九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

日本政治の恥、安倍晋三後援会員  文科系

2021年05月19日 10時14分59秒 | 国内政治・経済・社会問題

 ここまで反対世論を押しきってきたコロナ下の五輪強行は、今年中にある国政選挙のため。五輪というお祭り向けて自公与党の起死回生を狙って来たのはあきらかだろう。なんせ「次は平成(令和)です」とテレビに度々出て笑顔を振りまくだけで、その政治家の人気が上がるのだから。近くある国政選挙のそんな局面を思い浮かべた時同じように思ったのが、標記のこと。
『安倍後援会員は、現代日本低劣政治の象徴、大恥である』

・国費を使って華やかな「桜=国政功労者を祝う会」に自分が呼ばれたというのを何故不思議に思わなかったのか。「安倍選挙功労者=国政功労者?」、「安倍さんの、国政と税金との私物化?」と考えなかった不思議。
・高級ホテルで5000円だけ払い、華やかな飲み食い。これは「政治家、その選挙へのタカリの構造」そのものである。こんな行事自体を胡散臭いと感じなかったのも不思議だ。
・上の二つは、こんな感じなのか? 「日本国首相に親しい人」と祭り上げられて、ある種の自尊心をくすぐられた? 国費を使ったこんな「(個人選挙に向けた)くすぐり」を企画する人々自身が下劣だと何故思わなかったんだろう。
・こういう国政(税)私物化絡みの公職選挙法違反に問われた筆頭秘書が、地元ではまたまた完全復活していると伝えられている。地元で堂々たるこんな確信犯行為を許していて、何の国政、政治か。結局「即取りやめ」となったこの「桜」の全てが、「政治家としての安倍の下劣」を示しているだけなのに。

・ところで、加藤一二三さんはともかく、百田尚樹さんやケントギルバートさんは国政功労者? 皆さんどう思います??

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美し過ぎる柿谷曜一朗に望む  文科系

2021年05月18日 12時36分02秒 | スポーツ

 グランパスに来たこの選手、その何戦かを観て、天才という言葉が使われてきたその理由がよーく分かった思いだ。

 先ず何よりも、低速で走っている姿でさえ、誰が観ても美しい。表現すれば、こんなふうになる。美しく背筋が立って膝を伸ばした着地フォームに乗って、最小限の力でスピード豊かに走っている。そのプレーが柔らかく速いのは、あるプレーに不必要な力が全く入らず、必要な部分にだけそれも最少限の力でプレーできる運動神経の極意というもの。あれだけ脱力して、速く、合理的なプレーができれば、先の清水戦のゴールのように、ゴール前混戦では格別に強いだろう。人よりも一歩速く、かつ正確に動けるのではないか。因みに、鈍才岡崎慎司が若い頃に杉本コーチについて苦労して磨き上げてその今を築き上げた「走り出し」が、柿谷の場合は凄まじく速い。脱力した状態からの最初の一歩、二歩の身体の使い方がうまいからだろう。

 さて、あれでは、「当たり弱く育ったのではないか?」などと思うのだが、近頃は左に非ずで、相手ボールにも時に格別に力強く踏み込んでいく場面も多い。でも・・・、
 早熟なドリブル天才などは、広い視野や走力を鍛える時期を失って消えていくことが多いと聞いてきたが、これだけの天才・柿谷がそれに見合う成績を上げることが出来ていない弱点は一体、何なんだろう。やはり、ゲーゲンプレス発明以来の世界サッカーでひときわ高く要求されるようになった「デュエル」の力が足りないのではないか。なんせこんな柿谷ならば、見えている相手との1対1の競り合いなんぞは軽々と交わしてこれたはずだから。今の柿谷に必要なのは、相手1人を制する力ではなく、2~3人を制し、すり抜ける力ではないか。今や大復活した川崎の天才・家長が持っている力である。今のグランパスには幸い、米本、稲垣、長澤というデュエルの天才たちがいる。柿谷には、彼ら二人ほどに協力してもらって、彼らをすり抜ける練習を重ねたら良いなどと思う。筋肉の強さは、アジリティーや持久走力とは違って、生理学上最も遅くまで鍛えられるもと分かっているのだし。これだけの天才が、その能力を十分に発揮できないでこのまま終わっていくのは惜しすぎる。

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覚えておこう、「五輪強行」は「破廉恥の領域」 文科系

2021年05月18日 09時51分53秒 | 国内政治・経済・社会問題

    中止・延期が世論調査7割の五輪をなぜまだやろうとしているのか。はっきり言って、国民の命そっちのけでも、政権維持で権力にしがみつく輩だからなのだ。今年かならずある国政選挙に向けて、自民浮上の五輪をどうしても狙いたいのである。テレビに度々出てきて「令和です」とか言っている人に投票してきたというような国民も愚かなのだが。この選挙に向けてこそまた、五輪中止なら起こりうる安倍官製バブルのツケ・日本売りも避けたい、とか。これは政治としてはもはや破廉恥の領域の「選挙勝利だけ政治」と言えるが、そんなことはもう分かっていた。という拙稿を再掲したい。戦後長く政権にしがみついてきた自民政権とは、結局こういうものに堕落したと覚えておくために。


【 「破廉恥の領域」、安倍前首相  文科系 2021年01月14日 

 政治家としての安倍前首相はもはや、破廉恥の領域に入っていると思う。「国権の最高機関」・国会において、これまで嘘を吐き通してきた桜前夜祭。その会場であるホテルの明細書、領収書を国会に提出するのを改めて拒んだと、昨日今日ニュースが流れている問題だ。こう、応えたのだそうだ。
「事務所にはない。(ホテル側が)再発行もしない」
 こんな国会対応がそもそも一体、許されるのか。日本国家の最高機関に対して、ふざけすぎた応えと言える。ちなみに、この問題には、明細書、領収書が出れば示されるはずの公職選挙法違反よりもはるかに大きい破廉恥が重なっているのである。
 桜を観る会は「国家功労者を称える行事」と聞いているが、こんな場に安倍を筆頭として自民党議員たちの「個人選挙功労者」らが呼ばれ、その数が年々増えてきたと報道された。国家行事、国家予算の私物化なのである。この問題は、選挙違反よりもその意味も、規模もはるかに大きいものと愚考した。

 ところが、それ以上に大きいと思われる安倍の破廉恥がもう一つ存在する。森友にかかわる「財務省ぐるみ忖度・殺人」事件だ。局長以下の財務省が組織ぐるみで首相忖度執行を行い、彼の国会答弁一言によって今度は一転、この忖度執行の「取り消し」、証拠改ざんに邁進したのである。安倍のこの一言「私か妻が関係していたら、議員も辞めます」は言いっ放し、忖度と改ざんの先頭に立った局長は栄転したままだ。国家公務員・官僚組織が国民のためはそっちのけで、政治家利権やその悪行の尻拭いに走りまわる政治って、一体何なんだ!

