全く同年齢の女友達のブログで、標記のエントリーがあって、ちょっとコメントを書きました。自分の部分については加筆修正して転載します。
【 なでしこジャパン 優勝! 2011年07月18日 (月) | 編集 |
決勝のアメリカは強かった。すごいパワーとスピードで前半は得点されなかったのが不思議なくらいだった。
後半、先制されてからの日本は変身した。パスがテナルティーエリアまで入るようになった。そしてとうとう宮間のゴールで同点に追いつき延長になった。
延長で先制された時は万事休すだた思った。が、残り3分沢の執念の同点ゴール!飛び上がるほど嬉しかった。
PK戦では本当に胸がドキドキした。こんな経験は初めての気がする。熊谷のゴールが決まった途端涙があふれた。
佐々木監督は小さな娘たちが良く頑張ってくれたとコメントしていたが 私には孫たちみたいに思える。
宮間の落ち着きはらったPKのシュートには驚かされた。あの技術は次世代のなでしこを引っ張っていく選手だと思った。
号外もでて日本中が大騒ぎだ。7時 9時 10時 11時と全てのニュースを録画した。勿論トップニュースはワールドカップ、なでしこジャパン。選手達の笑顔は何度見ても嬉しい。
黄金の紙ふぶきが舞う中 皆で掲げた優勝トロフィーは輝いていた。日本へ帰ってきたらしばらくはお祭り騒ぎだろう。
次はオリンピックで金メダル。日本チャチャチャ!!! 】
【 ちょっと解説
偉そうだけど、サッカーマニア・自称「研究家」として解説ね。
あのショートパスサッカーは、男子サッカーの躍進から学んだのは、間違いありません。男子は男子で、日本人と体格が似ているスペインサッカーを追いかけてきて、名監督ザックを得てからは無敗であって、世界13位なのです。210か国で13位なのだから、今までの女子の4位とは同格でしょう。だけどこの優勝で、男子を超えたかな!
男女ともスペイン(男子)を真似た点は以下。
①小さいけど「止める蹴る」の基本技術をとことん鍛え、②組織規律を守り、③よく走る。プラス④体幹を鍛えれば、小さくても当り負けず、パスは乱れない。
現在、④が俄然クローズアップされてきたのは、何と言っても本田と、特に長友のおkかげ。体幹さえ鍛えれば、小さくても重心の低い日本人は当たられてもパスが乱れなくなると、教えてくれたのね。もっとも、15年ほど前からこれを示してくれたけど、その時はまだ「突然変異日本人」と観られて大方の見本になれなかった人がいました。中田英寿なんですが、彼こそ現日本サッカー最大の先覚者だと思います。
彼は、この④の点のみならず、①~③全てと、特に次のことを教えてくれました。広い視野こそ、②のチーム組織力に貢献でき、③の優れた走力を合理的に生かせる、などを。この点での後継者がちょっと前の中村俊輔、現在の直系子孫が遠藤でしょう。遠藤は本当に偉大な選手で、多分ヒデと並びます。つまり、世界ナンバーワン国(ヒデの当時はイタリア、現在ではスペイン)で優勝するようなチームのレギュラー並みの力があるということ。遠藤は知る人ぞ知る、現世界ナンバーワンチーム・FCバルセロナの昔からの、熱心な研究家です。こんなサッカー観戦方法を勧める彼の言葉こそ、その真骨頂。
『ボールを追いかけて観ている観戦方よりも、1人の人物だけを追いかけてみるのも面白いですよ。「ボールがない所での上手い走り」などは、これでないと見えてきません』
そう、彼はこんな観戦方でバルサのイニエスタ、シャビらから学んだということなのでしょう。そして、今回ナデシコがあれだけパスを繋げた秘密もまさに、これ。「ボールがない所での上手い走り」。
ともあれ、男子は今年中にベスト10に入ると思う。最も苦手であった敵ゴール前に異変が起こっているから。前田、岡崎に続いて、柏の田中とか、川崎の小林とか、世界最先端に近い攻撃陣が育ってきています。これで日本の最大弱点は、センターバックということになりました。大きくて速い人を15歳ぐらいから抜擢しなければ、「日本型センターバック」は育たないと思います。
2011/07/19(火) 12:02:57 】
【 なでしこジャパン 優勝! 2011年07月18日 (月) | 編集 |
決勝のアメリカは強かった。すごいパワーとスピードで前半は得点されなかったのが不思議なくらいだった。
後半、先制されてからの日本は変身した。パスがテナルティーエリアまで入るようになった。そしてとうとう宮間のゴールで同点に追いつき延長になった。
延長で先制された時は万事休すだた思った。が、残り3分沢の執念の同点ゴール!飛び上がるほど嬉しかった。
PK戦では本当に胸がドキドキした。こんな経験は初めての気がする。熊谷のゴールが決まった途端涙があふれた。
佐々木監督は小さな娘たちが良く頑張ってくれたとコメントしていたが 私には孫たちみたいに思える。
宮間の落ち着きはらったPKのシュートには驚かされた。あの技術は次世代のなでしこを引っ張っていく選手だと思った。
号外もでて日本中が大騒ぎだ。7時 9時 10時 11時と全てのニュースを録画した。勿論トップニュースはワールドカップ、なでしこジャパン。選手達の笑顔は何度見ても嬉しい。
黄金の紙ふぶきが舞う中 皆で掲げた優勝トロフィーは輝いていた。日本へ帰ってきたらしばらくはお祭り騒ぎだろう。
次はオリンピックで金メダル。日本チャチャチャ!!! 】
【 ちょっと解説
偉そうだけど、サッカーマニア・自称「研究家」として解説ね。
あのショートパスサッカーは、男子サッカーの躍進から学んだのは、間違いありません。男子は男子で、日本人と体格が似ているスペインサッカーを追いかけてきて、名監督ザックを得てからは無敗であって、世界13位なのです。210か国で13位なのだから、今までの女子の4位とは同格でしょう。だけどこの優勝で、男子を超えたかな!
