松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

丸岡いずみ、の代理出産に思う。

2018-01-23 15:17:50 | 日記・エッセイ・コラム

 40歳を超えて結婚して、流産も経験し、ロシアでの代理母出産によって自分のDNAを受け継いだ子供を授かる。

 そうまでして血筋を大切にした気持ちに、敬意を払う。

 でも今思うと、自分のDNAなんて、さほど重要ではない。むしろ大事なのは、産んでからの愛情の注ぎ方だと思う。

 自我を形成する年代まで育てたら、あとは子供がいかに努力するかだ。そのスタート台に引き上げてやるのが、親の務め。その時、DNAが果たした役割なんて、大したことはない。

 例えばの話、自分の運動神経が抜群だったとしよう。いなかの運動会レベルでは、負け知らずだった。そして野球をやり、甲子園を目指した。そこから本当にプロになれる人間は、どれほど居るか。期待に圧し潰されるのがオチだろう。

 血のつながった親子は、往々にして衝突することが多い。同じ傾向の「くせ」があるせいだ。親子ならではの、頭にくる言葉が存在する。私の場合は「うまそごなれ」だった。つまり、実の親子ならではの、教育上の欠陥が生まれるのだ。

 今ではDNAなんて、もう古い考え方だと思う。日本人全体で、生まれて来る子供を育てたら、いいじゃないか。

コメント
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