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九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

遅い!!!www 1970

2018年04月09日 14時32分12秒 | Weblog
1年遅いんだよw

しかし、ここまで引っ張ったら更迭は無いと思ったが、流石に本番の地獄絵図を想像したら協会も耐えられなかったんだろう。

まあここまでの全ての試合内容を見れば日本代表はどこまでトンチンカンな方向に行くのだろうという感じだったのでここから2ヶ月突貫工事で修正するように。
本番前にまとまって合宿出来るからな。少しでもまともな戦術をベースにした試合を出来るようにしてください。ドン引きだけはヤメロwww

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「太平洋戦争の大嘘」という大嘘(3) 文科系

2018年04月06日 13時12分30秒 | Weblog
 さっき、こういうコメントを付けた。これをやや詳論したい。

『 戦前日本を庇う人が、その国連脱退を何も見ず、ハルノートのような太平洋戦争直前の「不当性」を問題にしているのが、笑える。要は、こういう話なのだから。
「国連をさえ脱退した国際的無法者が、それらの記憶も薄れた今になって何を言うか! その無法者ぶりには頬被りして・・・」

 大東亜共栄圏が出来たら、アジア人は日本天皇の臣民にされたろう。天皇制を批判したら、死刑である。これは、もしもドイツが勝っていたら世界がこうなっていたのと同じ事だ。ユダヤ人、身障者、黒人などの皆殺し。
 こんな世界を誰が望んだろうか。だからこそ、日独が負けたことが、世界にとってどれだけ良かったことか! 今の世界のみんながそう考えるはずである。』

 このコメント前半部分は、右論者の常道の一つ。1931~3年の満州事変、国連脱退を何も語らないのである。現代世界では、北朝鮮でさえ脱退していないのに。国連を脱退すれば、国連法に縛られなくなる代わりに、独立国として認められる国連の庇護が無くなるわけである。戦前日本はこれ以降の事実として、どんどん無法者になっていった。

 コメント後半の「もし日独が大戦に勝ったら」という問いも、大戦をどう見るかにとって極めて重要なものだろう。
 日本には国民はいなくて臣民(天皇の家来である民)だけが存在したのだから、大東亜共栄圏とはこういうものになったはずだ。日本の天皇が支配するアジアに。日本天皇制度を批判したら、先ず死刑という「共栄圏」である。まー今批判されている戦前の朝鮮や、中国の一部やのような有り様を考えてみればよい。安重根のようなその国の愛国人士が殺されたとか、南京大虐殺のように反日勢力は皆殺しにあったとか。
 また、ヒトラーの世界支配など今の誰が望むのだろうか。鬼畜と言われた米英は、日独にも自由を与えた。原理としては黒人も有色人種も安心して住める社会であったし、戦後社会は事実としてもどんどんそう進んでいった。
 こういう事実を前にしたら、右論者がよく語るこんな理屈も全く噴飯ものとなろう。
「日本、太平洋戦争は、植民地解放に貢献した」
 
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予選リーグ予想 1970

2018年04月02日 00時41分29秒 | Weblog
まあ余程のことが無い限り監督交代は無いだろうw
なので、予選リーグ3試合を考えてみる。

vs.コロンビア
4-0or4-1負け
ブラジルでは3戦目にやられた相手。その時のメンバーが今回も中心。監督もペケルマン。チームとしての成熟度ははるかに上。4年前と大きく変わるのはこっちの戦い方。あの時より劣化wデュエルだけのチームでは試合にならない。向こうにはちゃんと戦術がある。
4年前よりも更にボールを保持出来ない日本はコロンビアのサンドバッグになること必至。

vs.セネガル
4-1or5-2負け
初戦ポーランドと戦うセネガルは日本戦に予選リーグ突破を懸けてくる。つまり勝つだけじゃなく得失点差も考えた戦い方に出る。ここで日本がザック時代のようなボールキープをしながら試合をコントロールする戦術でやれば希望は大だが当然そんなサッカーはやってないので、お互いノープランのアフリカスタイルの戦いになる。そういう試合じゃセネガルの足元にも及ばない。90分間守備に追われる。

vs.ポーランド
スコア? 負け
ポーランドがこの試合迄に予選リーグ突破を決めていれば1位通過、2位通過を選ぶ戦い方になる。2位の方が決勝トーナメントで有利となればロースコア。是が非でも1位となれば鬼のような攻撃にさらされる。一番読めない試合。但し試合内容は予選3試合の中で最も相手にコントロールされる試合にはなるだろう。ノープランでは今のヨーロッパのどの国とやっても相手にならない。

