goo blog サービス終了のお知らせ 

九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

都議選でも、自民投票は駄目  文科系

2021年06月27日 11時40分55秒 | 国内政治・経済・社会問題

 6月25日から、都議選9日間の戦いが始まっている。都民の方々にお願いしたい。自民党には入れないで欲しい。自民党は今や、権力維持のために国民の命さえ賭けの対象にする政党に変わり果てている。このことは、「コロナー五輪ー総選挙」の関係を見れば明らかだと、いろいろな人々が指摘するところとなった。ちなみに、五輪でコロナが蔓延しなかったとしてさえ、国民の命を賭けのカタにした事には変わりはないのである。

 森友に見えた忖度悪の蔓延、桜に見えた政治・税金の私物化、河井克行への1・5億円の「謎」などなどに加えて、これらすべての問題のその後の経過において嘘ばかり通して、説明を逃げ通してきたこと。そしてなによりも、これらの元凶である安倍晋三が今でも党の有力者に居座ることができているという事実。そもそも、なんでこんな事ばかりが繰り返されてきたのか。権力を守ることだけに特化した政党に変わり果ててしまったという以外に答えはないはずだ。

 自民党都議会議員にもこういう特徴が浸透していないわけはなく、昨今はただ政治家になりたいだけの「権力願望政治家」ばかりと断言できると言いたい。また、都議会選挙が次の国政選挙に与える影響は甚大であるとも強調したい。
「都議選でも、自民への投票は駄目だ」
 とにかく、なによりも、これだけ権力悪を重ねた安倍晋三が、相変わらず大幹部として居座っていられる政党なのである。これで選挙に勝てたら、権力悪がさらに広がっていくだけだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党の方々に告ぐ!  文科系

2021年06月26日 13時11分53秒 | 国内政治・経済・社会問題

・国費を使って華やかな「桜=国政功労者を祝う会」に山口県を筆頭として自民党有力国会議員の後援会員ら多数が呼ばれていた。これを何故不思議に思わなかったのか。「安倍選挙功労者=国政功労者?」、「安倍さんの、国政と税金との私物化?」と考えなかった不思議。
・高級ホテルで5000円だけ払い、華やかな飲み食い。これは「政治家、その選挙へのタカリの構造」そのものである。こんな行事自体を胡散臭いと周囲が感じなかったのも不思議だ。
・こういう国政(税)私物化絡みの公職選挙法違反に問われた筆頭秘書が、地元ではまたまた完全復活していると伝えられている。前首相地元で堂々たるこんな選挙法違反確信犯行為を許していて、何の国政、政治か。結局「即取りやめ」となったこの「桜」の全てが、「政治家としての安倍の下劣」を示しているだけなのに。
・「白昼堂々の賄賂配り」をやった法相、河井の1・5億円は安倍が出したと、その内の1・2億が政党助成金から出ているとほぼ立証された。こんな政治家に君らは付いていくのか?
・「私か妻が関係していたら議員を辞めます」を、あなた方は今どう考えているのか。

・朝日毎日に「極めて悪質な妨害愉快犯だ!」って、誰が言えるのか。少なくとも森友問題では139回、「桜を見る会」関連では118回も虚偽答弁をおこなったことを衆院調査局が認めているように、平然と嘘答弁を繰り返して国会審議をこれほどまでに空費させた人物こそが「極めて悪質な国会討論妨害愉快犯」だろう。

 こんな「権力だけ、政治悪の権化」と言える人物を党有力者としてのさばらせていたら、無理が通れば道理が引っ込んでいくばかりと考えるのが、道理。自民党、日本国家は暗闇になっていくと考えないのか? ちょうど1941年の東条内閣の時のように。あの時は国土拡張に国民の命を賭けたが、今は五輪に国民の命を賭けている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝河井克行実刑、懲役3年〟にちなんで  文科系

2021年06月21日 04時12分13秒 | 国内政治・経済・社会問題

 安倍内閣の法相だった河井克行に、懲役3年の実刑が出た。こういう事件、人物に自民党本部から事件当時他の立候補者の10倍、1・5億円の選挙資金が出ていた(が、その背景、理由も未だにはっきりしていない)という特異な事件でもある。この金がなければ起こりえなかった事件でもあり、なぜこれが本部から出せたかというのは、この事件の核心部分なのだが。日本の政治、国民の生活を少しでも良くするためには、こんなおおっぴらな違反事件こそ忘れてはならないということから、旧稿を再掲する。

 

【 「無法内閣」の法相たち  文科系 2020年6月19日

 5月下旬。当ブログ5月24日に拙稿「安倍が、終わったな!」をお読みいただいたが、河井克行前法相逮捕は安倍内閣終焉にだめを押したと信じたい。

 この河井克行とは今はもう言うまでも無く、安倍晋三の最側近。彼の逮捕を妨げるためにこそ、コロナで忙しいはずの国会に「黒川弘務検事長定年延長」・検察庁法改定も強行されたのだとずっと噂されてきたが、これがもはや真実だとはほとんどの国民の認めるところとなった。加えて、この検察庁法改定には、以下のような異常事態が数多く付随していた。

