東海大菅生は気の毒でしたね。攻撃の途中での中断は、審判の中途半端な決断だと思います。あのまま、やりゃあいいのに。と思いました。そのつもりで毎回砂を入れたんでしょう。この試合だけは、最後までやる。そう決めて、続行したはず。打球が途中で止まろうが、条件は同じ。8回表をやったら、裏もやる。そう来なくちゃ。
ただ、降雨ナウキャストを見ていた私は、この後、赤い線状降水帯が近づくのが分かりました。それでも濃い青の表示の雨が続く中で、試合が出来たことには驚きました。
画面では、ザーザー降りに見えますが、あれは外野からの望遠レンズで撮っているから、多少の誇張はあります。目の前が、あれほどザーザーなわけではないと思います。それでも外野手に、バットが当たった瞬間のボールが見えるか、解説者が心配していました。ギリギリだったことは確かです。
甲子園の水はけの良さは、明桜の試合の時から感心していました。仕切り直しの8時開始が11時になりましたけど、あれは脅威でした。雨が10時まで降っていたんですよ。それが1時間でサラサラになっていた。手品のようです。どれだけ暗渠が発達しているんだ。その上の黒土も。
19年の決勝を、表、裏と細切れに放映しながら逐一、土の状況を見せていたので、阪神園芸の奮闘ぶりが非常に良く伝わりました。まるで一種の「ショー」のようでした。あの技術は凄い。あの上で、もしオリンピックをやっていたら、瞬く間にSNS上で世界から称賛の嵐が巻き起こったでしょう。