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泣き面に、米シェール売れぬ金融破綻  文科系

2020年03月20日 08時49分57秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

  アメリカが、標記の苦境に陥って、それがまた米バブル株価を大幅に下げているようだ。その震源地は、アメリカが散々いじめ抜いてきたロシア。そのロシアの復讐の仕組はこのようなものである。

 アメリカはこの何年か、「原油売買のドル支払い基軸通貨体制」のためにも、米原油価格はなんとか維持したいと画策してきた。アメリカがその原油価格主導権のためにやっと採算に乗せてきたシェールガス・オイルをなんとか売れるようにするために。ところがここに来て、サウジもロシアも大変な増産に励むことになった。つまり、アメリカの渇望する「他国に原油生産調整をさせて原油価格を高くし、単価が高いシェールガス・オイルを売れるようにしておく政策」に見事に失敗したのである。原油価格が18年ぶりという安値で、ちょっと前の何分の一かに急落してしまった。1000兆円近くが吹っ飛んだコロナによるこのダウ大暴落、恐慌に、ロシア原油攻勢が追い打ちを掛けた結果でもあるのだが、そのロシアはこう喜んでいるはずだ。

『これで、アメリカの新興シェールガス会社をたくさん潰せるだろう! 併せて、国家主導のシェールに将来を掛けて来たファンドや銀行にも大打撃を与えられる』

 アメリカは自分だけが暴力を使えると思い込みすぎてきたようだ。これで、ベネズエラ、イランに対するタガもどんどん緩んでいくならば、世界の平和のためにこそとてもよいことなのだが。

 ただ、今の世界情勢はこんなことを言って喜んでいられるようなものとは正反対、大変な状況なのだろう。ドイツのメルケルがこう叫んでいる。「第二次世界大戦以来の世界試練の時」。

 


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