 さて、こんな全てが、現在まで放置されているのである。放置どころか、「何が悪い!」、「(口だけではなく)暴露、追及できるならやってみろよ!」と、明らかに開き直っているのである。反社会的勢力並みの暴力だが、これも国会における絶対多数派を背景にした暴力なのである。国会野党の質問で自分がやりたくない応答を迫られた時「(それを行うかどうかは)国会がお決めになることです」。政党が暴力団になっている、こんなのが政治であるわけがない。絶対多数派政治がこんなに怖いものって、ヒトラー、東條を思い出させるような実は暗い世の中なのである。こういう行為を重ねてきた連中から、国民生活に真に思いを馳せるコロナ対策など出てくるわけがない。コロナ対策においても、選挙で勝つための道だけを探っているはずだ。

 こういう政治すべてを人は権力亡者と表現してきた。「五輪をやるためにこそ、やっとぎりぎりコロナ対策に励みはじめた」、権力亡者らしい発想が垣間見えてならないのである。

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Jリーグに「レッド・イエロー」で提案したい  文科系

2021年05月16日 16時30分27秒 | スポーツ

 標記のことを、Jリーグに提案したい。

 レッドが出ると退場、イエローが重なるとレッドという規則はあるが、こういう年間規則も必要ではないか。「レッド、イエローを点数化して、年間を通してその点数が最も多いチームに、大きいペナルティーを与える」。例えば、降格争いに組み込んで、「イエロー無しのゲームを強制する」、とか。ちなみに、Wカップ戦でも、反則・クリーンの損・得が組み込まれているはずだ。

 鹿島の「確信犯的」レッド、イエローがこれだけ多いのは目に余るから提案することだ。

 反則は、ゲームを荒らすだけで無く、報復的応酬を生まざるをえず、ファンや選手の心をとても荒ませ、気分悪くするものだから、提案するものだ。確信犯的反則は、相手に対するリスペクトを根本的に欠落させたものである。この前の二つのエントリーでも書いたが、鹿島のレッドが12対、他チーム1って、一体どういう数字なのか、Jリーグはよほど根本的に反省しないといけない。 

 

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八十路ランナーの手記(352) ランの近況と、ヘルニアのこと

2021年05月16日 15時47分43秒 | スポーツ

 ランの近況は、ひと言で言うと「やっと走れている」。
 例年この季節になるとジム走りに切り替えるのだが、ジム走りは走力が落ちると分かった今年は、暑いのを我慢して外を中心に走っている。今はもう、雨続きとか真夏とか言うのでなければ、ジム走りは例外とした。ジム走りと100回程度の階段往復とが心肺機能も含めたトレーニング効果としては同じ程に思えるので、後者でも間に合わせているという感じかな。5月になってからは2、6、10、13、15日と走ったが、暑いせいで7キロ程度と距離が不足し、この間に家の階段80往復などやっていても走る力は付いてこず、現在はキロ6分45秒程の力だろう。でもまー、これくらいの力を保っていれば、1日置きで4~5日走れば6分30秒程になると分かっているので、暑い間はさぼろうということ。ただ、いつもこうも考えている。汗や呼吸が酷くなりすぎるのは、活性酸素による細胞老化に繋がるから、健康ランにはほどほどが良いとも。なんせ、今月24日で満80歳なのだ。

 ところで、この「手記」のヘルニア、腰痛関連の過去ログがよく読まれているので、これについてひと言。
 僕は30歳前に左脚の付け根椎間板を大きく手術している。骨の移植のない大きい削除手術だったが、その後大きいのも含めて欠勤をふくむ再発がよく起こって、今はその上下含めて3つの椎間板がレントゲンを撮ると真っ黒になる。それでも今走れているのは、50歳前から胴回りを中心に身体を鍛え直したことと、ヘルニアが出たらごく早期に感知して、収める方法を覚えたことによるもの。この後者について書いてみよう。

「ヘルニアが出たら、すぐ休め」というのは腰腹背筋を硬直させると回復までとても長引くからだが、僕に言わせれば休養だけでは不十分、もっと早く治せる。周辺筋肉硬直が無いごく初期の違和感、痛みを感知できた段階ならば、ヘルニアを引っ込める方法があるのだ。二つ折りにした座布団などを臀部の上、臍裏腰の前曲がり部分などの下に横に当て、膝も立てるなどもして自由にした腰をそろそろあれこれと動かしてみる。周辺筋肉を脱力させてやるのがコツで、こうやっていると問題の患部がどこなのかが分かってくるはず。そこを中心にとにかく脱力して反ったり返したりしてほぐしているうちに患部が引っ込むのである。カクンとかキクッという感じで引っ込む。牽引療法で引っ込めるのと同様の原理が、ごく初期の内ならこんなやり方で有効ということなのだが、この初期の内の感知・手当・やり方が分かれば百発百中。僕の50歳以降にもう再発は無いのはこのやり方をマスターしたからである。
 ただしひと言、僕は普通より胴回り筋肉が強かったと思う。だからこの程度で引っ込められたヘルニアがすぐにまた(大きく)出るということがなかったと。ヘルニアがある人は、腹筋背筋を鍛えろというのはコルセットと同じ原理。痛くない時にこの鍛錬が出来なければ、なかなか直せない身体になっていると考えます。

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臨戦体勢向かう、米の対中報道  文科系

2021年05月15日 11時04分30秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

  以下は「マスコミに載らない海外記事」サイト本日分からの転載。アメリカの対中報道はこのようにして作られていると、解説している。マスコミ記者達の質問自体がこのように「政府以上に好戦的な言葉で誘導するよう方向付けられている」のでは、米の対中報道が既にルビコンを越えているとしか言いようがない。これはもはや、日本人には馴染みの太平洋戦争日本の「大本営発表」ラジオ放送。


【 2021年5月15日 (土) ロシアと中国に関する言説に欠けている重要な言葉:緊張緩和  2021年5月5日 ケイトリン・ジョンストン バイデン  

 政権の中国政策に焦点を合わせたノラ・オドーネルの最近の60ミニッツ・インタビューで、トニー・ブリンケン国務長官は、ルールに基づく国際秩序の擁護者としてのアメリカ、北京にそれを遵守するようにさせる重要性について話した。

「我々の目的は、中国を封じ込めたり、阻止したり、抑制したりすることではない。中国が挑戦している、このルールに基づく秩序を擁護することだ」とブリンケンは述べた。「この秩序に挑戦する国が誰であれ、我々は立ち上がり、秩序を擁護するつもりだ。」

 もし、ブリンケンが本物のジャーナリストと話をしていたのであれば、中国に対し「ルールに基づく秩序」を擁護する、どのような特定の方法が、中国封じ込めたり、抑制したりすることと違うのかと問われたはずだ。今世紀の変わり目以来、制裁と封鎖で、故意に一般人を餓死させながら、違法戦争で何百万人も殺害し、何千万人も強制退去させている国が、自身を「ルールに基づく秩序」の擁護者だと、どうして公言できるのかとも問われたはずだ。
 だが、ブリンケンはジャーナリストと話していたのではなかった。ブリンケンはノラ・オドーネルと話をしていたのだ。

 ブリンケンとのオドーネルのインタビューは、現代の主流記者が、なぜ、もっとタカ派で、攻撃的にしないか知りたいと要求する時だけ、アメリカ当局者に挑戦的な外交政策の質問を許される事実の完ぺきな実例だった。インタビュー中に、ブリンケンが聞かれた質問のいくつかが、ここにある:

「あなたが、狙いは中国封じ込めではないとおっしゃるのはわかりますが、今まで中国が軍事的に極めて強引だったり、攻撃的だったりするのを見たことがありますか?」
「あなたは我々が中国と何らかの軍事対決に向かって進んでいると思われますか?」
「人権について話しましよう。世界の他の国々が見ていないかも知れないことで、あなたが新彊で起きているのを見たことをお話しください。」
「新彊が中国との超えてはならない一線でなければ、何がそうなのでしょう?」
「中国はアメリカから、何兆ではないにせよ、何千億ドルもの企業秘密や知的財産を盗みました。それは敵の行為のように聞こえます。」
「それでバイデン大統領は、習主席にそれをやめるよう言ったのですか?」
「中国は長期的に、戦略的に、何十年も先を考えます。アメリカは最近、あちこちで遅れを取り戻しただけで、我々は戦略的、長期的に考えておらず、結果的に、中国が我々を超えることになるのでしょうか?」
「中国政権は香港に何をするつもりでしょう?」
「それなら、北京の2022年オリンピックをボイコットしましょう?」
 
 アメリカ政府による新彊「大量虐殺」言説の多くの目につく矛盾や、欧米の戦略地政学的狙いを推進するため、この言説をでっちあげる巨大なプロパガンダ攻勢で我々が目にしている多くのものを、ブリンケンは決して問われることはなかった。ブリンケンが、中国が「軍事的に極めて強引だったり、攻撃的だったりする」のは、アメリカが何年も、中国を軍隊で積極的に包囲している事実に関係があるかどうかも決して問われなかった。この危険な路線から離脱するため、緊張緩和を追求して、どんな措置をとれるかについて、ブリンケンは、決して、オドーネルに問われなかった。
 実際、アメリカに中央集権化した帝国が、ロシア、中国両国と益々敵対的な冷戦に向こう見ずに突入する中、国々の間での敵意緩和を意味する言葉「緊張緩和」は、奇妙なことに、主流談話に欠如している。先の冷戦中は、著名な民主党議員、共和党議員ともに受け入れていた議論の主な焦点だったが、この危険な新しい複数戦線の冷戦で、それは消え去った。

 時折、この言葉を目にするが、それが最も重要なはずの強力な二大核武装国に関しては、ほとんど決してないように見える。シリアとサウジアラビア間の緊張緩和の可能性がある協議に関する最近の「ガーディアン」記事や、三週間前のロイター記事は、アメリカとイラン間の緊張緩和に触れており、先月のウォールストリート・ジャーナル記事は、アメリカと北朝鮮間の緊張緩和を書いていたが、最近、広範に流れる欧米のニュース・メディアによる、この言葉の使用は、見つけるのが困難か、全く見あたらない。
 この概念さえ存在しないかのようだ。選択肢として考慮さえされていないかのようだ。それが選択肢なのを、人々は知らされていないかのようだ。私が日々参加するオンライン会話や討論で、これが展開するの目にしている。一般にモスクワと/あるいは北京に対する、アメリカの無謀な冷戦エスカレーションを擁護する人々は、緊張緩和が起こり得る可能性を考慮さえしていないかのように語る。多くの人々は、そういう言葉が存在することさえ知らない。彼らは唯一の選択肢は益々対決的な冷戦エスカレーションと考え、いかなる代案を考慮する概念的枠組みさえ持っていない。そうやって、ロシアと中国との平和の可能性は、徹底的に人々の注目から隠されているのだ。


 これは完全に計画的なように思われる。著名な学者で米露関係の専門家故スティーヴン・コーエンは、去年亡くなるまで、常に「緊張緩和」という言葉を使っていたが、それまでの年月に、ロシアとの事態が熱くなり始めるにつれ、彼は主流チャネルが、彼の分析を益々歓迎しないことに気がついた。同じ理由で、ノラ・オドーネルは、ブリンケンに、決して中国に対する攻勢を緩和させる方法ではなく、どのようにエスカレートするつもりか尋ね、主流メディアは、緊張緩和の緊急な必要性や可能性に関して、一般大衆を無知のままにしいるのだ。我々は、既定の事実として選べる唯一の選択肢は、この二つの核保有国への攻勢を強化し続けるのを当然と思うようにされている。これはウソで、正気ではない。緊張緩和は絶対に選択肢だ。少数の有力な社会病質者が、アメリカ帝国は、いかなる犠牲を払っても支配権を維持しなければならないと決めたからといって、我々は毎日核のロシアルーレットという精神病ゲームで、地球上の全ての命を危険にさらし続ける必要などないのだ。

 我々全員仲良くして、人類の繁栄に向かって、我々のエネルギーを一緒に使うことができない正当な理由などない。これを議論の話題として認めさえしない、主流言説をでっちあげる連中の狭まりつつある信じがたいオバートンの窓は、彼らは権力者のために、それを意図的に、気がつかないよう隠していると言う。中国とロシアの権益を攻撃し、傷つけることに代わる唯一の選択肢は、アメリカ帝国が地球の一極支配を放棄し、他の国々にその支配を越えて繁栄するのを許すことだから、隠されているのだ。

 クレムリンや中国共産党に対する邪悪な忠誠心があると、しばしば私は非難されるが、これは、日にちと、たまたまその時書いている内容で変わる。だが、私の命や、私が愛する人々の命や、この惑星を共有している全員の命が、権力者以外の誰のためにもならない、ばかばかしいアメリカ至上主義価値観に賭けられるのに私は同意しないというのが現実だ。我々が武器を放棄し、他国の人々と友好的に協力できない、もっともな理由など存在せず、違うことを言う人々は、皆ウソをついているのだ。 】 

