友人からメールがあって、こんな返信をしました。こういう現時点の総括の上に、今後の見通しについて私見をちょっと。
【 日本代表はちょっと成長しましたね。良い線行きますよ。理由は以下です。
①前からの国際的長所がある。まず、技術的スピード。次いで、持久走力(粘り強さ)と組織力(自己犠牲精神)が合体した『敢闘精神』。これが強すぎて、アガルことでもおそらく世界1のサッカーですね。ゴール前の弱さに、これが典型的に現れていたと思います。
②弱点だったことは、まず当たり弱さとパワー不足。次いで、国際的経験も不足していて、これは『自分たちの戦い方』が分からないことでもあった。
さて、ここのところの強豪との練習マッチ4連敗で、そしてあのカメルーン戦で、一皮むけたと思うのです。まず、当たり弱さは克服できた。これは韓国戦、イングランド戦が大変な自信になったはず。この点では何よりも中田英寿の経験が今に受け継がれています。特に、長谷部、阿部、長友、本田らに。
国際的経験の不足は『自分らの守備文化』の不足に、特に守備陣にスピードがかけることに現れていたと思います。そういう良い人材を、若い頃からDFにしてこなかったと言っても良い。この欠点を持久走力(粘り強さ)と組織力(自己犠牲精神)で補う事に成功したのが、イングランド戦、カメルーン戦だったと、今僕は思います。具体的には、阿部のアンカー起用と、長谷部との2ボランチ起用法と、およびやはり『前線からのプレス』ですね。これで変な失点は少なくなったとの自信が湧き、これが攻撃にも余裕、自信をもたらしている。
こうして今となっては、岡田の無謀すぎた冒険「高い位置からの全面プレス」体験も、逆に急に生きて来たと思っています。
後世、「あそこから日本サッカーが、世界水準に入った」という大会になると思います。これからどんな結果だったとしても 】
さて、オランダ戦こそ、現代表の正攻法でいくはず。岡崎1トップの、2列目が右から俊輔、本田、松井(もしくは中村憲剛か大久保)。中盤が、阿部、長谷部の、サイドバックが長友、今野(駒野)です。
戦い方は、こう。
①前からのプレスと全面プレスの使い分けと、守備ブロックは崩さないこととの併用。
②後半の後半などの攻撃時には、思い切って攻めアガルこと。こうして、オランダにも2点差以上にはならないと、こう申しておきましょう。同点どころか、勝つことも2~3割はある。それがサッカー。あのスペインが、スイスに負けたように。
何度も言いますが、サッカー観戦でボールだけを目で追うのは良くないと思います。こういう子どもの野球観戦法のような見方では、サッカーの面白さは何も分かりません。これではちょうど、自チームの攻撃と自チームのピッチャーだけを観ていてもよい野球観戦法のようなモノ。サッカーを観ているのに、個人プレーと得点しか見えないことになる。ボールがどこにあるかを頭に置いておいて、彼我の組織全体をぼーっと見る。サッカーは、これです。こういう見方で、阿部と長谷部を中心に観るなんてのも、僕は時々やっています。
ちょうどホームラン打者ばかりを観るような点取り中心サッカー観から、早く日本も抜け出して欲しいと、そんな期待から余分なお節介をし、失礼しました。
【 日本代表はちょっと成長しましたね。良い線行きますよ。理由は以下です。
①前からの国際的長所がある。まず、技術的スピード。次いで、持久走力(粘り強さ)と組織力(自己犠牲精神)が合体した『敢闘精神』。これが強すぎて、アガルことでもおそらく世界1のサッカーですね。ゴール前の弱さに、これが典型的に現れていたと思います。
②弱点だったことは、まず当たり弱さとパワー不足。次いで、国際的経験も不足していて、これは『自分たちの戦い方』が分からないことでもあった。
さて、ここのところの強豪との練習マッチ4連敗で、そしてあのカメルーン戦で、一皮むけたと思うのです。まず、当たり弱さは克服できた。これは韓国戦、イングランド戦が大変な自信になったはず。この点では何よりも中田英寿の経験が今に受け継がれています。特に、長谷部、阿部、長友、本田らに。