先日のウクライナ戦後、長友のコメントとして『自分達でボール保持出来ないと裏に蹴りました→裏に抜けました→取られましただけで守備の疲労が半端ない』
というのがあった。年末の韓国戦の惨敗、その後のマリ戦、ウクライナ戦もこれを繰り返したが、本番はそれがもっと顕著になる。
相手は仕上がってるからね。
そして、今までの日本の試合をスカウティングすれば、どの国も日本との試合には大量得点を狙うのは間違いない。あまり差がないコロンビア、セネガル、ポーランドにしてみれば予選リーグで最も重要なのは日本から何点獲るかになるから。
まあポーランド戦は状況次第だが。

長友のコメントにあるようにDFの疲労だけが蓄積する戦い方しか出来ないので、初戦はまだいいとしても次のセネガルには過去見たことない失点をする可能性もあるな。
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100回やっても勝てない 1970

2018年03月28日 00時35分23秒 | Weblog
今日、ハリルがやらせたのは豪州戦と同じ戦術。ウクライナCBにボールを持たせ、そこからのパスの受け手にプレッシャー掛け奪うというアレ。
豪州戦の時にあれは豪州だから、ミスが多くて上手くハマったとここで書いたが、今年チャンピオンズリーグで健闘したシャフタールのメンバーが中心のウクライナには当然のことながら全く通用しませんでした 笑
そりゃそうだよ、プレスやデュエルなら日本よりも50倍は上回るナポリのプレスを剥がしてたシャフタールのメンバーなんだから。
そして案の定、そこから修正するような戦術もなく2対1、3対1の局面を作られまくる展開。
勿論、本番ではウクライナよりも強い国が相手。

CBから面白いようにボールを散らされるので日本は終始5バック6バックになる。そこで何とか奪っても今度は中盤の枚数が足りないからパスが3回も繋がらず攻撃はお馴染みの単発。
こっちがやらなきゃいけないことを全てウクライナにやられた試合だった。
シェフチェンコからしたら何でこんなチームがW杯出れてウチは出られないんだと思っただろうね。アジアに来たいだろw

まあポーランド相手に似たような戦術でいくのだろう。お願いだからヤメテ。何点獲られるか分からないから。
結局ハリルなら誰が出ても一緒。お粗末な戦術もどきしかないから。
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次期監督を考えるwww 1970

2018年03月25日 01時26分44秒 | Weblog
3年半余りの時間をドブに捨てたハリルJAPANもあと3ヶ月で終了。
中学校の体育の授業でやるようなノープランのサッカーで勝てる程世界は日本に優しくない。フィジカルも技術も上回る相手に即席サッカーの何が通用するのでしょうw

デュエルという分かったような分からない言葉も見納め。喜ばしい。

しかし、うっかりポンコツに任せた間に韓国にはかなり置いてかれたな。せっかくザックの時に差をつけたのにね。残念。

そして大事は、この次誰に立て直しを任せるかになる。まともな戦術とそれを植え付けるスキルのある人物の中で日本代表監督を引き受ける可能性があるのはおそろしく少ない。
アジアは世界のサッカー界では途上国で傍流もいいところだからな。
受け手は中々居ない。

それを前提に考えると前監督のアギーレは再登板させたい人材の一人。但し辞め方が辞め方だったので抵抗する人間も多いだろう。しかし、次期監督に託したい仕事を全う出来るスキルは十分にある。そもそもブラジル大会で挫折したザックのサッカーを受けてそれを更に高みに上げる為呼んだ監督だったわけだから。
W杯で連続ベスト8のメキシコを手本にしたかったんだろ。メキシコが今の日本のような連携無いよ個人のアドリブで勝負だよなんてポンコツサッカーはやってないからな。
連携も戦術の共通意識もないところのデュエルって何だよwww
10年前の中国のカンフーサッカーか?