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今一度、鹿島サッカーへの警告   文科系

2021年05月15日 07時22分36秒 | スポーツ

 13日の拙稿で、こう書いた。ヤフー・スポーツナビの「Jリーグ」から、各チーム別「試合情報」の直近年規定数ゲームのレッド、イエロ-集計数字をあげて。

『 そこで、鹿島がこの5月以降にJリーグゲームを組まれている6チームとの近年直近ゲームにおける警告、退場の数値を調べてみた。Jリーグ・スポーツナビにあった数字である。
 以下は、イエローとレッドの鹿島対相手の数の比較である。横浜FCとは、警告が鹿島20に横浜16で、退場は鹿島のみ2人。FC東京相手では同じく20対12の、2対1。以下、名古屋、横浜FMと来て、C大阪が20対6の、2対0、川崎が20対8の2対0である。これらを合計すると、以下のように酷い数字になるから、僕はもーびっくり。
 イエロー合計が鹿島120に対して、相手は73。レッド退場に至っては実に12対1である。こんな数値が出ると、鹿島のイエローもレッドも半ばは確信犯としか思えないのである。警告が常にぴったり20だとか、それも強いチーム相手には前半が3で、後半に17などと数値を揃えている場合が多いとか、これではまるでJリーグが鹿島の「コレ」をよく知っていて、「ここまでにしておけよ」と「警告の範囲」の協約でもあるかのようだ。そんな不信感が湧いてきた。』

 さて、こんな動機からもう一度、見直してみたものがある。先日のFC東京戦だ。なお、以下は一つの仮説であることを断っておいたうえで、今後Jリーグ審判達によーく観ておいて欲しいという要望として書くものである。

 FC東京戦でも、直前の名古屋戦と同じあるプレーが観られた。相手キーパーに対するプレーである。東京の波多野に傷を負わせたのだ。波多野が早く追いついて確保したボールに鹿島選手がシュート狙いのキック、その足が波多野の顔にあたって、しばらくして起き上がった彼の左目の上が一目で分かる大きさで赤く腫れている。血腫ができていたのではないか。
 これに付け加えてもう一つ。直前の名古屋戦の1得点目を巡ってこんなことが起こっていた。当ブログ13日拙稿冒頭のこんな表現だが。
『Jリーグ名古屋・鹿島戦を観た。0対2で鹿島の勝ち。この昨日の結果はまー、認めよう。1得点目、ランゲラック失策得点のビデオ判定にはビデオ盲点(鹿島の選手が、ハイボールを両手でつかんだ瞬間のランゲラック上半身に肩でぶつかった)に関わって抗議もあるが、2得点目は見事なものだったことだし』

 直近2ゲームで同じ相手キーパーに対して続いたこういうプレーには、僕としての総合判断として偶然とは思えないふしがわいてきたもの。キーパーに対する反則すれすれのプレーは直接得点に結びつくものだから、今後の鹿島戦の審判はこの点については特によーく観ていて欲しい。セットプレーなどで常に相手キーパーに密着している鹿島選手を特によーく。なお、サッカーゲームでは、キーパーへの反則は統計数字を取っておく必要があるのではないか。そしたら、鹿島のそれは上のレッド、イエロー数字のように他を圧して多くなるはずと、僕は推定している。

 サッカーファン、Jリーグファンである僕がこんな事を書くのは、勇気が要ることだった。しかし、ファンだからこそ書いた。半ば意図的な反則常習であるならば、ゲームを荒らして選手も観客も気分が悪くなるからだ。以上は、ヤフー「Jリーグ『試合情報』」における鹿島ゲーム関連のイエロー、レッド数字には誤りは無いだろうという前提の上での判断であるが。

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教科書「慰安婦」で「忖度」強要?  文科系

2021年05月14日 02時24分25秒 | 国内政治・経済・社会問題

    最近、教科書の慰安婦問題を巡っておかしな動きがある。例えば4月30日エントリーで『教科書の「慰安婦」、政府が改ざん指示』を書いたが、この問題が12日朝刊報道ではさらに妙なことになってきた。30日に書いた『従軍慰安婦をただの「慰安婦」に』の変更について、政府からこんな指示が出たのだそうだ。
「教科書会社から訂正申し出があれば了としたい。ただ、今差し替えを要求するのはやや厳しすぎるから、今後は政府方針に従っていただくとする」
 
  このことについて30日エントリーではこう書いたもの。
『29日朝刊によれば、政府が教科書の「従軍慰安婦」をただの「慰安婦」に統一させるのだそうだ。28日記者会見した官房長官談話では『「従軍慰安婦」という用語を用いることは誤解を招く恐れがある』と述べられた。この政府内の理由は今までも述べてきたように「ただの慰安婦、職業売春婦で、当時はどこにでも居た存在」という積もりなのだろう。皇軍との関係を切り離したいのであって、政府見解がある場合には従っていただくということになるらしい』

 さて、これは教科書検定よりももっと悪い、教科書検閲ではないのか。しかも、今その忖度を教科書会社に要求していると。というのは、30日にも証拠を以下のように示したが、戦前政府機関である陸軍省文書や警察文書にも「皇軍将兵慰安婦女」「軍慰安所従業婦」という表記になっていたのだから。
 【 以下二つは「日本軍の慰安所政策について」(2003年発表)という論文の中に、著者の永井 和(京都大学文学研究科教授)が紹介されていたものです。一つは、1937年12月21日付で在上海日本総領事館警察署から発された「皇軍将兵慰安婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件」。今ひとつは、この文書を受けて1938年3月4日に出された陸軍省副官発で、北支那方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒、陸支密第745号「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」です。後者には、前に永井氏の説明をそのまま付けておきました。日付や文書名、誰が誰に出したかも、この説明の中に書いてあるからです。】

 以上、今回の教科書改訂が、歴史的事実の誤魔化し強要、検定以前の教科書検閲、その忖度強要と考えるゆえんである。世界遺産の南京大虐殺にも反対意見を唱えている日本政府だが、戦前を美化する歴史改ざん教育と言うべきだ。歴史を直視せず、嘘を教える国に良い未来は無い。

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数値で証明する「鹿島サッカーの汚さ」  文科系

2021年05月13日 00時27分53秒 | スポーツ

 Jリーグ名古屋・鹿島戦を観た。0対2で鹿島の勝ち。この昨日の結果はまー、認めよう。1得点目、ランゲラック失策得点のビデオ判定にはビデオ盲点(鹿島の選手が、ハイボールを両手でつかんだ瞬間のランゲラック上半身に肩でぶつかった)に関わって抗議もあるが、2得点目は見事なものだったことだし。ただ、鹿島選手全員に、標記のことを告発したい。どこでどう汚いか、昨日のゲームとこれまでの統計数値などから証明する。

 ボールの無い地点で、ボール目がけて争っているその瞬間などに、鹿島の多くが汚いやり方をしていた。ボール争い目指して走り合っているちょっと離れた二人で、肘打ちをしたり、両手で引き倒したり。あれは、汚いボール取り戦略の一部なのだが、それ以上に明らかに相手の心を乱す目的があると観た。名古屋選手の顔などを見ていて、平常心で戦えなくする目的の戦術とさえ思えたのである。そこで、鹿島がこの5月以降にJリーグゲームを組まれている6チームとの近年直近ゲームにおける警告、退場の数値を調べてみた。Jリーグ・スポーツナビにあった数字である。
 以下は、イエローとレッドの鹿島対相手の数の比較である。横浜FCとは、警告が鹿島20に横浜16で、退場は鹿島のみ2人。FC東京相手では同じく20対12の、2対1。以下、名古屋、横浜FMと来て、C大阪が20対6の、2対0、川崎が20対8の2対0である。これらを合計すると、以下のように酷い数字になるから、僕はもーびっくり。イエロー合計が鹿島120に対して、相手は73。レッド退場に至っては実に12対1である。こんな数値が出ると、鹿島のイエローもレッドも半ばは確信犯としか思えないのである。警告が常にぴったり20だとか、それも強いチーム相手には前半が3で、後半に17などと数値を揃えている場合が多いとか、これではまるでJリーグが鹿島の「コレ」をよく知っていて、「ここまでにしておけよ」と「警告の範囲」の協約でもあるかのようだ。そんな不信感が湧いてきた。

 ちなみに、サッカー界ではブラジルサッカーとイングランドサッカーとの違いは有名なもの。ブラジルサッカーの象徴こそ、あの「ネイマール」。ちなみにこれは、名前ではなく、彼の有名になったある行為を指している。彼はもう、どのイングランド強豪も取らないはずで、今よりもよほど弱いチームにしか行けないはずだ。もっとも、最近話題になったヨーロッパ・スーパー・リーグへの確信犯3チーム、ユーベ、レアル、バルサはイングランドやドイツでは悪名高いこの人物を取るかも知れない。対するイングランドサッカーの象徴は名古屋にもいたことがあるリネカーで、彼の「反則無し得点」は当時から世界に轟き続けて来たサッカー史上に残るレジェンド。これがレジェンドになるイングランドと、今「ネイマール」を生み出しているブラジルと、この違いをサッカー後進のJは是非学ばねばならぬと僕は思い続けてきた。ちなみに、鹿島は、日本で数少ないブラジルサッカーの伝統に忠実なチームなのである。と言う知識があるからこそ、僕が上の数字を見つけられたということも、ここに付け加えておく。

 ちなみに、以上のような明白な数字は、評論家、サッカーライターなどがとっくに指摘していなければならぬ事だ。

 こんなJリーグに今、是非勧めたいことがある。「今期どのチームの反則が一番多く、汚いという意味で気分が悪かったか」について、終了後に全J1選手からアンケートをとると良い。そして、それが多かったチームは、今後「要警戒」とする。以降特に、「汚い」とされたチームについて、審判に見えにくいボールの無いところでの競り合いビデオによく注意していること。鹿島には「見えないイエロー」だけではなく、「見えないレッド」こそ多いと断言しても良い。上の6チーム相手の鹿島レッドの相対的な多さが何よりも、そのことをも示している。これは、サッカーで言う相手選手へのリスペクトに最も欠ける行為、チームということになる。

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最新例「今、アメリカこそ日本の疫病神」    文科系

2021年05月12日 10時13分53秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

 愛読する「マスコミに載らない海外記事」のサイト12日にブライアン・クローリーという豪退役軍人の「核の気候変動:事態を激化させるワシントン」と言う記事が載った。この書き手は、英国と豪州との元高級軍人で、国連軍を通じてパキスタンなどにも関係していたお人。つまり、アメリカの世界政策にとてもよく通じている。パキスタンというのは、あの中村哲や孫崎享両氏のようにアメリカの世界政策がとてもよく見える場所だったのである。

 この記事が、この4月の日米首脳会談に触れていて、アメリカ対中政策における「日本への要求」が鮮明すぎる程に読めるのである。ちなみに、今後の日米「合同」対中政策を観ること無くしては、日本の将来は何も語れず、その際、今までの自民政府が対米譲歩ばかりを繰り返してきたのを、よく覚えておきたい。己の権力を守るためにアメリカの言うことを聞いた分、日本国民にしわ寄せしてきた、と。聞き入れなかった政治家は、角栄、小沢のように抹殺されたという事実、も。抹殺の前には「盗聴・脅迫」もあるのであって、こんな対日工作からこそ、日本現在の貧困の数々も起こったのだった。国民一人当たりGDP世界順位が今や34位で台湾はもちろん韓国にも抜かれたというは、何よりもこの事の結末なのである。

 因みに、向後のアメリカ対中政策はますます「窮鼠」になっていくのだから、日本にはとんでもない疫病神にしかならないのである。また、アメリカがドイツ・メルケル首相の私的電話の盗聴さえやって来たという事実を日本国民もよく覚えておくべきである。

 

『 (前略)4月16日、ホワイトハウスで、バイデン大統領が日本の菅義偉首相と会った際、ワシントンが透明だという核政策の一つの側面が明らかにされた。彼らの共同声明は「新たな時代におけるアメリカ-日本グローバル・パートナーシップ」という題で、ワシントン長年の核戦争準備を、バイデンが決定的に承認した、これまでで最も重要な兆候だ。このおそろしい文書は、どんな問題に関しても、中国との妥協の可能性があり得る兆しを示しておらず、バイデン、菅両者が十分理解しているが、中国の国際政策の土台に対して究極的に挑戦的なものだ。つまり、南シナ海の島嶼に対する主権の主張。

 南シナ海に対するアメリカの立場は、国際法に基づくべきだと、ワシントンは繰り返し述べており、バイデン-菅の中国との対決的宣言は、国連海洋法条約に記されている航行及び上空飛行の自由を含む、海洋における共通の規範を推進する」合意を強調している。これは、アメリカが、イランやイスラエルやシリアや朝鮮民主主義人民共和国やリビアなどの国々と共に国連海洋法条約UNCLOS批准を拒否した事実がなければ、耳を傾ける価値があったかもしれない。バイデンは、他の国々に、ワシントンが拒絶した重要な国際協定に従って海事に対処するよう命じているのだ。

