フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

腹を切って死ぬべきである

2015年07月07日 22時12分45秒 | 日記
さてさて、ぬたりの住む県では選挙がありましたな。
んで、ずいぶん前にそのことについてツイートしたら、なんか選挙公報.comってところからフォローを貰った。
うん、今後に期待のサイトではあるなあ。
なにしろぬたりは選挙公報を見るのが好きである。ところが自分の住むところ以外の選挙公報というのはなかなか読むのに骨が折れる。最近ではネットに公報を載せるところも多いが、全国規模の選挙になれば量が膨大でいちいち読んではいられないし、そもそも選挙期間中しか掲載されていない。これでは全国各地の広報をのんびり眺める暇なんてない。そこでここですよ。過去の広報が見られるサイトなら、暇な時期にのんびり読むことが出来る。
惜しむらくはまだ立上げ間もないので、昔の選挙の公報は心許ない。そういう意味では今後の期待という感じね。

但し、サイトとぬたりの姿勢にはずいぶん違いがある。

サイトの姿勢は恐ろしく真面目である。「選挙広報では美辞麗句を並べるけれども実行しない政治家を防ぐために公報は随時閲覧出来るべき」という姿勢。ただ、ぬたりはそんなこと微塵も思っていない。もちろん大事なことだとは思うが。
ぬたりはあくまでも選挙公報が「趣味」なだけである。特に特定政党に頼らず、個人で選挙戦を進める候補の公報を読むのが面白いだけなんである。
勘違いされては困るが、ぬたりは面白半分に投票をしているわけではない。投票に絡む部分はぬたりなりには真面目に考えて相手を考えるが、それとは別に、広報や選挙戦を楽しく眺める趣味があるんである。
そもそも、一定の線は引かれるとは言え、法律で被選挙権が国民ほとんどの人に与えられている。ぬたりに関しても、国政だろうが首長だろうが地方議員だろうが、どの選挙にも好きに立候補していいと憲法と法律で(今のところ)補償されている。
実際ぬたりも政治に不満はあるわけだから、その不満を持って選挙に出て選挙戦で訴えるのが、実は一番手っ取り早い。他人に託せばその時点で伝言ゲームになって、言いたいことはまず100%伝わらない。
それをしないのは、まあ「そこまでして言いたいことがないから」でしかない。それ故、自分の言いたいことに近いことを言っている人を、広報だなんだで判断して投票をしているというわけだ。
さて、そんなことを自認しているぬたりであるから、個人で選挙に出ようと思った人には関心が出てくる。そこまでしてこの人が言いたいことはなんだろう? という部分が非常に気になる。「この人は何者なんだ?」という好奇心と言ってもいいが。
さらには日本の選挙には供託金制度という存在がある。選挙に出るためには一定金額を法務局とかに供託しなきゃならない。そしてその供託金は一定の票数を取れないと没収されてしまう。このため一層生半可な気持ちで選挙に出ることが出来なくなっている。財産又は収入によって差別すんなと憲法に書いてあるのになんで選挙に出るのに金がかかるんだゴルァ! という重箱の隅つつくツッコミはとりあえず置くとして、選挙に出た人はそこまでして選挙に出ているわけ。そんな人は何にそんなに駆り立てられているのかしら? ということは、やっぱり気になるのよね。これに関しては、まあそんなに真面目な姿勢ではない。単なる好奇心だからね。
そんな好奇心を満たす一番手っ取り早い手段が選挙公報な訳。だから、選挙公報はそういう個人の考えが全面に出ているものこそ面白いと思う。そういう点で所属政党におんぶに抱っこの選挙公報のなんとつまらないことか。地方選くらいは違うかと思いきや、先の統一地方選であちこち見比べてそのくだらなさを実感。いくつかあるフォーマットを組み合わせているだけで、誰のを見ても全く同じ。これほど読み応えのない広報ってないわな。タダでさえ嫌いな政党だったんだけども、更に嫌いになったわ。あいつら「個人」がないんだもん。まあ、今回の知事選に関してはまあまあ。現職は兎も角(たとえ政党公認だったとしても実績を謳わなきゃだから政党色は薄まるからね)対抗馬は一応無所属を謳って出てたから、政党の完全フォーマットってわけでもなかった(訴えた内容は政党のフォーマットそのものだけどな)し、元美術教師だけあって、自作の4コマ漫画とか載せてた。その努力は買おう。まあ、漫画が面白かったか否かはあえてここでは語らないが(おい)

でも、なんかこう、公職選挙ってお堅くて真面目なことばかり語られるけども、興味を持てばその裏にあるダイナミックさや面白さはあると思うんだよなあ。「義務だから行け」じゃなくて「選挙って面白いぜ」ってことが伝えられた方が、投票率がアップしたりするんじゃないかと思ったりもするんだけど。今回の知事選にしても、ぬたり的にはそんなに面白くなかったとは言え、両候補が無所属を語ってたり(現職はもと自民党県連会長、対抗馬はバリバリ共産党)、民主党はコンベンション施設建設に反対してるのに何故対抗馬を出せなかったのかとか、色々調べればそれぞれに物語はないではない。そういうストーリーを個人的に楽しめれば、まあ投票にくらい行ってもいいか、くらいは思ってもらえるんじゃないかと。
ま、素人考えなんでね。そんな簡単に投票率上がりはしないんだろうがな。それでもなんか政治を特別な人たちがやってる、というような意識が浸透してるのは、少なくとも良い事ではないような気がするんだけどなあ。供託金をもっと下げるとか、もう少し立候補しやすい雰囲気って作れないもんかなあ。
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