で、私としてはどうせなら腹くくってビエルサを呼んで欲しいんだよ。マリ戦見てもそうだがアフリカ予選惨敗したチーム相手にも個のスキルでは完敗する。ヨーロッパ組の選手もその程度。
ビエルサは代表監督をやったアルゼンチンやチリでヨーロッパ組の召集を極力抑え国内リーグの無名選手を鍛え上げチームを作った。これは世界のサッカー界でも相当珍しいタイプの監督。ま、だから変人ビエルサと言われるわけだw
しかし、我が国にはこれが合う。どうせヨーロッパ組でも大したスキルのある選手は殆ど居ないのだから時間を掛けて国内組を磨けば理想的なチームが仕上がる。
ちなみに彼は国内リーグの日程シカトしてバンバン合宿やるんでアルゼンチンやチリの時はクラブ関係者と年中喧嘩してたけどねw
しかし、結果で周囲を封じ込めた。
Jリーグとも同じようにモメるだろうが幸い日本の場合は代表の強さや人気がそのままJリーグの人気に跳ね返る文化になっている。代表の試合よりJリーグの試合の視聴率が上回るなんて全く無いので、ロシアW杯で地獄絵図になれば尻に火がつく。

元々ビエルサやペケルマンというアルゼンチンの両巨頭は日本のサッカーファン(マトモな)で監督待望論が止まない人材だから。実際過去に水面下でのアプローチもペケルマンには行っている。原さんが以前話してたからな。
今回、落ちるところまで落ちた代表のサッカーを軌道修正して引き上げる為にはその位腹をくくる必要はあるだろうし、くくって欲しいところだね。
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まだ間に合う監督替えろのマリ戦www 1970

2018年03月23日 23時58分52秒 | Weblog
いや酷かった。この試合をまとめるなら、最大の収穫は大島で最大の損失は大島だ、の一言で終わる。
とにかく大島以外の選手はボール受けたから前を向けない。周りが見えてない。だから横パスとバックパスに逃げるだけ。相手を崩すスキルが無い。長谷部なんて酷いもんだ。あれじゃドイツでリベロが定位置になるのも分かる。
前半途中でその大島が負傷退場後はより一層無惨な攻撃になった。
少なくとも本番3ヶ月前に披露するレベルの試合じゃない。

ハリル最大の欠陥は攻撃プランを示せないことの再確認だけが出来た。
この監督に本番やらせても今日と同じレベルの試合を繰り返すだけだよ。
アギーレ戻せ。

プランが無いから殆ど全てがアドリブ任せになる。
再三弱点と指摘されるDFの危なっかしいボール回しも変わらない。
今日の相手はブラジルか?笑
どっちがW杯に出るチームか分からなかったぞ。
試合の度に選手をコロコロ変えてるからタイミングも合わない。そして個のスキルに頼った得点だけで終了。まあこの時期にやる内容のサッカーじゃない。

そんなわけで個々の選手について良い悪いを論評出来るレベルの試合じゃなかった。
逆に言えば監督が替わらないなら誰が出たって一緒だよという話。
本来ならば、この時期はチームとして8割位の仕上がりで足りない部分を誰に埋めてもらうか、新戦力をチェックする時期なんだけどね。来週ヨーロッパのあちこちで行われる国際試合はそんな風景で染まるだろうが。
ハリルの日本はいまだにチームの骨格すら見えない即席チームのままだな。

ま、もう流石にこんなの見飽きたから交代しなさいね 笑
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安倍さんの支持率  らくせき

2018年03月17日 16時32分03秒 | Weblog
時事通信の世論調査では安倍さんを支持しないが、支持するより上回ってるが、
それでも支持利率は40%あるとのこと。

これは何を表しているのか?
ひとつの解釈は、安倍さんの代わりがいないという声もあります。
しかし民主主義の危機です。新しいファシズムの始まり。

安倍さん以外なら誰でも、これより悪くはならないのじゃないかな?
国民は民主主義には、経済ほど関心をもっていないということか?
手離してから気付いても遅い・・・

あるいは・・・・


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公平を捨てる?   らくせき

2018年03月16日 08時59分29秒 | Weblog
安倍政権が検討している放送制度改革の方針案が15日、明らかになった。テレビ、ラジオ番組の政治的公平を求めた放送法の条文を撤廃するなど、規制を緩和し自由な放送を可能にすることで、新規参入を促す構え。放送局が増えて、より多様な番組が流通することが期待される一方、党派色の強い局が登場する恐れもあり、論議を呼ぶのは必至だ。