・「検察官には国家公務員法の定年制は適応されない」という過去の政府答弁を内閣が知らなかったか、無いものと無視して黒川氏の定年を延ばしたことが分かっている。
・ここまでして実現目指した「黒川検事総長」が、こともあろうに常習賭け麻雀で辞任。そんな彼への懲戒が、訓告に終わったことも大変な「信賞必罰」異常事態と解されてきた。
・これら全てが、コロナ渦中と遅れた行政対応とによって国民があえいでいる真っ最中に起こった事だから、「黒川検事長定年延長はそんなに急を要することか」と非難されたのも当然のこと。というのも、急いだ理由が分かってみれば、大変な無法・異常内閣である。

 さて、この河井克行とは、前法相である。しかも法相に座った途端に、こう述べたと新聞にあった。
「これでもう検察は押さえた」
 こんなのが法相と訝るが、安倍内閣最近の歴代法相を振り返ってみるが良いのだ。
 14年10月に辞任した松島みどりは、うちわ配布事件から。まー盆踊りが大好きなお方とのことだが、120万円という金を使った賄賂に違いないのだ。これが法相!
  そして、この河井克行前法相を検察の追及から守るために、黒川弘務検事総長実現に奔走したのが、今の森雅子法相。「東日本大震災の時、検察官は最初に逃げた」と国会で叫んだのは、「検察庁憎し」でどこか固まっていたお人なだろう。なんで?
 
 そして、僕がここでもう一人上げたい法相が上川陽子。18年7月のオウム大量死刑にサインした法相である。どんな極悪人といえど国家の主権者。その厳粛な命へのこの対処!「国民の命と国法」という極めて厳粛な問題についていかに不見識だったかということを、今一度示してみたい。

 

 『 掌編小説  オウム死刑に見えた国家暴走  文科系 2018年07月23日 17時47分33秒 | 文芸作品

 二〇一八年七月一六日夕方、小さな居酒屋の半分ほどが座敷になったその一角の座卓で、連れ合いと飲み始めた俺。すぐ隣の机で、三〇前後らしい三人の男性にちょっとした討論が持ち上がるところだった。教祖初めオウム真理教関係者七人の処刑が十日ほど前に執行されたばかりとあって、そのことについてである。

「あれだけの殺人事件じゃ当然だよな。弁護士一家三人皆殺し場面を読んだことがあったけど、まー酷いもん。子どもだけでも助けてという奥さんの悲鳴なども全く無視されたようだし」
 最初にそう切り出したのは、仮に目がね君と呼んでおこう。これを引き継いだのが、小さな顎髭を付けた細身の男性だ。
「でも、あれだけの人数の一斉死刑って、先進国世界はもちろん日本でももう希有なことらしいよ。EU、ヨーロッパ連合では死刑廃止が加盟条件の一つともあったし、日本でもA級戦犯処刑などの例外を除いて、明治末期の大逆事件以来の人数だそうだ」
 この顎髭君のニュースソースで、今度は太めのおじさん風が解説を加える。
「そうそう、俺もそんなネット記事読んだけど、大逆事件って政府がでっちあげた明治天皇暗殺計画で、一一人死刑という大事件だそうだ。先日は七人だから、A級戦犯処刑数と同じだよね。俺も何となく嫌な気分になったよ」。
 この二人に目がね君が改めて反論する。
「テロや難民問題などこれだけ世界が荒れてるんだから、EUの方がむしろ時代遅れなんだと思う。大量処刑実施って確かに良い気分になれんけど、『最大多数の最大幸福』とか『公序良俗』維持のためやむを得ず……とか、大学で習ったような……」
「確かに俺らはそう習ったね。そういう大目的のために、個々人が自制すべく契約しあって作ったのが国家だという社会契約説」と、顎髭君が付け加える。この三人、どうも大学の同窓生らしいが、法学部の学生でもあったのだろうか。さてここでこの話は一段落したようで、暫く無言時間。やがて、おじさん風がぼそっと語り出した。

「でも、明治末期以来では日本史上ほぼ初めてのことを今やったっていうのは、やっぱり引っかかるなー。もうかなり前から『死刑大国日本』とも言われているらしいし。明治末期って、国民主権国家とも言えなかった時代だろ? その時以来のことを民主主義国家になって半世紀をとっくに過ぎた今やるって……どういう理屈を付けるのか?……麻原らだって立派な主権者なんだろ? 主権者らがその幸せの手段として作った国家がその主権者を殺すって、改めて考えてみればやっぱりおかしくないのかな?」
 目がね君がまた答える。
「そこがそれ『最大多数の最大幸福』を目指し続けるためにやむを得ず『こういう方には死んでいただかねばなりません』という理屈。さっきも言ったけど、この数十年、世界もどんどん荒れてきたしね」
 これに同調するように顎髭君がウーンッという感じで一つ頷いたその時、おじさん風がウンウンと小さく相づちを打ちながら、またもぼそっと呟きだした。
「上手くまとめてくれたけど、そう解釈すればこそ全く理解できない政府の態度が、あるネット記事に書いてあったんだよ。こんな内容だった。『死刑執行の前日五日夜のことだが、自民党若手議員四十人ばかりが集まった二七回目という恒例の宴会に上川陽子法相も出席。会合の締め間際らしい全員写真も別記事に載っていて、その最前列真ん中に座った安倍首相の左手隣に上川氏が正座して、にこやかに右手親指をたてている光景があった』と。これって、明日の死刑執行決済書類に判を押したばかりの法相の態度かと問われているわけだ。この政府から見ると、めったになかったようなこれだけの大量処刑に異例という感じがまるでなかったことになる。」

