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今夜の「報道ステーション」に注目!  へそ曲がり

2006年07月26日 15時02分37秒 | Weblog
 今夜9時54分、「メーテレ」に注目!!

 今日の「朝日新聞」朝刊の3面に、注目したい記事が出ています。以下、紹介します。


     見出し: 1 宣戦詔書「東条大将が使ったように使われることは意図していなかった」 

          2 昭和天皇の回答文発見  45年 海外記者と会見

          3 宮内庁に控え資料


 終戦直後の45年9月25日、昭和天皇が米国のニューヨーク・タイムズ記者とUP通信(現UPI)社長に会い、開戦の経緯や戦後の日本が目指す方向などについて回答した文書の控えが、宮内庁書陵部で見つかった。通告なしにハワイ・真珠湾を攻撃したのは東条英機元首相の判断だったとする説明が事実と確認されたほか、戦争の反省に立って平和国家の建設を目指す意欲などが記されている。(龍沢正之)


 天皇が報道機関の質問に答えたのは初めてで、国際世論に訴えることで天皇に対する戦争責任追及を回避する意図があったとみられる。

 文書は、ニューヨーク・タイムズのフランク・クルックホーン太平洋支局長、UP通信のヒュー・ベイリー社長が昭和天皇に面会した経緯を記録した式部職の「謁見録」(45年)にあった。事前提出した質問への回答という形を取っている。

 クルックホーン氏への回答文は、米国で重視されていた真珠湾奇襲攻撃について、「宣戦の詔書は、東条大将が使ったように使う意図はあったのでしょうか」という質問に、「東条大将が使ったように使われることは意図していなかった」と回答している。

 これまで明らかになっていた幣原喜重郎元首相作成の原案は「戦争の作戦上の詳細は陸海軍の最高指揮官に任される」と名指しを避けていた。

 ニューヨーク・タイムズは9月25日付の1面トップの見出しで「裕仁、記者会見で東条に(真珠湾)奇襲の責任を転嫁」と報道。記事は29日付の朝日新聞に転載された。
 
 記事は幣原原案と異なるため、研究者の間では内容の正確性をめぐって論議を呼んでいた。今回の発見で、記事が回答文通りだと立証された。

 日本の将来への質問には、「平和的な貢献により日本がやがて国際社会で正当な地位を再び占めることを望む」と回答。「銃剣によって、または他の兵器の使用によって恒久平和が確立されるとは思っていない」とも述べている。

 ベイリー氏には「日本はいま、平和への新たな道を歩み始めたが、国民がその望ましい目標に到達できることを心から希望している」と答えた。


 
  今回の回答文は番組製作者の鈴木昭典さん(77)さんの情報公開請求がきっかけで存在がわかった。26日のテレビ朝日系「報道ステーション」で報道が特集される。


     以上です。
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2 コメント

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「報道ステーション」見ます (キャッチホン)
2006-07-26 21:23:44
ありがとうございます。中日新聞の番組欄をみてテレビ朝日のhpまでしらべましたが情報がなく、たいしたことはないだろうと思っていました。見過ごすところでした
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平和憲法と天皇 (へそ曲がり)
2006-07-27 00:05:34
 「報道ステーション」の中で取り上げられた「特集」の内容は、朝刊の記事とは随分違うなというのが、最初の印象である。

 

 この「特集」のハイライトは、米記者との会談での昭和天皇のの発言を、現行の平和憲法、とりわけ「第9条」と関連づけて取り上げていたことではないだろうか。



 「日本の将来」についての展望図がまだ描かれていないこの時期に、昭和天皇の口からそれが出されていたこと、しかも、それが現行憲法の「第9条」」の精神(もちろん制定当時の精神である)に通じるものであるということであった。



 しかも、最初の発信者が「昭和天皇」であったという纏めになったこの「特集」の評価が、今後の憲法論争に大きく影響するのではないだろうか、注目したい。明日の朝刊が楽しみでもある。





 なお、この「特集」が報道されるまでには紆余曲折があったのではないかと思う。今後、圧力が加えられることもあるのではないか?という心配もある。

 これを製作した「鈴木昭典氏」の中にも「記者魂」を感じた。
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