松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

「打診」お医者さんの魔法の手

2020-06-25 12:44:41 | 日記・エッセイ・コラム

 子供の頃、風邪を引いたり何かあった時行く医院が近所にあった。

 これを「かかりつけ医」というのだろう。

 丸い回転イスに座り、うらおもて3回づつ、トントントンとやる。まるで儀式のように、やることは決まっていた。いつの日か、疑問が浮かんだ。
 これで一体、何が分かるというのだろう。

 専門が資源開発だったので、フィールドワークで地震探査をやったことがある。今では言える。あれは体の内部を地震探査しているのだと。

 これは道具を使わずに出来る、最も簡単で効果のある検診術で、即座に重要な情報が得られるのだ。左の中指の腹を患部に当て、右の中指で叩く。すると例えば肺の場合、空気が詰まっている空間は、コーン、コーンと乾いた音が響く。そして指に振動として伝わる。肺炎や結核で血液や膿がたまると、音は全く違って聞こえる。

 腹の場合、おなかが張っているのはガスのせいなのか、便が詰まっているのか、その分布はどうなのか。を知ることができる。

 お医者さんは、自分で打診することを勧める。日頃、音を聞いていれば、変化に気が付くこともある。意外と楽しいよ。ただオレは指が細いので、右手の4本をまとめて貫手(ぬきて)突きのように叩く。そうそう、この音がしていたな。

 おざなりのように見えたトントントンは、確かな腕と技術が詰まった、お医者さんのワザだったのだ。

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コロナ後遺症に苦しむ若者

2020-06-24 09:18:02 | 日記・エッセイ・コラム

 21歳の大学生で、退院してから40日以上もコロナの後遺症で苦しんでいる若者がいる。

 陰性になって自宅療養しているが、まともに生活できない。37.5度前後の熱と頭痛、倦怠感と湿疹と、臭覚障害で食欲がなく、頭痛で眠れない日もある。

 10代の男性は、常に頭痛とだるさ、肺の痛み、胸の痛み。こちらも40日以上になる。息苦しく、少し歩くだけで疲れる。今も熱は38.3度。

 これ、完全に肺がやられて、肺胞が復活できていないということでしょう。肺だけじゃないかも知れないけど。こういう人こそ、臓器の再生医療を受けなきゃダメだよ。

 ロート製薬では、8月から幹細胞を使った治験を国内で初めて行うと発表した。こういう人に早く始めなきゃだめでしょ。第一人者の山中教授はこういうケース、放っておけというだろうか。

 もっとも死地をくぐり抜けてきたことに比べれば、ここまで回復したとも言える。このまま、何年も掛けて頑張れってが。

 それも、良かろう。どうせ他人事(ひとごと)だからな。

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インスタント袋めんに、復権の兆しあり。

2020-06-23 14:59:23 | 日記・エッセイ・コラム

 インスタント袋めんが、カップ麺を抑えて伸びているそうだ。麺が延びているんじゃないよ、言っとくけど。麺の延びすぎは、いけません。

 それで何でか、ってことになるんだけど、マツコのテレビで紹介されたのがまず一つあるそうだ。もちろん巣ごもり生活で、見直された、必要とされたことも大きい。

 他に筆者が言いたいのは、①カップ麺よりも、アレンジが利く。②カップ麺よりもコスパがいい。③カップ麺よりも「体に悪くない」というイメージがある。

 の、3点だと主張している。まあ、わたくし流に言えば、その通りなんだけど実際、原材料名を見てみると明星鉄板焼きそばの場合、ビタミンB1・B2とカルシウムが強化されているし、マルちゃん天ぷらそばにもカルシウムが入っている。ここら辺が以前からわたくしの購買心をくすぐるのです。

 と思って、30%Salt offの日清カップヌードルを見ると、B1・B2・カルシウムは入っていた。

 そうなんです。私の場合、塩分は大事で、自分で調節できるからこそ、袋めんなのです。

 一時は商品棚に影が薄く、流通が止まるのではと不安を覚えていたこともありました。

 時代がようやく自分に追いついてきたことを寿(ことほ)ぐと共に、自分の進むべき方向が間違っていなかったことに満足を覚える、今日この頃では御座います。

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日食の伝説

2020-06-22 06:55:54 | 日記・エッセイ・コラム

 多分、日食を味わうのは二度目だ。こっちは天気に恵まれない。しかし今回は違った。傾いた日が、シャッターや壁に影を作る。ピンホールカメラの要領で、帽子のすき間から漏れた光を、車庫のシャッターに写す。

 ハートマークが一杯あるのが、分かりますかね。これで、どうです。

 秋田は何パーセント欠けたのか分かりませんが、おそらく四分の一くらいでしょう。

 そうやって影を探して四苦八苦していると、涼しい風が吹いてきた。明るいのに、ヒヤッとする。まるで日暮れか、あけぼののようだ。

 これが日食ですよ。体で実感しないと、日食を堪能したとは言えません。

 欠ける映像を見たって、体験したことには、なりません。

 窓を閉めたりしているうち、また太陽が復活して、いつものきつい西日になりました。

 思うに古代の人たちは、このままお日様が隠れてしまうのではないかと、心細い不安に襲われたことでしょう。寒くなるから、一層不安になります。

 そのお日様が、また戻ってきたら、これはうれしいでしょう。飲めや歌えのお祭り騒ぎでしょう。

 天の岩戸隠れの伝説が、そのまま日食の記述だということを。

 実感したね。

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花菖蒲、咲いたか。

2020-06-21 09:43:48 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝の新聞に、浅舞公園の菖蒲が見ごろだと写真入りで載っていた。

 そうか県南はもう咲いたか。小泉潟はどうだろう。

 行ってみると、まあまあ「ぱやぱやど」(まばらに)咲いていた。

 ちらほら、朝から人がいる。あずまやに居た男性が、三脚付きのカメラを持って、オレの後から来る。同じ一群を動画で撮り始めた。

 ははあ、人物を入れたかったな。オレも同じことなので、花に集中しているふりをしながら、画角の隅に彼を入れた。お互い対角線にポジションを取って、あうんの呼吸で撮影する。次の一群に、彼を追って向かった。

 日傘を差した、涼しげな美人でも居れば、そっちに行ったろうが、あいにく数十年前の美人しか来なかった。

 行く時、金農のグランドから盛大な声が響いてきた。部員がアップ練習をしていた。片や他校と思われる選手が居る。マイクロバスを見に行ったら、青森から東奥義塾が来ていた。なるほど。こっちも解禁になったか。

 野球は東北大会が、県代表のトーナメントで宮城県で開かれるそうだ。いいことだ。
 その次も、あるといいね。

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