岸田首相が標記を重点政策に押し出している。対して、麻生が、例によって愚か過ぎる発言をした。
「女性の未婚率が高いのがいけない」
いまだにこんな「ごまかし」を、自民党永年の重鎮が吹聴しているからこそ、儒教的家族主義日韓がならんで世界?一の少子化スピ-ドを示すようになったと反論したい。
女性が結婚しないのは、どんどん出来なくなってきたからだ。原因は、ここでずっと紹介してきたように、貧しすぎて相手に選んでもらえない男性が急に増えたからである。ここ30年ほどのことだ。現に、 生涯未婚率は、圧倒的に男性のほうが多くなっているのだから。50才以上の結婚未経験男性は今や、4人に1人なのだ。つまり、共働きでも子どもを大学にやれないような貧困男性が急に増えた。対するに、この30年女性の学歴は随分高まった。子どもを大学にやれる程度の経済力を描いて当たり前。
さて、今までの政府は、「選ばれない(貧困)男性」急増をけっして認めて来なかった。それどころか、この真の原因論議を抑圧してきた。この抑圧を頬かぶりして今「少子化対策」って、麻生など、過去へのお詫びが必要だろう。30年近く平均給与が上がっていない珍しい先進国という事実をどう考えているのか。