 さて、急いで家に帰った俺、酔いも残っていたが、ネット記事を猛然と漁り始めた。まず、自民党議員・片山さつきさんのこれ。
『今日は27回目の #赤坂自民亭 @議員宿舎会議室、若手議員との交流の場ですが、#安倍総理 初のご参加で大変な盛り上がり!内閣からは#上川法務大臣 #小野寺防衛大臣 #吉野復興大臣 党側は #岸田政調会長 #竹下総務会長 #塩谷選対委員長、我々中間管理職は、若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい! 22:58 - 2018年7月5日』 
 次いで、ジャーナリスト斉藤貴男氏のこんな文章。
『死刑をリアルタイムで見せ物にすることで、国家権力の強大さと毅然とした態度を国民に見せつけた。意図的な公開処刑であり、死刑が政治に利用された』
 ここに言う『リアルタイムで見せ物に』とは、こういう異例なやり方の数々を指している。先ず死刑の予告がマスコミを通して国民に流れた。しかも、これが既に前日に流されていた。加えて、再審請求中だとか、国会会期中だとかには執行無しという諸慣行にも全て反していた。つまり、従来慣行を文字通り無視する形をさらに開き直らせるようにして、国家の力を国民に見せつけるという挙に出たわけである。というように、近代国家理論の諸原則を全て無視する形で改めて主権者の遙か上にそびえ立って見せた今の安倍流日本国家って、一体全体何物なのか? 』

 というこの時、多人数死刑前日夜に宴会で大騒ぎしていた法相が、上川陽子。】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山口自民よりも広島が健全というお話  文科系

2021年06月19日 19時10分39秒 | 国内政治・経済・社会問題

 広島では、河井の「1・5億円選挙違反・懲役3年」で自民党員を止める人々が続出と伝えられている。当然だろう。過去に安倍を批判した溝手議員(岸田派)を落とすべく立候補させて、1・5億円ばらまいて当選を果たしたのが河井のお連れ合いさんだったのだから、「こんな安倍独裁自民党(員)などアホらしくてやってられるか」ということだろう。

 一方、「桜を観る会」という「国政功労者を祝い励ます会」をば「政権党の国会議員後援者を祝い励ます会」に替えてしまって、「桜で出会ったのは山口県人ばかり」という事態がバレて取りやめという事件からは、山口県自民党員が止めているという話は聞けない。安倍後援会員が選挙違反の出汁、手段にされたのに。それどころか、桜前夜祭5000円会費に安倍後援会の供応支出があったという事件で罰された安倍筆頭秘書は地元では復活して、相も変わらず大活躍しているのだそうだ。

 以上から言えることはこれ。自民党内で安倍独裁がどんどん進んで、低脳アベチルドレンだけが急増して来たということ。安倍が顧問をやっている日本会議の、有名なあの文書「日本会議がめざすもの」を一度でも読んでみていただきたい。なんせこんな事が書いてあるのである。

『私たちは、皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識こそが、「同じ日本人だ」という同胞感を育み、社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力になると信じています』

 皇室を尊重しない人は「(日本)社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力」にはなり得ないと断言しているのである。こんな信念の持ち主である政治家らは、断じて民主主義者とは言えない。「天皇を敬愛しない日本人」を憎み、排斥したいというような人々は民主主義者であるわけがない。民自身が国の主人公だという思想を否定しているのであるから。民主主義政治とは、民が民自身として国の主人公として尊いとする政治なのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五輪強行は、国政私物化、暴力化の果て  文科系

2021年06月11日 00時56分56秒 | 国内政治・経済・社会問題

 今の「説明抜き」五輪強行開催は、もう政権暴力と言える。この暴力は、これまで積み上げた数々の国政私物化の結末と思えてならないのである。

 桜は、「国政功労者を祝い励ます会」を「保守党議員選挙功労者を祝い励ます会」に替えてしまった、まさに国政私物化行事。それが国民にバレたから、即中止に追いやられた。日銀総裁人事、内閣法制局長官人事、モリカケ、検事総長、日本学術会議人選も、長期政権首相への忖度なども含めて進められてきた国政暴力であって、従来政治慣行から言えば国政私物化の連続である。元法相の河井は「黒川検事総長」で救われると考えていたからこそ、あんな大胆な選挙違反が出来たのではなかったか。こう言う国政私物化の無理の数々が、日本国政に大手を振って徘徊して来た昨今なのであった。

 ところで、無理が通れば、道理が引っ込む。現権力維持だけの政治、政治だけではなく各界からの反対者の排除というこれだけの無理が通り始めたら、日本の政治は一体どこへ行ってしまうのだろう。これらの延長が今、五輪強行開催で演じられている無理なのだと言いたい。

「これだけ無理押しで五輪開催の、その訳は?」と問われているのに、一般的な「五輪の夢」しか語らない総理大臣である。本心なのか、ここでもとぼけているのか、訝らざるをえない答弁である。この五輪一般の夢に、「国民の命第一」というおのれらのその「やり方」を懸けてみようと答弁しているわけだが、彼に自分の命を懸けさせる権限を与えた覚えのある国民など皆無のはずである。ましてやこの五輪は世界に新株、これによる死者をばらまくかも知れず、これに管は一体どう責任を負えるというのだろう。説明になっていない事を繰り返しつつ開催強行に向かってひた走るのは、まさに暴力である。