 共同通信が入手した政府の内部文書によると、規制の少ないインターネット通信と放送で異なる現行規制を一本化し、放送局に政治的公平などを義務付けた放送法4条を撤廃するとともに、放送に認められた簡便な著作権処理を通信にも適用する。
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久しぶりに 1970

2018年03月13日 23時32分15秒 | Weblog
年明け初か?w
今年はW杯イヤーでサッカー以外のことはあまり書くつもりはなかったが、此処んとこ色々あったので。

①財務省の文章改竄問題
森友についてはかなり前に一度、総理夫人のおバカな行動について書いたことがあったが、今回の改竄問題でも同じ感想になる。結局そもそもはあそこからじゃない?
闇の深い地域に建てられる小学校をめぐり胡散臭い業者にまんまと手玉に取られた脇の甘さが全てだろう。最初に証人喚問でも何でもやって御免なさいしていればここまでの話しにはならなかった筈。それがよってたかってうやむやにしようとして複雑骨折になった。アホの極み。しかし今回の件で私が一番驚いたのは財務省の文章改竄ではない。その後に出てきた、会計検査院が文章が2種類あることを知っていたという話だよ。おいおいwこれじゃチェックもクソも無いだろ。分かってるのか?
これには開いた口が塞がらなかった。今後どうやって立て直すのか見物。
でも、野党のやることにも相変わらず感心出来ないので、まあ様子見だな。いつから政治家の調査能力がここまで無くなったのか?昔は爆弾男なんてのが居たんだけどね。今回は朝日の起死回生スクープで、いつもは週刊文春だからな。野党は居ても居なくても一緒。

②米朝会談?
やるのホントにw実際行うとなれば歴史的な会談になるだろう。
しかし、カリアゲが本気で核を廃棄するつもりだなんてとてもじゃないが思えない。唯一にして最大の拠り所が親子三代悲願の核だろ?それをいつ辞めるか分からないようなトランプ相手に犠牲にするとは思えないな。そうやって考えると5月と言われてる会談迄に幾つもヤマがありそうな気がする。そして、会談にこぎ着けても話が纏まる保証は当然無い。あまりいいイメージがわかないんだよな。

③サッカー日本代表
この期に及んでまだメンバー探しをやってるんだよなw今までの2年間は何をやってたんだ?直前での不調から度々岡田ジャパンと比較されるが、あの時とは比較にならない程今回の方が酷いからなw南アの時はこの時期メンバーはほぼ決まってたんだよ。試行錯誤したのは戦術なの。今のように毎回スタメンさえコロコロ替わるんじゃ呼吸が合うのは来年だよw

というわけで、次は多分今月末のサッカーヨーロッパ遠征の時だな。
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反米は即、親中国なのか?  らくせき

2018年03月13日 12時42分46秒 | Weblog
財務省の改竄、書き換えがは白日のもとにさらされて
ネトウヨさんたちの元気がないとのこと。
これはネトウヨさんがほんとの右翼じゃないということでしょうね。
ホンモノの右翼なら怒るべきでしょう。

かねがね感じていたことですが、右でなければ左という
無意識の前提でコメントをつけるのはいかがなものでしょう?

右も左もおかしいという立場もあるのでは?
私が反米なのは日本が独立国家として自立してほしいという
気持ちを表明しているのであって親中国でも韓国でもないですがね。



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多分、時間稼ぎという結果でしょうか?  らくせき

2018年03月08日 09時38分20秒 | Weblog
今回の北朝鮮の態度は硬軟とりまぜてきたこれまでの外交政策からみて
時間稼ぎに終わるのではないでしょうか?

時間稼ぎに終わらせるか、どうか?は鍵をにぎっているのは
実は北ではなくアメリカなんですが・・・
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ミサイル防空訓練を思う  らくせき

2018年02月28日 09時07分45秒 | Weblog
戦前のジャーナリスト桐生悠々が書いた社説を思い出しました。

関東防空大演習を嗤う   桐生悠々  です。

一度目は悲劇。二度目は喜劇。カール・マルクス


 防空演習は、曾て大阪に於ても、行われたことがあるけれども、一昨九日から行われつつある関東防空大演習は、その名の如く、東京付近一帯に亘る関東の空に於て行われ、これに参加した航空機の数も、非常に多く、実に大規模のものであった。そしてこの演習は、AKを通して、全国に放送されたから、東京市民は固よりのこと、国民は挙げて、若しもこれが実戦であったならば、その損害の甚大にして、しかもその惨状の言語に絶したことを、予想し、痛感したであろう。というよりも、こうした実戦が、将来決してあってはならないこと、またあらしめてはならないことを痛感したであろう。と同時に、私たちは、将来かかる実戦のあり得ないこと、従ってかかる架空的なる演習を行っても、実際には、さほど役立たないだろうことを想像するものである。

