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韓国の民族主義を告発  落石

2009年06月23日 18時10分38秒 | Weblog
朝鮮日報が興味深い記事を載せていました。

アメリカの大学のシン・ギウク教授が
「民族主義が韓国・北朝鮮で人権や市民権の侵害を正当化する
道具として活用された」と批判した、というものです。

韓国の植民地化について、これまでとは違った視点を
提供するものです。

そのポイントは「単一民族意識は韓国に排他性と偏狭性を持たせ、
思想的貧困をもたらし、政治的独裁を助けた」
というものです。
以下、サワリの部分を・

 米国在住の社会学者、スタンフォード大のシン・ギウク(49)教授が
韓国の民族主義に突きつけた告発状は峻烈(しゅんれつ)だ。
民族主義は植民地解放と近代化・民主化を成し遂げることには寄与したが、
それに劣らぬ代価を要求した、というわけだ。

民族主義が自由主義を圧倒することで、
自由主義の基盤が弱い保守は独裁を支持し、
進歩は政権との間で民族主義をめぐり争い、
その過程で親北・反米に傾いていったという。

シン教授は「檀君神話はもはや有効ではない」と主張する。
東南アジアをはじめ外国人女性が嫁入りする多文化家庭が増えているのに、
単一民族神話ではこうした人々を包み込むことができない、というわけだ。

2006年に英語で執筆した『韓国民族主義の系譜と政治』(創批)
の韓国語版を最近出版したシン教授は、
「統一に備えるためにも、単一民族を強調するより
文化的・種族的多様性と寛容さを拡大しなければならない」と語る。


記者の質問
-民族主義が南北の独裁と権威主義の強化に寄与した、という指摘には当惑する。

教授の答え
 「韓国の民族主義はファシズム的な傾向や全体主義を帯びている。
植民地解放後の李承晩(イ・スンマン)・朴正煕(パク・チョンヒ)体制には、
個人より民族・国家を優先するファシズム的要素がある。
日本で教科書問題や独島(日本名:竹島)問題が起こると、
日本を糾弾する以外、ほかの見解は出てこない。
違うことを言えば反民族的だとののしられる。
米国議会下院で日本軍慰安婦決議案を主導したのは、
日系3世のマイク・ホンダ議員だ。
ニューヨーク・タイムズで日本軍慰安婦問題を取り上げた
ノリミツ・オオニシ記者も日系カナダ人だ。
韓国系の誰かがこのようなことをすれば、
民族反逆者だと非難されるのではないだろうか

       (以下略)

日本にも同じ様な偏狭な民族主義者はいますが・・・

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国民国家で (落石)
2009-06-24 11:26:55
ものごとを納得する時代が
終りつつあるということでしょうか?

日本の韓国研究は、一時は世界を
リードしていましたが、
いまや、見向きもされないとか。

つまり、こういう新しい流れから
取り残されているようです。

NHKのJAPANを批判する
安倍さんたちも、ある意味で
取り残された部類なんですが・・・

NHKはこの新しい流れのなかから
植民地についての研究成果を踏まえて
番組をつくった。
そこが、とても面白かった。

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