 ちなみに、こういう政治が繰り返されてくると、国民の中にも政権を擁護する言説が流布されていく。竹中平蔵などはその典型だが、彼らは無理が通れば道理が引っ込む世の中を切り開いているのである。

「人の命を懸けて良い政治執行」など、あるわけがない。それも多数の命というだけでなく、日本政権が責任を負えぬ他国の無数の命まで懸けているわけだ。そういう政治執行に対して「命を守るのは当たり前。万全を期していく」などと語って答えになっているとすること自身も、暴力なのである。これに対してこそ責任ある医者達が、「今、万全などありえない」と口々に述べているのであるから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「五輪開催」が暴力になっている  文科系

2021年06月05日 02時43分03秒 | 国内政治・経済・社会問題

  感染症対策分科会の尾身会長が一昨日こう述べたと伝えられた。
『今の状況では普通、五輪はない。そもそも一体何のためにやるのか。目的が明らかにされていないから、人々の協力も得られない』
 これに対して管首相は、五輪の一般的開催目的理念を叫んで答えた積もりになっているようだが、これは茶番を通り過ぎたお笑いになっている。尾身氏が今悩み、問題にしている内容は、世界の人々の、子どもでも分かるような生死の問題だからである。
『日本だけでなく世界に色んなコロナ株をばらまくかも知れない五輪を、今どうしてやらねばならないのか?! それほど強い目的が何なのかを明らかにして』
 医者として当然のこの問に対して、オリンピックの通常理念のようなものを復唱して答えになっていると思えるのは、まともな答えが出来ないと、つまり邪な目的を持っているからに他ならない。五輪で顔売って政権党の人気挽回を図る選挙勝利博奕なのである。

 ちなみに、橋本組織委員会長も、失礼だがこんなピント外れを正式表明している。
『「尾身会長の発言は非常に重要であり重く受け止めている。より簡素化最適化に一層努力しなければ国民の理解をいただけない」と受けとめ、開催意義について語った。「困難な状況だからこそ、どのような対策を講ずれば、開催できるのかを示せれば、今後の日本に世界の観光客を受け入れることに向けて、大きな前進がみられることになる。大きな意味がある。世界共通の課題を東京五輪が乗り越える姿、レガシーを見せることが東京大会の使命」とし・・・』
 これで尾身氏への答えになっていると考えているのだ。

 こうして、「もし、日本と世界にコロナを広げることになったら誰が責任を取るのか」という問に誰も答えていないのである。こんな態度は、もはや説明などというものではなく、決定権がある権力者の暴力になり果てている。この五輪強行は実は、あの桜を見る会と同じやり方なのである。「国政功労者を祝い励ます会」をいつの間にか「政権党国会議員の選挙功労者を祝い励ます会」に換えてしまい(これも暴力というものだ)、そのことがバレてしまったからこそ、この行事が取りやめになったことと。

 酷い政治があったものである。幸い今の日本は太平洋戦争時と違って「治安維持法など明白な暴力で反対を押さえつけつつ戦争継続」は出来ない仕組が存在する。

 世界の命を懸ける行動を正当化する何の説明も無しというこんな理不尽な五輪暴力的決行は、国民が今後忘れてはならぬものと言いたい。この上もし次の選挙で自公与党を勝たせるようなことがあったら、自民党の説明抜き暴力政治が今後いっそう進んで行くだけなのである。この暴力が、巷間言われている真の狙い、政権党を死守したいという狙いから発しているものなのだから、自分が選挙に勝つという自公政権の権力死守という「政治」しか期待できぬからである。後の政治目標は安倍、アベノミクスが示したように、すべて「口だけ」。もっとも以上の政権党暴力については、国民も悪いのだ。「次は平成です」とか「令和です」とかでテレビに何度も出て来た権力者を押し上げてきたというような「実績」がある国なのだから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国民が「政治主導暴力」を許した?   文科系

2021年05月29日 12時57分28秒 | 国内政治・経済・社会問題
 首相が官僚を抑え、動かす時、「政治主導」と言って命令する。説明抜きにおかしな行動を貫く時も「政治主導」と周囲に怒鳴り散らす。例えば「五輪実行」に何の説明責任も果たさないのも政治主導だし、ワクチンが自分らの無能から遅れすぎても五輪をやると言い張って「ワクチン百万本」などと周囲に無理難題を押しつけたのも、政治主導なのだ。

 ところで、これらすべて、こんな首相、与党に「最高国権」(国会多数派)を与えた国民の責任なのである。管は官房長官時代から官僚に対して常にこう怒鳴ってきたのだから。

「我々は国民の委託を受けているが、君たちはそうではないのだ・・・」

「五輪絶対開催」、「説明無しでも開催」とはこうして、国民が許したと管は語り、行動してきたわけだ。今年中にある選挙で過半数を割らせなければ、こんな事ばかりか、もっともっと勝手な酷いことをやっていくのは必定。国民一人当たり購買力平価GDPが19年度にとうとう韓国にも抜かれ、50歳以上の「結婚経験なし」男性が4人に1人に近づいている。という日本国家にはもう何の余裕もないのだから、これからこのままだと、無理や我慢ばかりが国民に押しつけられることになってくる。アベノミクス2%目標がいつまでたっても達成できず幻想に終わったからこそ日本は落ちてきただけなのだが、日銀に一杯金を刷らせて、禁じ手財政ファイナンス下の安倍官製バブルで持っているだけの国になってしまった。その悲惨さは次の通りだ。

