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どんな集まりに出掛けてもメンバーの中で一番の年長者だと思うことが多くなった。
ついこの前までは、職場や業界の集まり、セミナーなどでも先輩は常に居た。またお馴染みが集う居酒屋や呑み屋でも「おニィさん」と呼ばれ相手にしてもらっていた積りだったのに。
それでも時に、自分より年長のメンバーが居る時がある。そんな彼は全ての面で経験も話題も豊富だ。長年、生きていれば世の中の出来事に大抵は驚かなくなっている。なんでも知っているのだ。しかし、たまに先輩の言葉から我が身を振り返る思いになる。
カウンターだけの居酒屋でたまたま隣り合わせた年少者が、初めての鰯の酢シメを食して「美味い!」と感動している。その時に、「こんなのが珍しいの!」と、急に物知り顔になり、うんちくを語り出す人がいる。聞くとはなしに耳に入る話の内容は、ただ自分の食べ方の好みを押し付けているか、思い出を話しているだけにしか聞こえない。
子供時から鰯を食べていたと言っても、それが鰯の全てを知っていることになるのか。鰯は鰯!だと知っている気になれば、それで終わり。
鰯にはマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシなどがあり、調理方法や食べ方も多様だ。
また人の暮らしも似ては居るがそれぞれ微妙に違う。似ていると十把ひとからげにして知っている積りになるのか、違いに気が付いて興味を持つのかの差は大きい。
自分も人生経験が長くなった。あらゆる事に「又、これか!」と感じる事が多くなっているだけに、大いに反省もしたい。
年少者と席を同じくする機会もある今、彼らの感動を大切にしながら、微妙な違いの分かる年長者でありたい。
神官のこの履物の名前を知りました。アサグツというのだそうですね。それにしても、すごいところに眼がいきましたね。花や景色から飛び出して、こんなところにも美しさを見出すとは。でも、この沓の並び方は微妙ですね。どうしたのでしょうね。そこがまたシャターチャンスではあったのでしょうが。今回はブログよりも写真に惹かれました。