 将来若し敵機を、帝都の空に迎えて、撃つようなことがあったならば、それこそ人心阻喪の結果、我は或は、敵に対して和を求むるべく余儀なくされないだろうか。何ぜなら、此時に当り我機の総動員によって、敵機を迎え撃っても、一切の敵機を射落すこと能わず、その中の二、三のものは、自然に、我機の攻撃を免れて、帝都の上空に来り、爆弾を投下するだろうからである。そしてこの討ち漏らされた敵機の爆弾投下こそは、木造家屋の多い東京市をして、一挙に、焼土たらしめるだろうからである。如何に冷静なれ、沈着なれと言い聞かせても、また平生如何に訓練されていても、まさかの時には、恐怖の本能は如何ともすること能わず、逃げ惑う市民の狼狽目に見るが如く、投下された爆弾が火災を起す以外に、各所に火を失し、そこに阿鼻叫喚の一大修羅場を演じ、関東地方大震災当時と同様の惨状を呈するだろうとも、想像されるからである。しかも、こうした空撃は幾たびも繰返えされる可能性がある。

 だから、敵機を関東の空に、帝都の空に、迎え撃つということは、我軍の敗北そのものである。この危険以前に於て、我機は、途中これを迎え撃って、これを射落すか、またはこれを撃退しなければならない。戦時通信の、そして無電の、しかく発達したる今日、敵機の襲来は、早くも我軍の探知し得るところだろう。これを探知し得れば、その機を逸せず、我機は途中に、或は日本海岸に、或は太平洋沿岸に、これを迎え撃って、断じて敵を我領土の上空に出現せしめてはならない。与えられた敵国の機の航路は、既に定まっている。従ってこれに対する防禦も、また既に定められていなければならない。この場合、たとい幾つかの航路があるにしても、その航路も略予定されているから、これに対して水を漏らさぬ防禦方法を講じ、敵機をして、断じて我領土に入らしめてはならない。

 こうした作戦計画の下に行われるべき防空演習でなければ、如何にそれが大規模のものであり、また如何に屡しばしばそれが行われても、実戦には、何等の役にも立たないだろう。帝都の上空に於て、敵機を迎え撃つが如き、作戦計画は、最初からこれを予定するならば滑稽であり、やむを得ずして、これを行うならば、勝敗の運命を決すべき最終の戦争を想定するものであらねばならない。壮観は壮観なりと雖も、要するにそれは一のパッペット・ショーに過ぎない。特にそれが夜襲であるならば、消灯しこれに備うるが如きは、却って、人をして狼狽せしむるのみである。科学の進歩は、これを滑稽化せねばやまないだろう。何ぜなら、今日の科学は、機の翔空速度と風向と風速とを計算し、如何なる方向に向って出発すれば、幾時間にして、如何なる緯度の上空に達し得るかを精知し得るが故に、ロボットがこれを操縦していても、予定の空点に於て寧ろ精確に爆弾を投下し得るだろうからである。この場合、徒らに消灯して、却って市民の狼狽を増大するが如きは、滑稽でなくて何であろう。

 特に、曾ても私たちが、本紙「夢の国」欄に於て紹介したるが如く、近代的科学の驚異は、赤外線をも戦争に利用しなければやまないだろう。この赤外線を利用すれば、如何に暗きところに、また如何なるところに隠れていようとも、明に敵軍隊の所在地を知り得るが故に、これを撃破することは容易であるだろう。こうした観点からも、市民の、市街の消灯は、完全に一の滑稽である。要するに、航空戦は、ヨーロッパ戦争に於て、ツェペリンのロンドン空撃が示した如く、空撃したものの勝であり空撃されたものの敗である。だから、この空撃に先だって、これを撃退すること、これが防空戦の第一義でなくてはならない。


