乾貴士が、現状の世界クラブランクや本年度実績などで香川、内田、本田の次ほどの選手と、俄然ランクアップしてきた。その原因は守備をするようになったかららしいが、もともと攻撃型選手であるだけに、その攻撃実績も凄い。最新号のナンバーがとても良くって、特にまた乾の記事が秀逸でそこからの要約のようなものだが、以下をお読み願いたい。このライターはとても優れていると見たのだが、ミムラユウスケという人物である。彼の乾紹介が説得力があるのだ。それによると、実に傑出した実績が示されていると言える。
ドイツ移籍の去年は2部のボーフムに入った。本年度また、1部に上がったばかりのフランクフルトに助っ人として呼ばれた。それが、チームは大躍進。1部6位になって、ELリーグ戦の参加資格まで勝ち取ってしまったのだ。中でも、乾の活躍は目を見張るものがあって、チーム3位の6ゴール、同じく2位の8アシストなのである。こんな攻撃実績を残しながら、もっと凄いのが守備なのだ。各選手の短距離ダッシュを表すスプリント数という数字がドイツでは数えられているのだが、彼のこの数字がリーグ単独トップなのである。いかに攻守のダッシュに励んできたかが分かる。彼がドイツ一走れる選手だなどとは、僕は全く知らなかった。こんなことも評価の対象になったのだろうが、この乾は出場停止の1試合を除いた全32ゲームに先発出場と、海外日本人選手最高の出場実績を残している。こういう彼だからこそ、次の感嘆の言葉が僕には実に面白かった。今年度チャンピオンズリーグ準決勝、バイエルン・バルサ戦の感想だ。
『一番驚いたのはロッベンとリベリーの、あの守備っスよ。あれだけ守備を頑張るアイツらの姿、見たことないもん』
そう、彼自身の守備についてもこう語っている。
『うーん、ここまで守備をしたことは過去にないんじゃないですか』
彼は元々、ドリブル突破など攻撃にリスクを冒す選手だし、それに守備が加わったらほとんど無敵というものであって、非常にザック好みの選手と言える。清武も良い選手だが、この乾は来年のブラジル大会までに岡崎をさえ抜くかも知れないと思えてきた。今年の以上のようなドイツ実績だけを取れば、チームと個人両方の成績で見て、彼らよりも完全に上なのである。今期の清武も、セットプレーを任されて最大得点源になるなどで、チームの大黒柱になったのだが、チーム成績というインパクトが乾よりは全く落ちる。頼もしい選手が現れたものだ。
ドイツ移籍の去年は2部のボーフムに入った。本年度また、1部に上がったばかりのフランクフルトに助っ人として呼ばれた。それが、チームは大躍進。1部6位になって、ELリーグ戦の参加資格まで勝ち取ってしまったのだ。中でも、乾の活躍は目を見張るものがあって、チーム3位の6ゴール、同じく2位の8アシストなのである。こんな攻撃実績を残しながら、もっと凄いのが守備なのだ。各選手の短距離ダッシュを表すスプリント数という数字がドイツでは数えられているのだが、彼のこの数字がリーグ単独トップなのである。いかに攻守のダッシュに励んできたかが分かる。彼がドイツ一走れる選手だなどとは、僕は全く知らなかった。こんなことも評価の対象になったのだろうが、この乾は出場停止の1試合を除いた全32ゲームに先発出場と、海外日本人選手最高の出場実績を残している。こういう彼だからこそ、次の感嘆の言葉が僕には実に面白かった。今年度チャンピオンズリーグ準決勝、バイエルン・バルサ戦の感想だ。
『一番驚いたのはロッベンとリベリーの、あの守備っスよ。あれだけ守備を頑張るアイツらの姿、見たことないもん』
そう、彼自身の守備についてもこう語っている。
『うーん、ここまで守備をしたことは過去にないんじゃないですか』
彼は元々、ドリブル突破など攻撃にリスクを冒す選手だし、それに守備が加わったらほとんど無敵というものであって、非常にザック好みの選手と言える。清武も良い選手だが、この乾は来年のブラジル大会までに岡崎をさえ抜くかも知れないと思えてきた。今年の以上のようなドイツ実績だけを取れば、チームと個人両方の成績で見て、彼らよりも完全に上なのである。今期の清武も、セットプレーを任されて最大得点源になるなどで、チームの大黒柱になったのだが、チーム成績というインパクトが乾よりは全く落ちる。頼もしい選手が現れたものだ。
本田が居ると居ないでは全く別のチームになる。
何故そうなるか?
