松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

あれ以上の夏は来ない、吉田輝星には。

2020-06-08 16:43:54 | 日記・エッセイ・コラム

 2018年夏の甲子園は、どこが優勝したかというよりも、吉田輝星のための舞台だったと言うことが出来る。

 齋藤なんとかいうハンカチ王子の試合を見た。マー君との延長戦だ。彼も高校時代は凄かったんだね。延長15回の最終回に最速の147k、148kを出していた。彼にとっても、あれが最高の舞台だった。

 今、暇だから録画を見ている。

 ほれ、12時間分のラインナップ。試合よりもワイドショーで、たっぷり泣ける。もらい泣きも出来る。

 それが長谷川聖子氏の涙。彼女はもう、輝星くんに関わる話題だったら漏れなくヒーヒー言って泣いてしまう。

 あの頃のお母さんは皆、似たようなものだった。

 吉田輝星にとって、あれ以上の舞台はもう来ない。それは間違いなく言える。

 プロ野球は団体競技だ。吉田一人に構ってはいられない。グッデイも取り上げない。

 甲子園だから、疲れていても150k出せたんだと思う。もう二度と、この数字は出ないと思う。5万の観衆が、誰の味方であれ、5万の観衆が出した記録だと思う。

 一生の想い出を作れなかった、今年の3年生には、残酷な夏と言うしかない。

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