米国産小麦は、やめておこう。

　輸入小麦が危険だというのは知っていたが、具体的なことまでは知らなかった。たとえば遺伝子組み換えの議論を抜きにして、農薬だけでも震え上がる話だった。
　米国の農家は、日本行きの小麦にグリホサートを散布する。それも雑草にではなく麦に直接散布する。それも自分で食べないから量が凄い。

　２０１７年からは米側の圧力により摂取限界値を６倍に緩めるよう要請され、日本側は折れてしまった。
　収穫時に雨が降ると小麦が発芽してしまうので、先に除草剤で枯らせて収穫する。さらに輸送の時は、日本で禁止されているイマリザルなどの防カビ剤を噴霧する。
　グリホサートは発がん性に加え、腸内細菌を殺してしまうことで、さまざまな疾患を誘発する懸念が指摘されている。

　なぜこんな良心のかけらもない事が出来るのか。「これはジャップが食べる分だからいいのだ」とアメリカの穀物農家が言っていた、との証言が研修に行った日本の農家の複数の方から得られている。
　この証言は、驚くに値しない。もともとアメリカという国は、西部開拓で原住民の土地を奪って陣地を広げてきた。そしてアフリカから奴隷を買い、自分のしたくない仕事をさせてきた。黄色いインディアンも黒人も、自分ら白人のためにあると思っているんだろう。

　そういう本能的な考えは、時代が変わったからって改まるわけはない。頭で分かったつもりでも、感情が優先する。

　さて、このパンはどうしたものか。ヤマザキの「１２穀ブレッド」というんだが。裏を見た。使用している雑穀のうち、小麦は国産と書いてある。ほっ、それは良かった。でも今日はパンって気分じゃないな。
　いつもの鉄板焼きそばを作ろう。自分で作ってなんだが、今日はうまくできた。うめえ、うめえ。

　アレ、ひょっとして。焼きそばの袋の裏面を見た。輸入小麦とは書いてないが、ただ「小麦」ってが。表示義務がないのか。それは困る。
　なんだよ、元の木阿弥ってやつか。バカみたい。これからはコメだな。３食コメ。これで行こう。あ～、コメに大麦混ぜてた。ど～しよう。アメリカ又はカナダだと。最悪。

　と思って下を見ると「本品には、残留農薬検査（自社分析）を実施し、合格した原料を使用しています。」ほっとした～。疲れた～。