1993年に発行されたこの本は、私のバイブルでもある。
おとめ座の15光年先の星から来たウンモ星人は、スペインとフランス国境にある山の中に6人の探検隊を残していった。彼らは1950年から30年にわたって、その種の興味ある地球人に手紙を出し続け、時には仲間の着陸を予告して大騒ぎになったこともある。円盤の底に「王」の字に似た模様の写真を覚えている方は多いだろう。
そこで今、3冊ある同名のタイトルの本を読み返しているところだ。
彼らは15光年の距離を、半年で地球までやって来たと言っている。それはペアになったこの宇宙の鏡の反対側を通って、しかるべき宇宙天気を読み、最もショートサーキットになった時を選び、やって来たという。
最初に地球からの信号を受け取ったのは、モールス信号だった。向こうの科学者は、この解読に熱中し、これは「正方形に関する公理」を伝えようとしたのだ、ということで地球はオヤガア(Oyagaa)という名前を与えられた。オヤガアとは、冷たい正方形の惑星という意味だ。
となると第一次世界大戦の頃の、暗号文だったかも知れない。
著者のジャン・ピエール・プチ氏はフランスの一流科学者でありながら、この難解極まりない専門的解説の多い、しかし論旨の一貫しない二千通に及ぶ手紙を、辛抱強く読んで感想を伝えてくれる。この方、小説を書いても売れただろうと思えるウィットに富んだ文章を書くので、こっちも救われる。
プチ氏は手紙をヒントに、MHD推進は衝撃波を発生させずに航行できることを発見したが、水中のみならず大気圏も飛行できることを証明した。それが米軍の秘密兵器TR3Bアストラだ。
それは宇宙空間と大気圏の境い目をホップ・ステップ・ジャンプしながら永久に飛行できるそうなのだ。
私はというと、この本から魂の転生、あの世とこの世の通信方法を学んだ。脳の視床下部には、まだ発見されていない通信装置があって、人類はあの世の指令を受けて進化するのだという。
信じなくて結構ですよ。これは、新興宗教のようなもんですから。