 作朝の朝日新聞に、「日銀資産、過去最高」をよく読むと、その資産内訳のまー悲惨なこと! 国債が532兆、貸出金126兆、上場投資信託36兆で時価総額52兆など、合計715兆だそうだ。国債とは国の借金、信託株は今や最大株主の日銀が抜けたら即下落でパー。日本最後の信用砦が自ら、国の借金も、幻想の株価も支えろと「政治主導」されたわけだ。ただし日銀へのこの「政治主導」は、古来財政ファイナンスと言われてきて、禁じ手とされてきたもの。それをMMTだかなんだかとおだてられて、ここまで無理を通してきてしまった。日本の政治主導はこうして今や、暴力に成り果てている。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウェブ検索の怪  文科系

2021年05月28日 17時27分40秒 | 国内政治・経済・社会問題

  なぜこんな事になるのだろう。26日の拙稿エントリー「朝日『中止』社説を世界が注目 文科系」を「ウェブ」で検索すると、こんな場面が出てくるのである。現れた検索画面はMicrosoft Bingと銘打ったものだが、ここで誰か、こんな気味悪い「工作」をする人々がいるのだ。僕のエントリーは度々この検索画面に収められているのを確認して来たが、こんな事は初めてだ。

 僕が推察するに、これは朝日新聞・五輪中止が絡んでいるからだろう。こういう事をする輩は、おそらく朝日新聞を潰したいと決意している人々なのだろう。マスコミは怖い。こういうマスコミが、歴史で例を挙げれば「戦前日本を作ったのと同じ、今流大本営発表」の口なのだろうから。朝日新聞頑張れ。でないと「嘘つき安倍や日本会議の天下が来てしまう」。皆さん、朝日新聞を取りましょう。「(五輪)中止の決断を首相に求める」という社説を初めて書いた大新聞です。嘘つき安倍を肯定的によく載せるような新聞は止めましょう。そういう右翼雑誌などとともに。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ある法哲学者の根本的な政権批判  文科系

2021年05月27日 12時40分42秒 | 国内政治・経済・社会問題

 昨日の二つのエントリー、五輪中止を論じた拙稿とその直後に出た朝日社説紹介とに期せずして存在した論理的共通性について、この前者にこういうコメントを付けた。

『 手前味噌、一つご披露 (文科系) 2021-05-26 19:17:16
 このエントリーは、今朝3時台に書いた物。ところが、その後に出た朝日新聞社説と瓜二つの論理展開になっている。その共通の展開は以下の通りで、「誰が述べても筋は筋」という、そういうものなのだ。
①中止すべきだ。
②国民が、政治が最も重視すべきその命を賭けてやるなどに反対しているのだから。
③ましてや、①②に対抗すべき政府開催理由を何も説明していないのは酷すぎることだ。
④その説明できぬ開催理由は、「五輪が成功したら、選挙は勝てる」ということ、それが説明できぬ「政府の狙い」なのだろう。』

 さて、この筋論をさらに大きく発展させてくれる学問的論考が、今日の朝日新聞に載っている。これを読むと、今の内閣がどれだけ堕落しているかその筋論が学問的によーく分かるのである。東京大学の法哲学者・井上達夫氏の論考を紹介する。
『管義偉首相は説得力ある論拠を示さぬまま、「全力を尽くす」「安心安全な大会に」と繰り返す。訝る機運が広がって当然だろう。
 為政者は有権者に説明責任を果たさなければならない。民主主義の基盤だ。それを怠る彼らにより自覚を促すため、「答責性」という厳しい言葉をかみしめてもらいたいと思う』
『こうあってほしいという願望思考ばかりで、危機の実相を直視しようとしなかった』
『手続きや要件が厳格に求められる法治国家のルールが踏みにじられ、同調圧力による社会的制裁が野放しだ』
『財産権の制限には正当な補償が求められるとする憲法29条3項は、無視されている』
『法の支配におざなりな、この国の根深い問題が浮かび上がっている』
 とこう来て、文中最要点がこう展開して、結ばれている。
『答責性の本質を探っていくと、僕が長年研究してきた正義の概念と、深いかかわりがある。正義は、自己の権力欲や他者へのバッシングを合理化するイデオロギーではない。逆だ。自分の他者に対する行動が、たとえ相手の視点に立ったとしても正当化できるか、その反転可能性を自己批判的に吟味してみることである。・・・・
 答責性は、だから実はすべての人に課せられる。互いに批判し合い、変わってゆく寛容さ。公共性にとって不可欠な、対話の営みのことなのだ。
 五輪に参加を表明した世界の多くの国で、民主主義が揺らぎ、傷ついている。いま心すべきは、1人ひとりが責任主体として失政を監視し追及する覚悟を新たにすることに違いない』

 ちなみに、この文章を安倍晋三が読んだら、寝言にしか聞こえないはずだ。『(正義とは)自分の他者に対する行動が、たとえ相手の視点に立ったとしても正当化できるか、その反転可能性を自己批判的に吟味してみることである』
「国政功労者を祝い励ます会」を「閣僚など国会議員の個人選挙功労者を祝い励ます会」「山口県人ばかりが多い会」に換えてしまった人間には、この会が、政治家の「相手」である一般国民目線で正当化できるか自己批判的に吟味してみることなどは思いもよらぬ事だったはずだから。「吟味してみたらすぐに取りやめになった会」が、長年続いてきたのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘れまい、この国民無視  文科系