 アメリカは日本を支持するとし、戦争までバイデンは誓約したが、国連海洋法条約UNCLOSが、その戦争正当化に使える事実がなければ、ばかばかしい、くだらないものだ。バイデンは「アメリカ/日本同盟のため、共有する安全保障に対する強固な支持」を宣言し、特にワシントンと東京は「朝鮮民主主義人民共和国や中国の挑戦や、東シナ海、南シナ海などの問題に対処するための協力を固く決意している」。核心は共同声明の「核を含むあらゆる種類のアメリカの能力を用いた日米安全保障条約下での日本の防衛に対する揺るぎない支持」という声明だ。何気ない言葉は「核を含む」だ。

 究極の剣が振りかざされたのだ。4月16日、アメリカ大統領は、中国に核兵器を使うという露骨な恫喝をした、4日後、ロシアと中国の都市を破壊する永久警戒状態にある何百発ものミニットマン大陸間弾道弾を新しい「地上配備戦略抑止力」に換えるため、上院は950億ドルの出費を承認しなければならないとアメリカ戦略軍司令官が主張した。

 ワシントンと東京は「対決を、この地域全体の主題にしようと試みている」と見る中国環球時報の(準公式)論説を読んでも驚くべきことではない。これは確かに、そういう政策で、ワシントンは核兵器を強調して、対決の雰囲気を激化させているように思われる。我々は更に一歩、惑星の破壊に近づいたのだ。

 Brian Cloughleyは、イギリス軍とオーストラリア軍の退役軍人、元カシミール国連軍事使節副団長、元在パキスタンのオーストラリア国防担当大使館員』

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ネットで押し倒そう、東京五輪  文科系

2021年05月11日 05時11分59秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 ネットをネトウヨ諸君から奪い返して、「押し倒そう、東京五輪!」。これはもう、今や当たり前の正義、良識判断というもの。いつも安倍思想・政治寄り見え見えのヤフーでさえ、今やこんな記事が続いているのだしして。

『感染者の治療よりも五輪が大切と言えるのか』
 これは、五輪に医師、看護婦を派遣せよと言う政府命令を批判したものだろう。並んでこんなのがあったから。
『「看護師の五輪派遣は困ります」 Twitterで訴えの連帯広がる。「患者を守ることに必死で五輪どころでない」』 
  こう語っているのは、愛知医労連の「ネット・デモ行進」の言葉とあった。

 それよりも何よりも、五輪で人が流れたら今でも増えている発病者が増え続けるのは必至。それでもやると突き進んでいるのは、大量人殺しを呼ぶことと同じ、これが政治のやることか?! ましてやその動機が今年中にある選挙への与党復活対策と言われて来たとあっては、やはり酷すぎる政治の話になるのである。例えば、行政手腕が普通にあったなら、去年の内にワクチンを普及して五輪へという道もあったはずだが、それもできない無能政治の右往左往でここに至ってしまった。政権能力〇以下なのに、政権は確保したいという酷すぎる自分勝手な政治なのである。テレビに出てくる政治家に投票しがちという今までの我々日本国選挙民もお馬鹿すぎたと、反省せねばならぬのだが・・・。

 ちなみに、あるブログ友が、神奈川県大和市ではワクチン注射を巡ってこんな事が起こっている述べている。
『 新型コロナウイルスのワクチン接種ですが、ここ大和市では85歳以上の集団接種は市内4か所で5月17日から行われます。そしてこの集団接種の電話予約が5月6日から開始され、私の両親の予約をしようと連日何十回となくコールセンターへ電話を入れていましたが一向に繋がりませんでした。 
 そして今日午後4時ごろになってやっと呼び出し音が鳴り、担当者と話が出来る様になったのです。これでついに予約が出来る、とホッとしたのですが、担当者からは「集団接種の予約は今日の午前中で終了いたしました。」と言う予想外の返事だったのです。 
 予定数に達してしまったので受付は一時中断だそうです。そして24日からは75歳以上の方の予約が始まるのですが、それまでに85歳以上で予約が出来ていない人達の予約が優先して出来るかどうかは不明とのこと。なので24日以降はまた予約の電話が殺到して繋がらないことが予想され、85歳以上の人の予約が優先されるということはないそうなのでタイミングが悪い人達はまたあぶれることになるのです。』

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「森喜朗会長が怒ってます」で、Nスペ番組変更   文科系

2021年05月10日 15時10分29秒 | 国内政治・経済・社会問題

 以下の内容は、「森喜朗会長が怒ってます」から、NHKスペシャルのある五輪番組放送が2か月遅れになり、「世論調査」内容も変えられたという話である。種本は、岩波の総合雑誌「世界 6月号」の記事、「NHKと政治と世論誘導 公共放送の内部で何が起きているのか」。この記事が扱っている「誘導」内容は、二つあって、一つは去年10月29日の「クローズアップ現代 学術会議をめぐり何が?」について、もう一つは2021年1月24日放送予定の「NHKスペシャル 令和未来会議 どうする? 何のため? 今こそ問う トウキョウオリンピック・パラリンピック」。
 この前者は、放送前日夜から番組の急遽一部差し替えが行われた問題。この出来事は、この放映のつい3日前、26日「ニュースウオッチ9」に出演した管総理が学術会議問題質問を受けたことをめぐる例の「総理が、怒ってます」を直接引き継いだもの。後者五輪問題Nスペ放送は結局2か月遅れ、内容変更となったのだが、クレームの出所はやはりあの森喜朗氏。今度は、1本の電話「森会長が怒ってます」に始まって内部闘争があったというその経過記述を追ってみよう。

 この番組は 1月24日放送予定、出演者収録予定が17日。「森会長が怒ってます」から内部闘争が始まったのが15日。NHK世論調査の五輪関連結果が13日放送されたその内容を巡って、組織委員会からかかってきた1本の電話から始まった内部闘争だという。電話の内容は「世論調査の項目設定とまとめ方がおかしい」というものだが、2か月後に放送されたこの調査項目、内容は、森氏のクレームに従って修正されたものになっていたというのである。「開催」と「中止」と「さらに延期」の3項目調査であったものが、「従来通り行う」「人数制限で」「無観客で」「中止」と換わったのだそうだ。森氏は「さらに延期」が「中止」の方に引き寄せられていたと抗議して、変更後には「開催」のほかに、「条件付き開催」が二つも加わっているわけだ。その意図は明らかであろう。

