家庭菜園にトマトを作っている方は多いと思います。
我が家もミニトマトを栽培。朝のサラダには欠かせません。
トマトというと、壊れたレコードのように
頭のなかに繰返し、再生されるメロディーがありました。
♪むぎわら帽子に トマトを入れて
かかえてあるけば 暑いよおでこ
パソコンを買った頃、インターネットで検索して分かりました。
北原白秋・作詞。弘田竜太郎・作曲「トマト」
私の記憶に残る最初の童謡でした。
インターネットの力を感じました。
トマト。南アメリカのアンデス原産。
日本語では赤茄子(あかなす)蕃茄(ばんか)とも。
江戸時代に長崎へ伝わったとされていますが
青臭く、真っ赤な色が敬遠され、観賞用でした。
食用として利用されるようになったのは明治以降。
庶民の口にあったトマトが登場したのは昭和に入ってから。
この頃、童謡にも歌われるようになったわけです。
戦争が激しくなると食糧不足から空地を利用した野菜作りが盛んに。
サツマイモなどの他、トマトも栽培されました。
焼跡のトマト豊作敗戦日 静荷
敗戦の日の赤いトマト。
明るい明日を象徴するように輝いていました。
そうなんですよ、白いナスが鑑賞用のように、
トマトも昔は鑑賞用でした。
毒があったりを、ジャガイモ同様に食用に改良していくんですよね。
お腹の空いた子供が柿のようにもいで、食べてぺっぺと吐き出す、古い童話もありました。
コロンブスが新大陸を発見してもたらしたものは、
今では沢山品種改良され、我々の身の回りにあります。
重症だね。