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OA組が噛み合って、五輪優勝もあり得る  文科系

2021年06月06日 13時41分11秒 | スポーツ

 U24代表が6対0で勝ったガーナは、若いとか2軍とか言われているが、こう言われるような弱い相手ではない。これは日本の大差勝利という結果から述べている後付け論に過ぎぬのであって、序盤戦に示した組織立ったガーナ・プレスで十二分に分かったこと。むしろ、アフリカの若手で優勝している組織だった強いチームに対して、このゲームは日本が良すぎたといえるものだった。その主たる原因が以下のように、日本のOA組3人の凄さにあったのは明らかだ。日本の若手自身の勝利談話を上げてみよう。

 先ず、堂安律の言葉。
『オーバーエイジの3人が頼もしすぎたなと。後ろにあの3人がいるだけで、前の選手はすごくのびのびとプレーできました。派手な選手たちじゃないのに、あんなにも存在感がある。あらためて、彼らのすごさを肌で感じました』
 次いで、日本で三笘と並んで大評判の、川崎ボランチ・田中碧。ドイツリーグでデュエル勝率ナンバーワンの遠藤を評して曰く。「彼の横でやれるのが幸せです」と来て、いわく。
『(遠藤は)今、日本で一番のボランチの選手。隣でプレーさせてもらっているのは、本当に幸せですし、学ぶものは本当に多い。守備の強度、球際、予測の質、奪取の回数、前を見る意識などは、段違いでした』
 そして、久保建英がまた、右SB酒井を激賞している。「(ロシアW杯で優勝した)フランス代表チームのSBにもなれる選手と観てきた。強いし、速いし、上手いし、何でも出来る選手」。この酒井は、ロシアの立役者パリサンジェルマンのエムバペや、ネイマールとも互角に張り合って来た選手だと、久保もよく知っているのだろう。

 この史上最高のOA3人を有した五輪代表は、とにかく強い。なによりも、身方をも指揮して敵ボールを自由にさせず、とても上手く奪い取れるからだ。ひょっとしなくとも、五輪では優勝するかも知れない。
 因みにこう書くとどこかの馬鹿が、「五輪止めろと言っている人が、五輪サッカーに期待している。ダブルスタンダードだ」と言ってきうる。が、こういうのはまさに屁理屈の典型、僕にはなんとも効かないね。トヨタを批判する人がトヨタ自動車に乗って何故悪いかと語る理屈と同じなのだ。つまり、形式論理批判。こういう批判対象には、大悪から全く悪くないまで、内容的に大差があることを識らぬ馬鹿の批判論法である。

「今五輪開催は大反対である。が、開かれるとしたらテレビは観るし、U24代表優勝を期待している」

 さて、このチームの優勝予測根拠の一つに、森保監督がいない時にチームを任されている横内昭展U-24日本代表監督の手腕を上げておく。決勝でブラジルと見事に渡り合ったトゥーロン国際大会準優勝など、若手国際大会の手腕なら間違いなく森保よりはるかに上という、森保と同じ広島から選手育成・指導者・監督実績を積んできたお方だ。このお方の相手戦略に基づいてOA3人を中心に敵ボールに前プレスの組織的アタックがこなれてくるなら、五輪優勝も夢ではないと考えている。このブログにも書いたけれど、トゥーロン決勝で個人技では数段上のブラジルと互角に戦えたのも、この組織的前プレスのなせる技だったのだから。


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このゲームのハイライン (文科系)
2021-06-07 06:14:19
 このゲーム、吉田・富安の最終ラインは、センターライン近くまで押し上げていることが多かった。すると、こうなる。サイドバック2人も含めて相手ゴール方面ハーフコートに8人が詰められることになる。これだと、ボールを奪われてもすぐに密集プレスで奪い取れるから、継続的かつ大胆に攻められることになる。このボール狩りの仕留め人であるボランチは面白くて仕方なかったはずだ。ボランチの田中碧が遠藤と並んでプレーできたことをここまで表現しているその意味がよーく分かるというものだ。
『隣でプレーさせてもらっているのは、本当に幸せですし、学ぶものは本当に多い』

 これすべて、前プレスが嵌まった成果なのである。かくして、前半の相手シュート0から、6対0必然というゲームだったのである。
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7日エントリーはこの旧ブラジル戦 (文科系)
2021-06-07 18:44:57
 このエントリーの末尾にこういう文章があります。
『このブログにも書いたけれど、トゥーロン決勝で個人技では数段上のブラジルと互角に戦えたのも、この組織的前プレスのなせる技だったのだから』
 この文章中のトゥーロンはブラジルなどとの戦いを改めてエントリーにしたのが7日エントリーです。これと併せてお読み下さい。こんな強いアンダー世代は間違いなく日本サッカー史上初めてと言う程の実績だと思います。
 7日エントリーも是非お読み下さい。
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横内昭展氏の手腕 (文科系)
2022-12-08 18:44:10
標記のことについて、彼が監督したツーロン国際大会決勝のブラジル戦をご紹介しましょう。同点pk戦で、敗れたゲームです。21年6月7日エントリーで再掲していますから、ご覧ください。ブラジルは個人技、日本は組織で戦って、全く互角の勝負でした。

 
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