ドイツはボルフスブルグの長谷部誠が、監督が交代したとたんに全ゲームにレギュラーとして復活している。前監督の下ではベンチにさえ入れなかったような長谷部が、10月25日監督交代の後は4ゲーム全てに先発なのだ。とともに、チームも3勝1敗と勝って、順位を上げてきたから面白い。移籍を希望した長谷部を気に食わないなどと、前監督に噂された独裁的性格がはしなくも示されたと思うのだが、どうだろうか。
現在のボルフスブルグは勝ち点11で、18チーム中16位。その上は9位が勝ち点14というのだから中位群の団子状態に追いついてきたというわけだ。長谷部が出場してからリーグ戦たった3ゲームで、5位のレバークーゼン(細貝のチーム)を負かすなど勝ち点6を得ている(現在総勝ち点11)のだから、まだどんどん上がって行くと思う。ちなみにカップ戦では、3位のフランクフルト(乾がいる、上り坂チーム)も負かしている。ちなみに、上記のこのレーバークーゼン戦について、こんなニュースもある。
【 長谷部に高い評価 サッカー独メディア採点
[ケルン(ドイツ)共同]先週行われたサッカーのドイツ1部リーグで、3-1で勝ったレーバークーゼン戦に終盤まで出場したウォルフスブルクの長谷部誠は大衆紙ビルトが2で専門誌キッカーが3と比較的高い評価を受けた。
採点は最高が1で最低は6。1-2で敗れたマインツ戦にフル出場したニュルンベルクの清武弘嗣が両メディアから3と、チーム内では最高に並ぶ採点。0-2で負けたバイエルン・ミュンヘン戦にフル出場したアイントラハト・フランクフルトの乾貴士はビルトが4でキッカーは3だった。[ 共同通信 2012年11月12日 19:13 ] 】
この長谷部について、同じドイツの岡崎慎司が彼のブログでこう書いているのがまた、とても面白かった。岡崎の人柄も表れているようで、微笑ましくもあった。
【 てかやっぱり試合出るのが楽しくてしゃーないわ
後はやっぱり日頃の練習やったりを
全力でやっててずっと良ければ監督は使ってくれるんやと感じた
これはやっぱり世界共通なんやと思う!
試合で使うのは監督やけど、監督に使おうって思わせるのは自分の努力なんやな~
とふと思った
だから長谷部さんが試合に出たことがめちゃ嬉しかった
多分サテライトで苦しくても全力でやってたんやなと思う
そういう人間にやっぱりチャンスは訪れるんやなと!
俺もそういう人間でずっといたい
てかこれは長谷部さんに限った事ではない
細貝はじめは同級生で頻繁に電話したりするけど
バァーっとサッカーの話して、
出れるか分からんけどっていう環境から今はずっと試合に出だしてるし 】
何度も言うがこのドイツ全体が現在、破竹の勢いである。進行中のヨーロッパチャンピオンズリーグ戦の全グループで首位に立っている。Bグループでは、内田のいるシャルケがアーセナルを押しのけて。Dグループで香川がいたドルトムントは、スペイン、オランダ、イギリスの各昨年度優勝チームを退けて。Fグループでもバイエルンが首位なのである。そんな訳なのだろうが、マンチェスターユナイテッドのファーガソン監督はドルトムントを優勝候補の一角に挙げている。
ザックジャパン不動のキャプテン・長谷部誠、来年1月が来てやっと29歳。まだまだやれるはずだ。
ドルトムント時代の香川と対決して何もさせなかったと噂になったことがある細貝。長谷部は「速いとか、テクニカルなだけとかの選手は怖くない」と言い続けてきたのだから、当然のことだろう。長谷部自身が浦和でも最も速かったのだし、普通の日本選手よりは強さも備えているのだと思う。そう言えば、彼がドイツに行った当初の「軍隊式体力トレーニングの1年間」は有名な話だった。