1月月間は175キロ走ったことになる。9月月間目標を120キロと定めて、以降月10キロずつ目標を上げてきて1月は160キロになったその目標に対して。ランナーになって22年目で、こんな長い距離を走ったのは初めてのこと。そもそも1日10キロを超えてとか月15日近く走るなどということは無かったはずだから、9月以降は走っている自分にちょっと驚いている。10キロレースに出ていた07年までは、不整脈とか急性心房細動があって十キロ以上は走ったことがないし、カテーテル手術で3年ブランクから復活以降は、健康維持ランニング専念だったのだから。人間って、スピードさえ抑えればいくつになっても距離は走れるものなんだなどとつくづく噛み締めているところだ。だからこそ、LSD理論は正しく、高齢老人にも最高のトレーニング法と言えるのだろう。長時間、ゆっくりと、距離を走ればランに最も必要な心肺機能が高まっていくものという理論である。
さて、30日のジムトレッドミルでは30分4・9キロを含んで、90分12・3キロ。1日は、マシン105分ほどで15キロを走った。2年近くかかったフォアフット走法完成でマシン走と地面走とのタイムがほぼ同じになったから、この二つの相乗作用が生まれて、そこから走力が上がっていると思われる。そして、まだまだ記録は伸びていく感触もある。16年の30分5キロ~5・3キロに届くことはないだろうが、これについても、5月月間200キロに届いたら案外行けているのかも知れない。よってとにかく、今の計画通りに進めていくつもりでいる。ただ、ここ数日やり始めた10キロ時~11キロ時とか、坂を上がるとかの負荷を掛けたトレーニングは、大きな疲労が残るという体験があった。中1日では消えない疲労なのかなとかも感じている。自分なりの高速とか坂登とかのダメージは、高齢者には長く残りきついものと改めて分かったようで、無理はしないようにと戒めていく。それにしても、「低速長距離」だけは、いくつになってもできるだけでなく、伸びるもんだ。二本脚奇形動物という人類が、その300万年近い生活・歩行進化の中で培ってきた典型的な力なのだろう。と、そんな感慨にふけっているほどだ。
今月17日開催にエントリーしてある15年ぶりの10キロマラソンも、とても楽しみにしている。年寄りらしく周到な細かい対策をして臨みたい。「脱力できたフォアフットのアップ」が鍵になるだろうから。