最近小沢についての標題のような論議が日本中にも、このブログでも多い。僕も前から「アメリカ発、小沢倒し」の動向にここでも警告をならしてきたつもりだ。典型として、当ブログ07年10月30日の拙稿を以下に再掲する。
小沢は確かにアメリカに嫌われている。これだけ小沢がアメリカから嫌われているとしたらということだけでも、ここは民族独立ということで小沢の政治生命を救いたいと、今の僕は思いなおしている。
最近では例えば、「テロ特措法の給油問題」。小沢は最後まで、「米利権や『日本にもアメリカの戦争に参加させようとする画策』に反対し抜いた」ではないか。彼が米に排斥されんとする理由は山ほどありそうだ。誰が米に通じる売国奴なのか。明らかに自民党であろう。
「売国奴は退けよう。アメリカから離れて、国連中心で行くべきである」
【 小沢が第2の角栄に? 文科系 2007年10月30日
「サンデー毎日」を立ち読みして「アメリカの『虎の尾』を踏んだ小沢は第二の角栄」という見出しが目についたので、この週刊誌を買った。
まず、その中の一文を紹介しよう。執筆者は牧太郎である。
「田中が石油ショックに直面し、果敢にも新中東政策を打ち出し、アメリカに反逆した。その結果、ロッキード事件の陰謀?で逮捕された」
「実は、角栄にそっくりな小沢が『第二の角栄』として政治的に殺されそうな『雰囲気』を感じているのだ」
僕も同じことを感じていた。日本では誰も手をつけられなかった角栄逮捕が、アメリカ発の「ロッキード事件」情報から始まったというのは、周知の事実である。これは臭いと、誰もが一度は思ったことだろう。僕はこのブログでも何回か、そのことを書いてきた。だから今回の「イラク給油」問題で小沢に何か起こっても、ここでも微力ながら彼を擁護してやろうぐらいの気持ちで臨んできた。角栄の秘蔵弟子、角栄裁判を全て傍聴した唯一の議員・小沢は、アメリカのやり口を知り抜いた人物だ。敵の敵は味方である。今は余程のことでない限り、そう臨むべきだ。それが政治的判断というものだと思う。
日本国の実際的政治改善にはまず、アメリカ産軍複合体との腐れ縁を絶つことが何よりも重要なのではないか。ちなみに守屋は、議員や防衛省内の「アメリカ派」の最右翼、最大実力者であったらしい。
あえて言いたい。アメリカ産軍複合体の差し金かも知れぬものによって、野党の合従連衡が乱されぬようにと願うものである。自民党、アメリカ産軍複合体は日本の野党政権誕生を何としても阻止しようとするだろう。そのためには野党に対して「分割して統治せよ」と振る舞ってくるに違いない。客観的にはそれに乗ってしまい、自公政権の総選挙大敗を救うことにどの野党も貢献することのないようにとも、切に願うものである。】
小沢は確かにアメリカに嫌われている。これだけ小沢がアメリカから嫌われているとしたらということだけでも、ここは民族独立ということで小沢の政治生命を救いたいと、今の僕は思いなおしている。
最近では例えば、「テロ特措法の給油問題」。小沢は最後まで、「米利権や『日本にもアメリカの戦争に参加させようとする画策』に反対し抜いた」ではないか。彼が米に排斥されんとする理由は山ほどありそうだ。誰が米に通じる売国奴なのか。明らかに自民党であろう。
「売国奴は退けよう。アメリカから離れて、国連中心で行くべきである」
【 小沢が第2の角栄に? 文科系 2007年10月30日
「サンデー毎日」を立ち読みして「アメリカの『虎の尾』を踏んだ小沢は第二の角栄」という見出しが目についたので、この週刊誌を買った。
まず、その中の一文を紹介しよう。執筆者は牧太郎である。
「田中が石油ショックに直面し、果敢にも新中東政策を打ち出し、アメリカに反逆した。その結果、ロッキード事件の陰謀?で逮捕された」
「実は、角栄にそっくりな小沢が『第二の角栄』として政治的に殺されそうな『雰囲気』を感じているのだ」
僕も同じことを感じていた。日本では誰も手をつけられなかった角栄逮捕が、アメリカ発の「ロッキード事件」情報から始まったというのは、周知の事実である。これは臭いと、誰もが一度は思ったことだろう。僕はこのブログでも何回か、そのことを書いてきた。だから今回の「イラク給油」問題で小沢に何か起こっても、ここでも微力ながら彼を擁護してやろうぐらいの気持ちで臨んできた。角栄の秘蔵弟子、角栄裁判を全て傍聴した唯一の議員・小沢は、アメリカのやり口を知り抜いた人物だ。敵の敵は味方である。今は余程のことでない限り、そう臨むべきだ。それが政治的判断というものだと思う。
日本国の実際的政治改善にはまず、アメリカ産軍複合体との腐れ縁を絶つことが何よりも重要なのではないか。ちなみに守屋は、議員や防衛省内の「アメリカ派」の最右翼、最大実力者であったらしい。
あえて言いたい。アメリカ産軍複合体の差し金かも知れぬものによって、野党の合従連衡が乱されぬようにと願うものである。自民党、アメリカ産軍複合体は日本の野党政権誕生を何としても阻止しようとするだろう。そのためには野党に対して「分割して統治せよ」と振る舞ってくるに違いない。客観的にはそれに乗ってしまい、自公政権の総選挙大敗を救うことにどの野党も貢献することのないようにとも、切に願うものである。】
小沢擁護論は一部の意見なのだろうと思う。
企業献金廃止の方向で政治資金規正法が強化された中で、組織的企業献金を受けたことは胸を張るようなことではない。
ご応答ありがとうございます。言い分もごもっとも。「胸を張るようなことではない」は、その通り。
でもね、政治って「正しいことを言う」のが目的じゃないでしょう。「次善を狙った、合従連衡」だってある。小沢が、アメリカや官僚たちからそれだけ憎まれているのは、体制をどこか動かす視点も力もあるからでしょう? 基本的に誰も動かすことが出来なかった日本の保守長期政権がそれほど嫌う相手ならば、「面白い。やっぱり、やらせてみたい」と、そう思うのですね。
日本はとにかく、自民が退かなければ何も始まらないのは明白。こういう状況には、歴代野党は全て、連帯責任があるのですぞ!