2021年05月26日 03時56分54秒 | 国内政治・経済・社会問題

 国民の8割が反対なのに、どうしても五輪をやると言う。しかも、ワクチン接種率が世界百位以下という無能政府が、理由も言わず「これだけは!」と譲らない。発病者や死者の激発警告を押しのけてまで開催に固執する理由はさっぱり示されていないのである。大新聞もそれぞれ数十億の金が掛かっているとかで、ここまでずっと傍観者を決め込んできた。
 
 幸い選挙がある。この恨みは忘れずに、これを選挙で晴らすべきなのだ。何でも良いから野党に入れるべきだ。国民の健康、命を賭けて五輪をやるなど、誰が聞いてもおかしいからである。たとえ、結果的に病気が広がらなかったとしてさえ、自公政府がこんな博奕を打ったということを忘れてはならぬと言いたい。それも、これだけワクチンが遅れるという自分らの無能、サボリを脇に置いておいて。

 国民が、馬鹿にされているのである。その健康、命さえ無視されている。でなければ、五輪をどうしてもやるのにワクチンがこんなに遅れたなどという事態が起こるはずがないではないか。「それでも五輪が成功したら、選挙は勝てる」という「政府の狙い」によってもまた、国民が馬鹿にされているのである。

 昨日の新聞サイトでこんな記事が見られた。が、たとえこれを発端にして五輪中止から日本売りが起こされることになっても、僕は五輪開催に反対する。日本国民の生活にとって、安倍官製バブルなど自公政府積年の歪みを骨身にしみて思い知ることこそ、今なによりも肝要なことと考えるからだ。
『米国務省が24日に日本への渡航を中止する勧告に警戒レベルを引き上げたことを受け、英BBC放送は「日本の大多数の人々は米国選手団が五輪から撤退する前兆であることを望んでいる」と報じた。
 米国疾病対策センター(CDC)も同日、「日本へのすべての渡航を避けるべき。日本の状況は予防接種を完全に受けた旅行者でさえ、新型コロナウイルスの変異株に感染して拡散させるリスクがある」と警告した。』

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嘘の塊・安倍は、よく議員など・・・・  文科系

2021年05月22日 12時56分42秒 | 国内政治・経済・社会問題

 日本の今後の運命にとって重要すぎることだから、何度でも言い続ける。

 国会事務局調査で、森友の嘘139回、桜の嘘118回。
 森友ではまた、国費の誤魔化し支出と、その経過報告書き換えという二重の嘘。この二重の嘘の行政執行に対して加えるに、「私か妻が関係していたら議員もやめます」も今や大嘘。と言うよりもこれは、約束破りというべきか。安倍最重要の約束破りと言えば、「アベノミクス」国家経済大計2%目標がある。「2年で達成」がいつまでたっても出来ず、とうとう目標自身を投げ捨ててしまった。
 「国政功労者を祝い励ます国家行事」をば、「自分らの選挙功労者を祝い励ます国家行事」「ちょっと歩くと山口県人に出会える場所」に換えてしまったというのも、大嘘政治、大嘘税金泥棒だったとばれて、即取りやめである。

 こんな男と討論するなら、また嘘や誤魔化しをやるとは、誰でも思うこと。その言葉自体がいつも信用できない男と日本の隅々にまで知られたのであるから。という事柄色色の意味が分かっているのかいないのか、なお政治家の座に居座っているというのは、開き直っている根っからの悪人というものであって、人のために働こうという政治家などとっとと辞めるが良いのである。こういう人間だとバレてしまってなお政治家やってるお人って、とんでもない恥知らずと言うべきだろう。それがまたまた、よく3回目の首相をやろうなどと目論んでいるとあっては、自公政府、日本国会って一体どういう場所なんだ、世界にも恥ずかしすぎる、となる。

 面の皮が厚すぎるのは、鉄面皮というから、極悪の鉄面皮シンゾウである。いや、毛ぼうぼうの心臓有するシンゾウか。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河井案里の1・5億は安倍が決定  文科系

2021年05月21日 06時46分13秒 | 国内政治・経済・社会問題

  標記のことについて、20日のリテラに良い記事があった。田崎史郎が暗にそのようなテレビ発言をしているというのである。以下抜粋して転載する。安倍の自民内反対派追い落としがそれだけ激しかったということらしい。かくして、大変評判の悪い安倍チルドレンの増殖・・・。


【 あの田崎史郎氏が、安倍前首相の関与を口にしたのである。

まず、田崎氏は、前述した二階幹事長や林幹事長代理、甘利税調会長の発言について「これよく考えると、ちゃんと取材すると、誰も嘘言っていないんです。みんな本当のこと言ってる」とコメント。こう解説した。

「(甘利氏は)選挙の実務はかかわっているんです。広島の県連なんかと調整して。しかし金の流れに甘利さんはタッチしていない。金はあくまで幹事長。幹事長の力の源泉は金なんですよ」
「二階さんは『知りません』とは言っていない。さすがに二階さんは知らないわけがないんですよ。決裁しているんだから。幹事長の決裁なしにこれくらいの金額が動くことはないんですね」「(二階幹事長の『私は関係していない』というのは)俺が『出せ』と言ったんじゃないということなんですよ」