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こんな話が   らくせき

2018年02月19日 09時40分24秒 | Weblog
マイケル・ムーアはアメリカ社会が銃を手放せない理由を、黒人や先住民族を迫害・弾圧してきたからこそ不安と恐怖をどうしても拭えないのだと喝破した。つまり勇敢ではなく臆病なのだ。だからこそ抑止力にすがる。その抑止力が結果的に自分たちに牙をむく。
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ソウル共同  らくせき

2018年02月11日 09時53分48秒 | Weblog
韓国大統領府高官は10日、安倍晋三首相が9日の日韓首脳会談の際、
米韓合同軍事演習を延期すべきではないと主張したのに対し、
文在寅大統領が「わが国の主権の問題だ」と不快感を示していたと明らかにした。

トランプさんとの違いの大きいコト。明治の思考そのまま。
脱亜入米。
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書評「新・日本の階級社会」(2)「貧富の世襲」より酷い現実・・・   文科系    

2018年02月09日 07時46分23秒 | Weblog
 この本を読む動機になり、読んだ結果「なるほど」と納得した「日本のある現実」が存在する。僕の回りにも、ここの読者の回りにも間違いなく無数に増えている現象・・・。


 貧富の世襲とはまだ、貧または富夫婦が子供は作れたが、その子が貧または富にきっちりと分かれるという社会状況と言えるだろう。
 ところか現代日本は、もっと酷い。貧者の子どもが結婚できなくなって、子供を作れなくなっている。この本にはそういう状況、数字がきっちりと書いてあるのだが、僕自身はそういう問題意識を僕の親類のある家族を見て、既に前から得ていたのである。このように・・・。


 その夫の父母は、母も旧制女子高等師範学校(現在、お茶の水女子大学)出身で、高校教員同士の共働き。その子ども4人は皆国公立大学卒。
 その妻の方は父母が離婚して、母1人で5人の子を育てた、その長女。
 さて、この夫婦とその兄弟たち合計9人はみんな結婚したが、その子、つまり夫婦から見て甥や姪が全員30歳以上になった今、どうなっているか。それが問題である。
 夫の方は甥姪合わせて10人が全員結婚していて、甥姪の子が総勢15人を優に超えている。子がないのは10人の内たった1人で、それも妻が妊活に励んでいる真っ最中だ。
 他方妻の方は、甥姪合わせて7人で既婚者は2人、その子もその夫婦自身の孫たった2人だけである。


 どうだろう、皆さんの回りにもこんな現象は多いのではないか。この本はそのことを政府統計数字でもって示してくれた著作である。いったん貧乏になった家は家系が絶えるというような窮状さえ覗ける日本だと言えないだろうか。それも子の世代から数えてたった2代目限りでどんどん絶えていくというような。こんな現状を垣間見ていたからこそ、この本の書評エントリーを僕はこういう文言で書き始めたのだった。
『団塊以降世代から初老期に入られた方々に言いたい。子どもらが結婚できず、子も作れないような日本、世界を遺して、安んじて死んで行けるのかと。そんな事をひしひしと感じていた僕はそういう資料を望んで久しかったのだが、とうとうこれを教えてくれる本に出会った』
 日本の急激な少子化とは実は、上のような意味なのである。いったん貧乏になった家は子孫が絶えるというような。 こういう現実を作った保守党が絶対多数というのは、どう観ても国民が騙されているということだろうと、僕は強調したいのである。
 


 何度でも言うが、この間にも日本、世界の生産力一般は飛躍的に伸びているのである。南欧、南米、アジアに大量に生まれている若者の失業者とか日米の不安定労働者の急増、惨状とか、生産力向上の成果がほとんど回って行かない人々が激しく増えているのだ。それで世界がますます酷い消費不況に陥って、職がない人々、不安定労働者がまた増えていくという、悪循環世界。

 これは、世界的なグローバリゼーション社会の「供給サイド経済学」という仕組みから来ていること。これの反対がケインズのような「需要サイド経済学」だとは、マクロ経済学原論を学んだ人なら誰でも知っていることだ。こうして現在の消費不況とは、世界的なものなのであって何も日本だけの特徴ではないのである。ある少数者たちが暴力的かつ徹底的に作り上げてきた「株主サイド経済」という世界的構造的な問題なのである。ちょうど、大工場の労働時間法が無い時代の15時間労働のような・・・。
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