 さてNHKがこれでは、このことに初めて合点がいった。五輪強行開催の雰囲気が、国民の7割反対を押しきってじわじわと増進され続けてきたわけである。公共放送にこんな圧力が掛かるのでは、民放は推して知るべしだろうから。なにか、イラク戦争前のアメリカに似た放送界だと感じざるを得なかった。ただし、今の五輪「期待」?は、イラク戦争直前におけるアメリカ「世論」の支持熱狂ほどのものは到底観られないのであるが。専門家らの声で「中止の検討」も始まったようだが、最悪の発病者数などから当然の動きと思う。無観客開催など論外だし、ワクチンがこれだけ遅れては老人の大量見殺しに繋がるようなものじゃないか。

 政府という権力者が世論を誘導し始めるなどは、歴史上碌な事がなかった。その権力維持のための政治に傾いていく必然性があったからだろう。近代以降の国家、その憲法は、国家が国民に果たすと約束したその諸諸権利を描いたもののはずだ。国家は、国民世論の後から付いていくべき存在に過ぎぬということである。

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書評 「アメリカ帝国の終焉」⑤最終回  文科系

2021年05月08日 08時07分37秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 
 
「アメリカ帝国の終焉 勃興するアジアと多極化世界」(進藤榮一筑波大学名誉教授著、講談社現代新書、2017年1月刊)の要約・書評第5回目、最終回になった。今回は、全4章「勃興するアジア」の第3節「太平洋トライアングルからアジア生産通商共同体へ」と最終章「同盟の作法──グローバル化を生き抜く智恵」の要約である。

 東アジアの生産通商状況が世界一の地域激変ぶりを示している。80年代中葉から2000年代中葉にかけて一度、2000年代中葉から後にもう一度。前者は太平洋トライアングルから東アジア・トライアングルへ、後者は「三様の新機軸」という言葉で説明がなされている。

 太平洋トライアングルというのは、日本、東アジア、アメリカの三角関係だ。日本が東アジア(主として韓国、台湾)に資本財、生産財などを輸出してそこの物作りを活発にし、日本、アジアがそろって米国に輸出した時代である。その「日本・アズ・ナンバーワン」の時代が、世紀の終わり20年程でこう換わったと語られる。アジアの生産、消費両方において、アメリカとの関係よりもアジア域内協力・互助の関係が深まったと。最終消費地としてのアメリカの役割がカジノ資本主義・超格差社会化によって縮小して、中国、東南アジアの生産と消費が急増し、東アジア自身が「世界の工場」というだけでなく、「世界の市場」にも変容したと述べるのである。
 例えば日本の東アジアへの輸出依存度を見ると1985年、2000年、2014年にかけて17・7%、29・7%、44・5%と増えた。対して対米国の同じ依存度は、46・5%、29・1%、14・4%と急減である。
 ちなみに、世界3大経済圏(の世界貿易シェア)という見方があるが、東アジアはアメリカを中心とした北米貿易協定をとっくに抜いて、EUのそれに迫っているのである。2015年の世界貿易シェアで言えば、EU5兆3968億ドル、東アジア4兆8250億ドル、北米2兆2934億ドルとあった。


 次にさて、この東アジアが2000年代中葉以降には更にこう発展してきたと語られる。
 東南アジアの生産性向上(従って消費地としても向上したということ)と、中国が主導役に躍り出たこと、および、インド、パキスタンなどの参加である。
 この地域が世界で頭抜けて大きい工場・市場に躍り出ることになった。
 例えば、世界からの直接投資受入額で言えば2013年既に、中国・アセアンの受入額だけで2493・5億ドル、EUの受入額2462・1億ドルを上回っている。
 これらの結果リーマンショックの後には、世界10大銀行ランクもすっかり換わった。中国がトップ5行中4つを占め、日本も2つ、アメリカは1つになった。


 さて、こういう世界経済の流れを踏まえてこそ、日本のあるべき発展、外交、防衛策も見えてくる。最終章「グローバル化を生き抜く智恵」というのは、そういう意味なのだ。世界経済発展の有り様と東アジア経済の世界的隆盛とを踏まえれば、日本の広義の外交の道はこうあるしかないだろうということだ。
 最初の例として、中国への各国直接投資額が、2011年から2015年にかけてこう換わったと指摘される。増えたのが、韓国、フランス、ドイツ、EU4か国などからの投資額で、それぞれ、58・0%、58・4%、38・0%、24・4%の増加。減ったのがアメリカ(11・8%減)と、日本に至っては49・9%減なのである。

 次に、新たな外交方策として、アジア重視のいろいろが提言される。アジア各国の生産と消費との良循環を作ることを通して得られる様々なものの指摘ということだ。今のアジア各国にはインフラ充実要求もその資金もあるのに日本がこれに消極的であることの愚かさが第一。この広域インフラ投資を進めれば、お互いの潜在的膨張主義を押し留めるという抑止力が働くようになるという成果が第二。こうして、アジアが経済的に結びつくことによって不戦共同体が出来るというのが、最後の意義である。

 最後に述べられるのがこのこと。日本が見本とすべきだと、日本と同じアメリカの同盟国カナダの対米外交史を示していく。アメリカと同盟関係にありつつも、中国との国交回復では米国に先行してきた。この時の元首相トルドーはアメリカのベトナム戦争に反対したし、その後のカナダもまたアメリカのシリア軍事介入に反対した。このように、カナダの対米外交は対米同盟絶対主義ではなく、国民民生重視の同盟相対主義なのだと解説される。その対中累積投資額は580億ドルとあって、カナダにとって第2位の貿易パートナーが中国なのである。アメリカ帝国の解体と日本の対中韓孤立状況を前にして、カナダのこの立場は極めて賢いものと述べられる。


 さて、この書の結びに当たるのは、こんな二つのテーマだ。英国のEU離脱とは何であり、現在のグローバル化は過去とは違うこういう積極的なものであると。
 英国のEU離脱を引き起こした『(EUの難民)問題はだから、(エマニュエル・トッドが語るような)EUではない。中東戦争の引き金を引いた米欧の軍事介入だ。それを支える米国流“民主化”政策だ」
 そして、現在のグローバル化とはもはや、米英流金融マネーゲームのそれではなく、こういうものだと語られる。
『一方で先進国の不平等を拡大させながらも、他方で先進国と途上国間の不平等を限りなく縮小させているのである』

(終わり)
 
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書評 「アメリカ帝国の終焉」④  文科系

2021年05月07日 00時25分59秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

「アメリカ帝国の終焉 勃興するアジアと多極化世界」の要約、書評第4回目だ。
 今回要約部分各節の表題を上げておく。第3章「勃興するアジア──資本主義の終焉を超えて」全3節のうち、1節「ジャカルタの夏」、2節「勃興するアジア資本主義」の二つだ。と言ってもこの部分はこの書全220頁ほどの内40頁程を占める。次の第3節「太平洋トライアングルからアジア生産通商共同体へ」とともに、「アメリカ終焉」と並んで、本書のもう一方の「アジアという柱」なのである。
 ちなみに、「資本主義の終焉を超えて」というのは、近ごろこの終焉が語られるのを意識して、「どっこい、こう続いている」という意味である。「知名のエコノミスト、水野和夫教授や榊原英資氏は、・・・『資本主義の終焉』を示唆し強調する」(P137)という問題意識なのである。さて・・・・


 2014年のIMF報告によると、「新興G7」のGDPは37兆8000億ドル、いわゆるG7のそれ(34兆5000億ドル)を追い越したと言う。前者は、BRICs4国に、トルコ、メキシコ、インドネシアを加えたものだ。ちなみに後者は、米日独英仏伊加である。なお、2011年には南アが加わって、BRICsはBRICSと5か国になっている。この国連合が2015年に作ったのがBRICS開発銀行、同年12月にはアジアインフラ開発銀行(AIIB)も設立された。発足時加盟国57,17年度には82か国になる見込みだ。因みに後者には日本の鳩山由紀夫氏が国際顧問に就任したとあった。
 この「南北逆転」にかかわって、2012年の日本エコノミスト誌「2050年の世界」は、有名なアンガス・マディソン(フローニンゲン大学)の資料に基づいて、「アジアの隆盛、欧米の沈滞」という予想をしている。また同じことを、近ごろ有名なユーラシア・グループ代表イアン・ブレマーの言葉を採って「Gゼロの世界」とも呼んでいる。このグループは、世界政治の危険因子研究などを通して、企業の世界戦略策定への売り込みを糧にしようとした企業と言って良い。

 次に出てくるのが先述の「資本主義の終焉」論争である。「金利生活者の安楽死」を予言したケインズを採って、利子率の長期的低下からこの終焉到来を述べてきた水野和夫氏らの論に対して、著者はこんなことを語る。先進国はゼロ金利でも、新興G7はずっと5%金利であると。ただし、中国だけが16年にやや下げたと、断りが付いている。こうして、プラント輸出なども含めて日米の金も、水とは違ってどんどん高い所へ流れていったと。なお、国際銀行の貸付金にこの逆流が起こったのは04年のこと、アメリカなどのゼロ金利政策が固定化され始めた頃であるのが面白い。また、08年のリーマン後は、アジアへのこのお金の流れが激増した。こうして、
「資本主義の終焉ではなく、資本主義の蘇生だ」(p141)

 次にアジア資本主義の勃興ぶりだが、情報革命が物作りを換えたという。資源労働集約型から知識資本集約型へ。次いで、東アジア単一経済圏という「地理の終焉」。東京・バンコック間は、ニューヨーク・ロス間と変わらないのであって、「早朝東京を発てば先方で重要な商談をやって、その日のナイトフライトで翌朝東京本社へ」という解説もあった。

 さらに、EU統合などと比較して、こんな特徴も語られる。EUは法優先の統合だったが、アジアは事実としての統合が先に進んでいると。これについては、ある製品を面、部分に分けていろんな国で作ってこれを統合するとか(モジュール化)、その単純部分は後発国に先端部分は日本になどと発注してコストをどんどん下げるとか、後発国の所得水準をも上げることに腐心しつつ一般消費市場を拡大していくとか、等などが進んでいる。この結果としての、いくつかの製品、輸出などの国際比較例も挙げてあった。

 先ず2015年の自動車生産シェア(%単位)。アジア・北米・欧州の比率は、51・2、19・8、20・2であり、アジアの内訳は、中国27・0、日本10・2だ。
 結果として例えば、インドが、新日鉄住金を2位に、中国企業を3~5位に従えた鉄鋼世界一の企業を買い取ったというニュースも、何か象徴的で面白い。ルクセンブルグの本社を置くアルセロール・ミッタル社のことである。
 
「東アジア主要産業の対世界輸出における各国シェア」という資料もあった。電気機械、一般機械、輸送機械三区分の世界輸出シェアで、1980年、2000年、2014年との推移資料でもある。三つの部門それぞれの、1980年分と2014年分とで、日中のシェアを見てみよう。電気は、日本69・7%から11・1%へ、中国は、0・7%から42・8%へ。同じく一般機械では、日本88・6から19・1と、中国1・5から51・7。輸送機械は日本が最も健闘している部分でそれでも、97・4から44・8、中国0・2から18・5。なお、この最後の輸送機械については韓国も健闘していて、0・6から20・8へと、日本の半分に迫っているとあった。

(最終回へ続く) 

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川崎・名古屋の第二戦目  文科系

2021年05月06日 12時23分13秒 | スポーツ

  2戦目は、名古屋2対3と、僕の予想以上に健闘した。その名古屋側の視点でこのゲームを振り返ってみたい。稲垣の中距離シュートと、マテウスのフリーキック得点だったが、それぞれこんな特徴が観られた。
 稲垣の得点は、右サイドバック森下龍矢のクロスが素晴らしかった。この森下、速いし、強いし、クロスが正確。そもそも、いつも楽しそうな笑顔を浮かべた「得点するぞー」というようなポジティヴな雰囲気、姿勢が凄く良い。今評判の鳥栖から今年入ってきた選手で、右サイドバックの定位置を獲得するのではないか。名古屋はこれで、左に相馬、右に森下と2枚の良いクロッサーが揃うから、同時に使っても、入れ替わりで使っても良く、凄まじい武器になるはずだ。クロス得点というのはサッカー古来からの飛び道具で、いつでもどこでも比較的相手を出し抜けるもの。得点の確率は、クロスの正確さと受け手のポジショニングを磨くことで向上する。名古屋の前には、山崎と柿谷もいるから、合わせる練習を積んでいけば良い。
 もう一方のマテウスのフリーキック得点は、まるで魔法のようなもの。相手ゴールに向かって右ポスト横の方30m近い距離があったと思うが、ゴールに角度がない位置から、これしかないという入り方をした。ゴール逆サイドファー側ポストの外上に向かって強めに飛び始め、最後に曲がり落ちて、上部コーナーぎりぎりに入ったもの。こんなフリーキックが蹴れれば、これからいつも彼を使えば良い。

 この第2戦目で名古屋は川崎相手にちょっと自信を取り戻したはずだ。川崎のスーパーな潰し、パス回し、ショートカウンター得点に対して、安全なサイド攻撃とセットプレーからの得点と、磨いていく方向が見えたのだから。それにしても、柿谷や斉藤学ばかりではなく、山崎と言い、森下、長澤と言い、名古屋の人材集めは、近頃とても優れていると思う。GMになった山口素弘の目利きなのだろう。日本初出場のフランスW杯で、中田英寿、名波とトライアングルを組んだ、守備的ボランチの名手だった。

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