九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

安倍晋三、無数の嘘を考える  文科系

2021年01月24日 12時36分19秒 | 国内政治・経済・社会問題

(17日拙稿の改作です 

 朝日新聞一月一七日社説の、こんな見出しに引き込まれて読み始めた。『「桜」の前に「一月二〇日」あり』。この社説の結びが、『嘘の履歴書』になっている点がとても深刻と思えたから、先ずその部分を紹介してみよう。
『振り返れば、森友問題での「私や妻が関与していれば、首相も国会議員もやめる」が全否定路線(注 ある疑惑指摘を全面否定する安倍のやり方を指している)の出発点だろう。加計問題で確実に増幅して、行きついた先が「桜」なのだ。
「桜」での虚偽が暴かれたいま、審議時間の空費を嘆きつつ、改めて思う。
 きっと、「一月二〇日」も「うそ」だろうな、と』
 さて、この(二〇一七年)一月二〇日に何が起こったか。社説の下りを抜粋してみよう。

『「桜」を引きずる安倍氏に、ことしも「一月二〇日」がめぐりくる。
 もう一つの「虚偽」疑惑の日付である。
 二〇一七年のこの日、安倍氏が議長の国家戦略特区諮問会議が、加計学園の獣医学部新設計画を認めた。いまも問われるのは、その当日に初めて、この計画を知ったという安倍氏の国会答弁の真偽だ。
 最初に尋ねられた一七年六月には「(一五年の)申請段階で承知」と明言した。それが、「総理のご意向」に象徴される「忖度」報道が広がると一転、一か月半後に前言を翻して、「一月二〇日」だと言い出した。
 本人が知らないのだから、「腹心の友」への優遇などありえない。周りの官僚や政治家も忖度するはずがないという論法だった。
「なぜ最初からそう言わなかったのか」。質問者の自民党議員がそう言うほど不自然な転換で、「うそ」だと野党は見た。その後、「首相案件」と一五年に書いたメモも見つかったが結局、うやむやにされた。
 この全否定で追及をかわせた体験が、「桜」につながったように見える』

 森友、加計、桜と繋がって疑惑を全否定する安倍「嘘の履歴」のそれぞれにまた、多くの嘘が連なっている。森友では、そもそもの始まりの国有地大安売りをごまかす嘘や、その「忖度」を打ち消した嘘。加計にも「獣医学部が不足している」という嘘と、「加計しかない」という嘘。桜では、「国家功労者の称賛会」という政府自身が作った看板の下で「個人選挙の功労者会」を開き続けるという大嘘。こういう人物が日本国家歴代最長政権って、トランプの「フェイクと暴力政権」と並んで、それぞれの国民、政党はよほど胸に手を当てて考えてみないといけない。

 安倍にはおそらく、嘘の意味が分かっていないのだ。嘘の常習犯の言葉は信じてもらえない。政治家の武器は言葉である。その言葉が信じてもらえないとは、どんな政策も信じてもらえないということだ。また、嘘は自己(利益)追求、自己損害隠蔽のためにつくものだから、大国における国家的大嘘の常習犯首相とは、ヒトラーと同類の「最も大規模な利己的人間」であり、周囲を巻き込んできたことも含めてその害悪は甚大である。

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする