオイタもあちこちで聞くようになり、それはこの映画においても色々と散見された。故に「なんでこうなっちゃうんだろうなあ…」という残念な思いが随分とあり、それがテンションにもそのまま繋がったと言えた。
とは言え、「Snow halation」からの長い付き合いとなる作品である。見てしまえばそれなりに心地良いのは実際のところ。2010年冬からの4年半の付き合いは、やっぱり伊達じゃないわな。素直に面白かったです。
類型的、記号的、お定まり、とまあ、悪口を言う気になればいくらでも言葉は思い浮かぶが、なんといってもこの作品はキャラクターが固まりきっている。だから舞台さえ与えてあげれば、後は勝手にキャラが動いて話を作り上げていく。そこに破綻はあまりなく、故に作品的には安定感がある。また、そのように動いている姿をこちらとしても安心して見ていられる。そんな作品にはきちんと仕上がっている。
何しろアニメ界ではそれなりに売れた作品だから、映画化の予算もおそらくはかなり潤沢に与えられたんだろう。
実際ライブシーンはすごいことになってます。
恐ろしいまでのクオリティと圧倒的と言える絵の密度と迫力。予算の額を素直に出来に比例させたと言えますな。
まあ、ラブライブの首脳陣がお金儲けに対する誠実さがあると言いますかね。ビジネスモデル自体が10人に千円使わせるのではなくて1人に1万円使わせるモデルだから、それ自体はそんなにお上品ではないにせよ、ではその1万円をどのように出してもらうか、については比較的誠実。まあリピートキャンペーンみたいなのはやってるけども、週替わりの先着プレゼントだから可愛いもんだし、総選挙みたいなことにしても一人最大何票という縛りがあるから、数百枚数千枚一人で買わせるシステムにはなっていない。もともと採算度外視でCDシングルのPVのクオリティをあげていたわけだしね。そういった、「見えるところにちゃんとお金を使う」と言う姿勢は映画でも健在。ファンなら必見の作品であるのは確かですな。

さ、褒めるのはこの辺にして・・・

多分こんなことを思ったのはぬたりだけだろうけれども、ぬたりはこの映画がこう叫んでいるように聞こえて仕方がなかった。
この作品は、ファンタジーなんだぞ、と。
ファンタジーというのは褒め言葉でもあるし貶し言葉でもある。ファンタジーなればこそ実現できる世界ってのは確かにあるし、肝心な設定を「ファンタジーだから」でうやむやにされれば首を捻りたくなる時もある。ドラクエやFFで魔法が使えても誰も突っ込まないけども、現代劇で魔法が使えたらそこに何らかの説明が欲しくなる、要はそういう事。
この作品は実在の地名や店が随所に存在する。主人公も女子高生、アイドルだって日本にはたくさんいる。けれども各種設定にファンタジー要素が非常に強く、現実社会でどうなのか、というような事が、至る所で破綻している。もちろんアニメ作品にファンタジー要素が全くないものは存在しない。けれどもラブライブ!はその要素が非常に見えやすくなっている。それをファンタジーと読み解くかご都合主義と片付けるか。本来とても見る人を選ぶ作品だったと思うけどなあ。公開初日、翌日の動員と興行収入で1位を獲得するような性質の作品じゃないと思うんだけどなあ…。

さて、そろそろ筆の調子が逆風になりつつあるところで・・・

さて、1年前、ぬたりはブログで映画化に際し、こんなことを言っている。
「・・・9人で旅行してキャッキャウフフで旅先でライブやったりなんかして、ってこれじゃプロットがまんま「映画 けいおん!」なんだが。」
素人が予測できるストーリーでどうすんのさ。
つーか映画化さえすれば会社の金使って海外に行けるとか思ってんじゃねーのか? アニメ制作者は。
とにかくもう、付け足し感強引感は最後まで拭いきれなかった。いくら舞台を用意すればキャラが勝手に動くと言ったって、テレビで卒業式までやっちゃって、もうホント残りのエピソードは絞りかすみたいなもん。その中であそこまで作ったんだから褒めていいと言えばいいけど、なんぼ何でも強引すぎ。その強引さをファンタジーとかこの作品の味、と弁護してもいいけど、これだけ評判になった作品なんだから、ぬたりのようなど素人の想定は越えてきてほしかった。ファンタジーなのはいいけど、製作側がそれに甘えるのはちょっと感心しないよね。


以上語ったところで、今回はブログの表題を「総決算」にした。作品の中での映画の位置づけという意味もあるけれども、個人的な意味もある。
ぬたりは、この劇場版をもって、ラブライブというコンテンツにお金を落とすのを卒業します。もうここ1年CDも買ってないしね。
まだ知名度なんて全然なくてCDが2千枚しか売れなかった頃、キャラも安定してなくて見てるこっちが不安になっちゃうようなあの頃。そんな頃から、有数の人気アニメになっちゃった今現在まで、一つの企画の黎明期から絶頂期まで付き合えたという経験は、本当に面白かった。今まではそんな経験なかったし、結婚した今では今後もまず考えられない。

楽しくて貴重な経験をさせてもらったなあ、と心底思います。ラブライブ!スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
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