男女ともスペイン(男子)を真似た点は以下。
①小さいけど「止める蹴る」の基本技術をとことん鍛え、②組織規律を守り、③よく走る。プラス④体幹を鍛えれば、小さくても当り負けず、パスは乱れない。
現在、④が俄然クローズアップされてきたのは、何と言っても本田と、特に長友のおkかげ。体幹さえ鍛えれば、小さくても重心の低い日本人は当たられてもパスが乱れなくなると、教えてくれたのね。もっとも、15年ほど前からこれを示してくれたけど、その時はまだ「突然変異日本人」と観られて大方の見本になれなかった人がいました。中田英寿なんですが、彼こそ現日本サッカー最大の先覚者だと思います。
彼は、この④の点のみならず、①~③全てと、特に次のことを教えてくれました。広い視野こそ、②のチーム組織力に貢献でき、③の優れた走力を合理的に生かせる、などを。この点での後継者がちょっと前の中村俊輔、現在の直系子孫が遠藤でしょう。遠藤は本当に偉大な選手で、多分ヒデと並びます。つまり、世界ナンバーワン国(ヒデの当時はイタリア、現在ではスペイン)で優勝するようなチームのレギュラー並みの力があるということ。遠藤は知る人ぞ知る、現世界ナンバーワンチーム・FCバルセロナの昔からの、熱心な研究家です。こんなサッカー観戦方法を勧める彼の言葉こそ、その真骨頂。
『ボールを追いかけて観ている観戦方よりも、1人の人物だけを追いかけてみるのも面白いですよ。「ボールがない所での上手い走り」などは、これでないと見えてきません』
そう、彼はこんな観戦方でバルサのイニエスタ、シャビらから学んだということなのでしょう。そして、今回ナデシコがあれだけパスを繋げた秘密もまさに、これ。「ボールがない所での上手い走り」。
ともあれ、男子は今年中にベスト10に入ると思う。最も苦手であった敵ゴール前に異変が起こっているから。前田、岡崎に続いて、柏の田中とか、川崎の小林とか、世界最先端に近い攻撃陣が育ってきています。これで日本の最大弱点は、センターバックということになりました。大きくて速い人を15歳ぐらいから抜擢しなければ、「日本型センターバック」は育たないと思います。
2011/07/19(火) 12:02:57 】
興味深い。
男子とは対照的・・・
新しい文化は女性から生まれるようですね。
決勝戦では、アメリカの選手が
日本の選手たちには、なにかが
加勢しているようだったと話していましたが
まさにその通りのプレーがありました。
一瞬の動作が見事な成果をあげるには
無意識の行動が欠かせないとか・・・
笑いは、こうしたプレーを可能にしたかも。
今回のナデシコは、それが好調そのもの。アメリカ選手のこの表現は、そういうことだと思う。
『日本の選手たちには、なにかが加勢しているようだったと話していましたが』
それほどにタイミングよく良いスペースに走りこんでいたし、パッサーは早め速めにボールを離せたということだと思う。
こういうゲームができると、ボールの後追いになった相手は後半には疲れきってしまって、こちらの自由自在、得点チャンスも増える。そして、日本選手は笑が止まらないということになる。仲間を信じて全て上手くいったということにもなるしね。
今世界一の国スペインと、その選手の多くがいる世界一クラブ・FCバルセロナが、こういうゲームばかりをしている。ワールドカップ決勝戦のオランダ、チャンピオンズリーグのレアルマドリッドなど、相手はストレスがたまって反則で対抗するしかないことになる。
中年以上のおばさんに大人気。
毒舌ですが、笑わせてしまう。
あのキャラクターは女性のなかに
入っていく良い方法かも・・・
我ながら天の邪鬼的発想で申し訳ない。しかし、たとえば女子のスペインやイタリア、ブラジルやアルゼンチン、メキシコなどはそれぞれの国の男子サッカーほどには強くないですよね?
女子スポーツは男子に比べれば圧倒的に遅れている。特にチームスポーツは。国家代表チームなどは、イスラム圏にはないに等しいだろうし、アフリカもそうではないか。先進国でもなければ、女子は差別されていて、20歳は結婚年齢か大事な労働力。スポーツなどやらせていられないはず。
サッカーでも男子の210か国に対して、女子世界順位は何位まであるのだろうか。まず50位まではとうていないのではないか。つまり女子サッカーの日本4位は、上位1割。つまり、13位の男子の方がかなり高い順位ということになる。そんな中では、ちょっと新しい技術を取り入れて熱心にやると、一時の女子バレーのように急上昇できるはずと言いたい。
こういう背景知識を持って上のエントリーを読んでみて下さい。近年世界一の躍進男子から学んだ女子が他国と比べて急に強化されたということだろう。