田崎氏の言うように、二階幹事長も甘利選対委員長も直接に指示をしていないのだとすれば、残るは当時の官房長官である菅首相と自民党総裁だった安倍前首相しかいない。しかし、田崎氏は菅首相の関与については「官房長官は党の役職じゃなくて、政府の権力は握ってますけど、党の金はまったく触れないんです。たぶん菅さんもご存知なかったんです。甘利さんと同じような立場」などと否定。そして、こうつづけたのだ。
「で、かかわるとすれば、そのー、総裁である当時の安倍総理は、かかわる立場にいた」
田崎氏は「本当にかかわったかどうかってことはわからない」と付け足していたが、しかしこれ、河井陣営への1億5000万円の投入を決めて指示できる立場にあったのは「安倍前首相しかいない」と言っているのも同然だろう。

無論、「菅さんもご存知なかった」という発言は眉唾だし、菅首相の関与でいえば官房長官の裁量で自由に使える官房機密費が投入されていたのではないかという疑惑もある。だが、少なくとも自民党が投入した1億5000万円については、安倍前首相の指示によるものだとしか考えられないのは事実だ。


そもそも、買収がおこなわれたこの選挙には、当時の安倍首相が地元の安倍事務所の秘書複数名を指南役として投入していたこともわかっており、さらには河井克行氏が広島県議サイドに金を渡したあと、安倍首相の秘書がこの県議を訪ねて案里氏への支援を求めていたことも判明している。つまり、この大規模選挙買収事件は安倍前首相の意向によって進められ、1億5000万円の投入も安倍前首相が指示、その意向のもとに自民党本部が選挙を主導した可能性が高い。

18日におこなわれた会見では二階幹事長に記者から質問が飛んだ際、林幹事長代理が割って入り、「もう、そういうね、いろいろ幹事長も発言してるんだから、根掘り葉掘りね、あまり党の内部のことまで踏み込まないでもらいたい」などと発言したが、選挙買収に使われた疑いが濃厚になっている1億5000万円のうち1億2000万円は税金からなる政党助成金だ。税金で選挙買収がおこなわれたのではないかという民主主義の根幹を揺るがす一大犯罪疑惑の問題に対し、「根掘り葉掘り踏み込むな」などと記者に向かって発すること自体、言語道断であり、朝日・毎日に対する攻撃で責任転嫁しようとする動きと同根の問題だが、いま、根掘り葉掘り、何もかもを国民に説明する責任が課せられているのは、間違いなく安倍前首相だ。 】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本政治の恥、安倍晋三後援会員  文科系

2021年05月19日 10時14分59秒 | 国内政治・経済・社会問題

 ここまで反対世論を押しきってきたコロナ下の五輪強行は、今年中にある国政選挙のため。五輪というお祭り向けて自公与党の起死回生を狙って来たのはあきらかだろう。なんせ「次は平成(令和)です」とテレビに度々出て笑顔を振りまくだけで、その政治家の人気が上がるのだから。近くある国政選挙のそんな局面を思い浮かべた時同じように思ったのが、標記のこと。
『安倍後援会員は、現代日本低劣政治の象徴、大恥である』

・国費を使って華やかな「桜=国政功労者を祝う会」に自分が呼ばれたというのを何故不思議に思わなかったのか。「安倍選挙功労者=国政功労者?」、「安倍さんの、国政と税金との私物化?」と考えなかった不思議。
・高級ホテルで5000円だけ払い、華やかな飲み食い。これは「政治家、その選挙へのタカリの構造」そのものである。こんな行事自体を胡散臭いと感じなかったのも不思議だ。
・上の二つは、こんな感じなのか? 「日本国首相に親しい人」と祭り上げられて、ある種の自尊心をくすぐられた? 国費を使ったこんな「(個人選挙に向けた)くすぐり」を企画する人々自身が下劣だと何故思わなかったんだろう。
・こういう国政(税)私物化絡みの公職選挙法違反に問われた筆頭秘書が、地元ではまたまた完全復活していると伝えられている。地元で堂々たるこんな確信犯行為を許していて、何の国政、政治か。結局「即取りやめ」となったこの「桜」の全てが、「政治家としての安倍の下劣」を示しているだけなのに。

・ところで、加藤一二三さんはともかく、百田尚樹さんやケントギルバートさんは国政功労者? 皆さんどう思います??

