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ウ戦争に朗報、ちょっと  文科系

2023年08月17日 23時05分59秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 良い国際情報提供者として尊敬さえしている元硬骨官僚・孫崎享が書いている「つぶやき」で、こんな情報を知った。

『 ウ:継戦争or和平、NATO事務総長の首席補佐官討論会で、キエフはNATO加盟と引き換えにロシア領土に対する領有権を放棄可能と示唆、スイスのノイエ・ツルヒャー・ツァイトゥングは2月CIA長官が露に「ウクライナ領土の20%」を露が維持し和平と提言と報道 』

 ここで何度も書いてきたように、ウクライナ東部・ドンパス地域はロシア人が圧倒的多数の土地。だからこそ、親露ウクライナ政権が武力革命によって潰れた2014年以来戦争前までに、この地の独立をめぐって政権との武力紛争が続き、15,000人だかの死者が出ていると国連でも言われてきた。そして、そのウクライナ側の主力部隊が、アゾフ大隊という日本外務省も当時ネオ・ナチと呼んでいたロシア人敵視の右翼民族主義私兵集団であった。ロシアの侵攻・開戦が悪いというのは世界万民の認めるべきことだが、ドネツク、ルガンスクがそういう特殊な戦争状態が続いていた土地であったのは、事実である。

 今回の提案(CIA長官提案で、ウクライナ政権も示唆したもの?)は、現在ロシアが占領維持しているこの土地の一部をロシアに渡すかわりに、ウクライナのNATO加盟を認めるというもののようだ。そのように、国連の会議でウクライナ政権が示唆したということだが、やっとウクライナ政権から和平への動きが出てきたようで、今後期待して見守りたい。

 ただ、この提案が正式に出ても、ロシアが同意はしないだろう。「ウクライナがNATOに入れば、その後に改めてドンパス武力併合に乗り出す」と考える事もありうるし、そもそも、そういう見通しも見込んで、NATOがウクライナ加盟を認めないだろう。

 ただ、いずれにしても和平提案が出始めたことは、嬉しい。このままでは、ドンパス地域西部に張り巡らされたロシア軍塹壕をめぐってずっと戦争が続き、どんどん人が死んでいくのだから。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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やはり・・・ (文科系)
2023-08-18 12:46:11
 この試案はやはりすぐに取り消された。言い出したNATOの補佐官がそう述べたから、敢えなく消散。

 ところで、ウクライナ情勢はどうか。「反転攻勢」が長くしきりに言われて来たが、これは成功しない。ロシアのような軍事大国が制空権も持った上で対戦車壕も長く準備してきた戦線境界線を破るのは先ず無理だろう。ロシアとしても、ドンパス支配を固定させるだけで、それを越えて進出の意思はないのだから。
 他方ウクライナ側はと言えば、長引きそうな雲行きで徴兵難に陥り始めている。地方の徴兵官汚職が目立ちってその馘首続出なのである。
 今の戦線境界線で固定したにらみ合いが続くしかない雲行きである。これは14年から昨年までと同じ構図なのだ。ただ違うのは、お互いがミサイルやドローンを首都などにも打ち込んでいること。悲惨なことである。
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