コロっと態度を変えて、「‥やっぱり」と来たもんだ。
ちょっと過去を振り返ってみれば、小沢ほどアメリカの言いなりだったヤツも珍しいぐらいだけど‥
小沢も、自分の為になるなら、方針はコロコロ変わるタイプだって事を忘れないように。
細川政権の末路を思い出してみな。
自民とアメリカに任せたら、今の日本、もっともっと落ちるところまで落ちていくから。米国債買わされて、軍事を肩代わりさせられて、官僚と業界の連みから失業や派遣は増えるばかりだろう。道路特別財源の一般財源化も吹っ飛ぶだろうしね。
反米、反自民・官僚なら、今は御の字だね。
反米・反自民と金権政治を
秤にかけてみよう。
同じ重さと判断する人と、違うと思う人。
さまざま。
両方を一挙に解決する政治はいまは
実現不可能。
ならば、格言にある「小異を捨てて・・・」
いまは、どっちが自分にとって
有利か自分の地頭で考える時。
コロコロ変わるにはアタリマエ。
問題は、その変わり方。
名無しさんは、変化しない?
それがそうならそれを敢えて否定はしません。
自民党員(地方議員を含む)の中には、良識的な人、勉強熱心な人もいます。
何もかもすべて「反自民」だいう言い方はどうでしょうか。
官僚も、日本経済の来るべき諸矛盾を自民党議員より先に読んで手を打っていた点もあります。
いつもは丁寧な投稿をされる文化系さんとも思えないステレオタイプに少し驚きます。
ただし良識的な議員でも、たとえば憲法九条の精神を無視して日本国民を踏みつけにするような政策は困ります。反対します。米軍グアム移転費用負担とか、基地優先主義とか、アフガン戦争への協力とか・・・。
あるいはワーキングプアを作り出し、派遣切りをしてきた大企業の責任や小泉政策にほおかむりする政策とか。
小沢問題に関しては、いつもニヒルなUnkownさんの意見の3行目、4行目が正鵠のところも?
小沢さんの過去を取り沙汰するのは趣味ではありません。
今に至って小沢さんが反米に転じたと私には思えませんが、反米であるとしても、
胸を張れない今回のことを抱える方が、その反省なしに首相になることを国民は望まないでしょう。
いざのときに国民は小沢さんを支え切れないでしょう。
「小沢民主」にこだわるほうが私には不思議です。
私には目先の政治的な意味の「政局」より大事にしたいこともあります。
コメントありがとうございました。ただ失礼ですが、今回のコメントは前のよりは水準が低いと申し上げたい。
何よりも、僕の文章への回答になっていず、冷静な文章の割に何かためにするコメントのような印象を受けましたが。
先ずなによりも、僕は「政局第1」などとよくある新聞論調のような内容は書いてはいません。ですから、そのように貴方がほかの読者に読ませようとしているようにしか、僕には見えなかったですよ。
「政局第1」とは、「何でもかんでも政権が変われ」というだけのこと。僕がそう言っていますか?
もとよりわが頭にそんな意図は一切浮かんだことがありません。
私のスタンスは、ブログのいろいろな意見や情報、それに対するコメントを知って、ときに個人的な感想、意見を述べるに止まります。
この場で発言者を批判したり、1対1の論争をする姿勢は持ちません。開かれたブログはその姿勢で参加していいのだと理解しています。
「そのように」とは何を意味するかが私自身理解できていませんが、「水準が低い」とは、どこか気に障るところがあったのでしょうね。
いま一度考えてみることにします。
貴重なご意見ありがとうございました。