本田が相手DFを背にボールを受ける場合、立ち足を曲げ重心を落とし背中腰脚で壁を作る、これでボールが収まり、相手DFに奪われない。
では、本田不在の場合トップ下を務める香川の場合は、本田とは対称的に、つま先立ちでボールを受ける。これは次の動作に早く移行する為にそうする。これにより香川の得意なボールを受けたら直ぐにターンというプレーが可能になる。しかし、相手DFのプレッシャーには弱い。この事を一番理解してるのが、ザッケローニと遠藤の二人だろう。遠藤は本田が居ると先ず本田への縦パスを選択する。しかし、不在の場合は香川への縦パスは少なく、サイドへのパスを選択する。これをやると相手DFは始めからサイドをケア出来るので守備の負担が少ない。
本田が居ると先ずトップ下でボールキープになるのでDFも真ん中に集められ、本田からサイドにパスされれば必然的にサイドをケアする人数が足りなくなる。だから、ザッケローニも本田をあくまでもトップ下に起用するわけになる。しかし、仮に本田が怪我等で不在になる場合は、トップ下香川の周りに清武、乾、或いは他のMFを増やしサイドを捨てて中央の密集を作るべきだろう。香川に関しては近くに人がいるほどその動きの速さが武器になる。その代わりサイドで攻撃しないようにしなくてはいけない。まあそうなるよりは本田が居てくれればいいんだが。
1970
それと、どうもいつもの名無し君ではないみたいですが、それならペンネームを付けて欲しい。末尾に1970とあるから、ひょっとしてその方ですか?
サッカーは昔長くやっていたので。
最近の無記名フットボール関連記事のいくつかが貴方だということなら、これはもう、とても嬉しい。僕が恥ずかしい告白のお返事を書いたお相手も貴方だったのだと今は理解しています。癖は強いですが、見られたとおり正直な人間ではありますので、よろしく。今後フットボール談義が貴方と出来るなら、こんな嬉しいことはないのです。なんせ、これが飯より好きと言って良い僕なんですよね。
コンフェデとか遠征とか、今後も書いていきますので、是非お相手をよろしく。
従って、乾等の起用は難しい。
それは、清武や岡崎も同様。
寧ろ今は代表の弱点になりつつある守備の補強が課題になるだろう。
長谷部、遠藤の守備が脆い。
南アの時は岡田監督がそこに阿部を加えた。
今後本大会を見据えたテストマッチで強豪と戦いながらこの部分をザッケローニがどうするか、そこに興味がある。
残念ながら国内には守備を任せられる選手が僅かなので難しいところだが。
ところでこの問題で、以下のようなこんな発想はないかな。
ザックの3-4-3への拘りも、案外言われているような「攻撃型」である以上に、今の面子での守備とのバランス発想から出ているのかも知れないと思うことがある。日本ウイングバックの優れた守備力、走力を生かし、なおかつ、敵陣を縦横に広げて攻めるザック流点取り術ということもあってのことと。この布陣にするなら、案外近く細貝が入るかも知れないと思うこともある。世界水準の内田と長友がさらに広く活用できれば、ボランチの一人は守備的でも良いとね。なんせ、内田はパスが凄く伸びたらしい。
強豪相手にこれは致命的。
代表の守備陣に関してはアジアでも失点を重ねるレベルなので相当手直ししないと本番は厳しいだろうな。
でも、基準をW杯ベスト4の守備として考えるとまだまだCクラスと思う。
ザックが昨日、こんな練習をしたらしい。両サイドバックの連係、一方が出た時の他方の絞り方を集中してやったようだ。一つの弱点であるカウンター対策なのだろうが、大事なことだと思う。二人「それぞれ」の攻撃参加がまた、日本ではとても大切だから。
この練習もやはり、3-4-3へのカウンター対策にもなるのだろう。
いずれにしてもこの二人の速さは攻守にわたって日本最大の武器の一つだ。一方はインテルの、他方は今を時めくドイツでチャンピオンズリーグ常連の「顔」同士だ。二人とも間もなく、WCベスト4のレギュラークラスになりますよ。でも、ボランチのカバーまでさせなければならないから、ザックも大変なのでしょうね。これと比較すれば、吉田の成長はとにかく大きいねー!