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

覚えておこう、「五輪強行」は「破廉恥の領域」 文科系

2021年05月18日 09時51分53秒 | 国内政治・経済・社会問題

    中止・延期が世論調査7割の五輪をなぜまだやろうとしているのか。はっきり言って、国民の命そっちのけでも、政権維持で権力にしがみつく輩だからなのだ。今年かならずある国政選挙に向けて、自民浮上の五輪をどうしても狙いたいのである。テレビに度々出てきて「令和です」とか言っている人に投票してきたというような国民も愚かなのだが。この選挙に向けてこそまた、五輪中止なら起こりうる安倍官製バブルのツケ・日本売りも避けたい、とか。これは政治としてはもはや破廉恥の領域の「選挙勝利だけ政治」と言えるが、そんなことはもう分かっていた。という拙稿を再掲したい。戦後長く政権にしがみついてきた自民政権とは、結局こういうものに堕落したと覚えておくために。


【 「破廉恥の領域」、安倍前首相  文科系 2021年01月14日 

 政治家としての安倍前首相はもはや、破廉恥の領域に入っていると思う。「国権の最高機関」・国会において、これまで嘘を吐き通してきた桜前夜祭。その会場であるホテルの明細書、領収書を国会に提出するのを改めて拒んだと、昨日今日ニュースが流れている問題だ。こう、応えたのだそうだ。
「事務所にはない。(ホテル側が)再発行もしない」
 こんな国会対応がそもそも一体、許されるのか。日本国家の最高機関に対して、ふざけすぎた応えと言える。ちなみに、この問題には、明細書、領収書が出れば示されるはずの公職選挙法違反よりもはるかに大きい破廉恥が重なっているのである。
 桜を観る会は「国家功労者を称える行事」と聞いているが、こんな場に安倍を筆頭として自民党議員たちの「個人選挙功労者」らが呼ばれ、その数が年々増えてきたと報道された。国家行事、国家予算の私物化なのである。この問題は、選挙違反よりもその意味も、規模もはるかに大きいものと愚考した。

 ところが、それ以上に大きいと思われる安倍の破廉恥がもう一つ存在する。森友にかかわる「財務省ぐるみ忖度・殺人」事件だ。局長以下の財務省が組織ぐるみで首相忖度執行を行い、彼の国会答弁一言によって今度は一転、この忖度執行の「取り消し」、証拠改ざんに邁進したのである。安倍のこの一言「私か妻が関係していたら、議員も辞めます」は言いっ放し、忖度と改ざんの先頭に立った局長は栄転したままだ。国家公務員・官僚組織が国民のためはそっちのけで、政治家利権やその悪行の尻拭いに走りまわる政治って、一体何なんだ!

 さて、こんな全てが、現在まで放置されているのである。放置どころか、「何が悪い!」、「(口だけではなく)暴露、追及できるならやってみろよ!」と、明らかに開き直っているのである。反社会的勢力並みの暴力だが、これも国会における絶対多数派を背景にした暴力なのである。国会野党の質問で自分がやりたくない応答を迫られた時「(それを行うかどうかは)国会がお決めになることです」。政党が暴力団になっている、こんなのが政治であるわけがない。絶対多数派政治がこんなに怖いものって、ヒトラー、東條を思い出させるような実は暗い世の中なのである。こういう行為を重ねてきた連中から、国民生活に真に思いを馳せるコロナ対策など出てくるわけがない。コロナ対策においても、選挙で勝つための道だけを探っているはずだ。

 こういう政治すべてを人は権力亡者と表現してきた。「五輪をやるためにこそ、やっとぎりぎりコロナ対策に励みはじめた」、権力亡者らしい発想が垣間見えてならないのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教科書「慰安婦」で「忖度」強要?  文科系

2021年05月14日 02時24分25秒 | 国内政治・経済・社会問題

    最近、教科書の慰安婦問題を巡っておかしな動きがある。例えば4月30日エントリーで『教科書の「慰安婦」、政府が改ざん指示』を書いたが、この問題が12日朝刊報道ではさらに妙なことになってきた。30日に書いた『従軍慰安婦をただの「慰安婦」に』の変更について、政府からこんな指示が出たのだそうだ。
「教科書会社から訂正申し出があれば了としたい。ただ、今差し替えを要求するのはやや厳しすぎるから、今後は政府方針に従っていただくとする」
 
  このことについて30日エントリーではこう書いたもの。
『29日朝刊によれば、政府が教科書の「従軍慰安婦」をただの「慰安婦」に統一させるのだそうだ。28日記者会見した官房長官談話では『「従軍慰安婦」という用語を用いることは誤解を招く恐れがある』と述べられた。この政府内の理由は今までも述べてきたように「ただの慰安婦、職業売春婦で、当時はどこにでも居た存在」という積もりなのだろう。皇軍との関係を切り離したいのであって、政府見解がある場合には従っていただくということになるらしい』

 さて、これは教科書検定よりももっと悪い、教科書検閲ではないのか。しかも、今その忖度を教科書会社に要求していると。というのは、30日にも証拠を以下のように示したが、戦前政府機関である陸軍省文書や警察文書にも「皇軍将兵慰安婦女」「軍慰安所従業婦」という表記になっていたのだから。
 【 以下二つは「日本軍の慰安所政策について」(2003年発表)という論文の中に、著者の永井 和(京都大学文学研究科教授)が紹介されていたものです。一つは、1937年12月21日付で在上海日本総領事館警察署から発された「皇軍将兵慰安婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件」。今ひとつは、この文書を受けて1938年3月4日に出された陸軍省副官発で、北支那方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒、陸支密第745号「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」です。後者には、前に永井氏の説明をそのまま付けておきました。日付や文書名、誰が誰に出したかも、この説明の中に書いてあるからです。】

 以上、今回の教科書改訂が、歴史的事実の誤魔化し強要、検定以前の教科書検閲、その忖度強要と考えるゆえんである。世界遺産の南京大虐殺にも反対意見を唱えている日本政府だが、戦前を美化する歴史改ざん教育と言うべきだ。歴史を直視せず、嘘を教える国に良い未来は無い。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする