松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

終戦を、記念して。

2021-08-16 13:38:25 | 日記・エッセイ・コラム
 盆明けのごみステーションは修羅場だ。今回はまだ送り盆があるからか、余裕はあった。しかしカンヌキが開かない。中から荷物に押されている。親切心に魔が差して、2個のケージのうち酷い方を押しながら開けた。同時に一袋、まんまのメロンや重たいモノばかり入ったゆるゆるのごみ袋が転がり落ちて来た。地面に「つゆ」の跡がドロリと付いて、まだ滴っている。不幸中の幸いな事に、足元の被害は免れた。
 きっとこの人は、捨てて安堵していることだろう。気持ちは分かるよ。今の境地に達する前は、オレもそうだったから。

 一仕事終えて、ふらつく足で庭を歩いたら、とても平衡感覚が良かった。でこぼこしているのに、歩きやすい。この感覚は、マンション住まいの方には分からんだろうなあ。平らな地面って、人間の成長を止めているかも知らんよ。普段、脱いだスリッパを自分の足で蹴とばすようなオレが、しっかりと地面を支えているんだから。
 大自然は、偉大だ。人類を進化させてくれる。

 今日は新聞が休みで、きのうの試合、何が書いているのか楽しみにしていたのに残念だ。広いストライクゾーンをうまく使った、魔法のようなピッチングに、明桜打線は沈黙した。5-0の余韻は、選手のおごりを見事に表現していた。打線もなかなかの、いいチームだったな、帯広農業は。

 きのうの終戦記念日は、テレビを見もしなかったし、黙とうもしなかった。当然だろう。何年前のことを、いままで引きずっているんだ。このまま百年経っても続ける気か。

 私に提案がある。この式典は中止にして、来年からは個人で御霊にまことの哀悼をささげる。そういう形にしましょう。
 墓参りと同じ日にしてもいい。つまり15日は、先祖の霊と英霊に祈りをささげる日にする。それぞれの県の護国神社に、家族そろってお参りする。もちろん靖国神社に行ってもいい。
 これを全国的に流行らせたら、お隣の国もコメントに困るだろう。
 いや、そんな国じゃあないか。相手も新手の作戦を考えてくるだろうなあ。懲りない面々だからなあ。
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祭りの太鼓が聞こえる

2021-08-14 17:16:49 | 日記・エッセイ・コラム
 地方にいて、良かったと思うことは数々ある。五輪前から決めていたので、予定通り子供たちが帰ってきた。
 スーパーにオードブルを注文して、11時に取りに行った。交換場所にはズラリ寿司とオードブルが並んでいた。およそ十と幾つかあった。ほほう、うち以外にも盛大に、これを囲む家が結構あるもんだね。これは昼の部だけだろう。

 「箸は何本お付けしましょうか」と係が聞いた。妻は「10人」と答えた。ほほう、サバ読んだもんだ。こういう時は、神経が太い。実際のところは6人とプラス2、なんだが・・。次のお父さんは「8人」と答える。正直な数字だろう。こうでなくちゃね、店員さん。
 都会では病床不足で、自宅療養から急変して救急車を呼んでも、10時間待ちとか言ってる。こっちも過去タイの24人だったかな。多いは多いが、切迫感はない。それでも気にはなって、除菌ウェットティッシュで動線上のノブを拭いたりして待った。
 この違いは、大きいと思うよ。県内から出ない限り、安全なことは分かっている。クラスターが出そうな場所へ行く親族はいないはずだ。

 我が家は例年どおりの盆を迎えて、例年どおり過ごした。
 子供が眠たそうだし、親もお疲れ気味。午後早くにバイバイした。
 こっちの気疲れも、最小限で終わった。
あっ、そうそう。手土産が二組とも「もも」だった。オリンピックを連想した。福島のモモがかなりウケがいいと、SNSで囁かれていて、実際おみやげに持って帰ったアスリートもいるとか。いうのを思い出した。
 食べたいのを我慢して、解散してから、かぶりついた。その美味しいこと。甘~いし、酸味も適度にあるし、秋田のモモだって、負けていませんゼ。

 特別日照りが続いたので、収量はかなり減ったそうだが。残ったものには、それだけの価値があった。あのオリンピアンと、同じ気持ちを味わっている。今頃、兄妹で「しまったあ」と思っているか「オレの方が美味しいさ」と思っているか。
 次の電車が早く来ないかと、暇そうに窓辺で待っている甥が、足のかかとで腰板をバンバン蹴る。それが太鼓の音に聞こえたので言った。「おや、どこかで祭りの太鼓を叩いているぞ」祭りという言葉さえ、聞かなくなって久しいなあ。
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以下省略の、墓参り。

2021-08-13 13:42:35 | 日記・エッセイ・コラム
 毎年どうせ3人兄妹がそれぞれ持ち寄るんだから、花を省略しようと思った。 二人の妹の花で一杯になるのだから。
 庭の百合が終わって、まさか行灯作りの朝顔じゃあるまい。

 そしたら、いつもと順番が違った。一人、来ていない。墓に掛ける水も、省略しようとしたら、のど渇いているんじゃない、と妻が言う。これは、珍しい。この頃、オレより信心深くなっている。もっとも、比べる対象が間違っているが。

 キャスター付きの仏壇に、炊いたばかりのご飯をチンとやって、上げていたりする。気づかぬフリをして、黙って見ている。どういう心境の変化なんだろう。

 墓に向かって写真を撮っていると、妻が言う。「何か写ったら、どうするの」望むところだね。そうあって欲しいよ。あったら、特ダネだ。案の定、この世のモノ以外、何も写っていなかった。

 甲子園がまた順延になった。毎日、楽しませてくれる。毎日、次の日の8時に標準を合わせた生活をしている。張り合いが続くのは、いいことだ。

 これで三日、緊張の日が続いた。この調子で、秋雨前線が行ってしまうまで順延を繰り返したらいいさ。球児は喜ぶだろう。夏休みが増えたって。こっちは、22日までだもんね。

 今朝は寒くて、暖房入れようかと思った。やめて、トレーナーを出して着た。考えられないね。あの暑さは、どこ行ったの。
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日航機123便の事故と、自衛隊員の自殺。

2021-08-12 10:42:12 | 日記・エッセイ・コラム
 やっぱりな。そうくると思った。でも一応、明桜の風間君の雄姿は見せる事が出来た。シカシ、ノーゲームとなったこの試合で投げた投球数はカウントされるんだそうだ。そんな殺生な。
 風間君、顔も悪くないでしょ。逆八の字の、歌舞伎俳優のような眉毛も魅力的です。いかにも気が強そうに見えます。風間君には必ず、157kという代名詞が付いてきますが、そうそう出せる数字ではないです。ほんと、機械が狂ったんだろう、とみんな思いました。140k台で、ガッカリしないで下さいね。でも本人は、その上を狙っていますから、大丈夫です。

 36年前の今日、あの事故は起きた。「圧力隔壁」という言葉が報道を駆け巡った事が鮮明に記憶にある。しかし不可解な点は多い。現場にいち早く入った上野村の民間消防隊員が、自衛隊に追い返された事。場所が分かっているのに、翌日まで捜索が入らなかった事。まるで火炎放射器で焼かれたような現場から、離れた場所で発見された4人だけが、生き残った事。満タンのジェット燃料だけでは、あんなに広範囲に黒焦げにならない事。ガソリンとタールを混合したような異臭が立ち込めていた事。

 垂直尾翼が相模湾から引き揚げられた後、マスコミの目を避けるように隠された事。
 1年が経過した頃、二人の航空自衛隊パイロットが自殺した。1か月後、さらに二人が自殺した。そうやって、1986年の1年間で90人以上の隊員が自殺した。

 あれは不幸な出来事だったと思う。おそらく引き揚げられた尾翼を見れば、原因が一目瞭然な状態だったのだろう。当時、自衛隊機は2機現場を飛んでいた。前にはオレンジ色の物体が飛んでいたことが、画像解析で判明している。敵機に見立てた無人機の可能性が高い。

 つまり訓練中の航空自衛隊のファントム戦闘機が、日航機を標的と見誤って迎撃ミサイルを発射してしまった。という推測が成り立つ。

 自殺した隊員が、あの時操縦していたパイロットだったとしても、上司が自殺を防げなかった事は責任がある。国を守る仕事をしている人間が、そんなに弱くてどうする。と言いたいね。後を追った隊員にも言いたい。キミらが、命を賭けるような事ではないよ。日本を守るという事は、それほどの(それでも生きるという)覚悟が時には必要だ。ということだと思う。
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泣き腫らしたフクヒロの顔は、意外と美人だった。

2021-08-10 14:27:09 | 日記・エッセイ・コラム
 台風9号くずれの低気圧は、待望の雨をもたらしてくれた。風は無かった。上空を横切って行ったはずだが。なんで周辺の遠い場所が風が強いんだろ。わけ分らん。

 五輪閉会式の視聴率が驚異の46.7%だって? なんだかんだ随分ケチをつける人の意見が多かったが、なんだい結局みんな観ているんじゃないか。

 いろいろ感動をもらったが、NHKスペシャル「TOKYO2020 私たちの闘い」がダメ押しの感動をくれた。バドのフク・ヒロペアが、二人とも顔を真っ赤にしながら、だけども淡々と涙目で語る最後の試合のことなど。初めて笑顔でゲームを楽しむ事が出来たと言っていた。

 オレは北都銀行の二人、ナガマツを応援する側なので、なんだあのBS(美人じゃない)の二人組は、と思っていた。でもあの番組を見て、考えが変わった。というかBSじゃ無かった。可愛かった。意外だった。

 あれが本来の二人の姿だったのか。憎いと思うから、ますますBSに見えていたのかも知れない。試合中は、怖い顔しているからな。どうしても。

 再放送が13日(金)の23時31分からあるみたいだから、録画する。予約した。もう一度、見たい。永久保存版。

 タイムが出ない大橋悠依に、棄権する道もある、と助言する平井コーチの話。ソフトボールのモニカ・アボット投手が、どんな想いで日本リーグに来たのか。色々といい話を聴くことが出来た。
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