国際的経験の不足は『自分らの守備文化』の不足に、特に守備陣にスピードがかけることに現れていたと思います。そういう良い人材を、若い頃からDFにしてこなかったと言っても良い。この欠点を持久走力(粘り強さ)と組織力(自己犠牲精神)で補う事に成功したのが、イングランド戦、カメルーン戦だったと、今僕は思います。具体的には、阿部のアンカー起用と、長谷部との2ボランチ起用法と、およびやはり『前線からのプレス』ですね。これで変な失点は少なくなったとの自信が湧き、これが攻撃にも余裕、自信をもたらしている。
こうして今となっては、岡田の無謀すぎた冒険「高い位置からの全面プレス」体験も、逆に急に生きて来たと思っています。
後世、「あそこから日本サッカーが、世界水準に入った」という大会になると思います。これからどんな結果だったとしても 】
さて、オランダ戦こそ、現代表の正攻法でいくはず。岡崎1トップの、2列目が右から俊輔、本田、松井(もしくは中村憲剛か大久保)。中盤が、阿部、長谷部の、サイドバックが長友、今野(駒野)です。
戦い方は、こう。
①前からのプレスと全面プレスの使い分けと、守備ブロックは崩さないこととの併用。
②後半の後半などの攻撃時には、思い切って攻めアガルこと。こうして、オランダにも2点差以上にはならないと、こう申しておきましょう。同点どころか、勝つことも2~3割はある。それがサッカー。あのスペインが、スイスに負けたように。
何度も言いますが、サッカー観戦でボールだけを目で追うのは良くないと思います。こういう子どもの野球観戦法のような見方では、サッカーの面白さは何も分かりません。これではちょうど、自チームの攻撃と自チームのピッチャーだけを観ていてもよい野球観戦法のようなモノ。サッカーを観ているのに、個人プレーと得点しか見えないことになる。ボールがどこにあるかを頭に置いておいて、彼我の組織全体をぼーっと見る。サッカーは、これです。こういう見方で、阿部と長谷部を中心に観るなんてのも、僕は時々やっています。
ちょうどホームラン打者ばかりを観るような点取り中心サッカー観から、早く日本も抜け出して欲しいと、そんな期待から余分なお節介をし、失礼しました。
僕は、カメルーンに負けるとは、ここで語らなかった。ゲーム当日に、ただ、こう述べただけだ。
『伝えられているように前半を、阿部だけでなく長谷部まで守備に比重をかけるような戦い方をするならば、失点はほとんど無いだろう。これを先ず、期待する。
そして、後半の後半に、何が何でも1点。第1がセットプレー狙い、第2が、長年仕込んできた「高い位置でボールを奪って、逆襲」狙い、だ 』
それに、「今野は戦えない」とは、何ということを言うのか。アンタは一体、サッカーを、そしてこのことを知っているのか!「サッカーの守備とはまず、敵からボールを奪うこと。ボールが奪えなければ何も始まらない」
今野は「日本1のボール奪取上手」である。あんた、内田か駒野の勝手連なんじゃない?
TATさんへ
僕はサッカーファンですが、日本を応援しますよ。歴史はないんだし、弱いんだし、筋肉量不足の民族だし、ね。「世界先端の攻め方」なんて、10年早い。無い物ねだりの夢を見て、腹を立てるのは止めましょう。それよりも、最適の戦い方で、勝つように期待したいです。
韓国はマンツーマンで守ったから、残念ながら負けたのです。現代の守備はやはりインテルのようにゾーンですよ。
その意味では、選手達の適応能力に脱帽です。
ただ、その結果としてのサッカーは‥これ以上は無いぐらい醜悪なものでした。文化系さんも玉田のシュミレーションを期待するぐらいです。
本田の1トップは、むしろ0トップと見た方が正しいでしょう。岡田監督の全員MFなサッカーの集大成といったトコですか。
意図的に泥仕合に持ち込み、まぐれの得点を期待する‥弱者サッカーとしては、それもアリなのかもしれませんが、あまりの醜さに世界は驚いたでしょう。
それが、日本のサッカーで、本当にいいんですか?
「引いて守って、カウンター」の方が、どれだけマシだったか。
前にも書きましたが、南アフリカがメキシコと引き分けたのは、面白かった。
スイスがスペインを破ったのは、素晴らしい戦績でしょう。
結果敗れはしたものの、アルゼンチンに堂々と挑んだ韓国には、感動すらありました。
さて、オランダ戦、世界の誰もやらなかったぐらいの醜悪なサッカーにオランダは戸惑うでしょう。
自分が、サッカーファンなのか、日本代表ファンなのか、究極の選択を強いられている気がします。