人体ネットワークの講義も第4集まで来ましたね。今回は「腸」が人体の免疫力の中枢を担っていて、免疫細胞の7割を集中させて外敵に備えていて、免疫力を上げるためにわざわざ病原菌を侵入させて、学習するための「訓練場」まで持っている。という風なお話でした。
免疫細胞と同じく重要なのが「腸内細菌」これのクロストリジウム菌が少ない人は深刻な免疫暴走を起こして、多発性硬化症のような手足が震える病気になったりする。
精進料理で生活する修行僧は、花粉症などのアレルギーが改善するので調べたら、クロストリジウム菌が多かった。精進料理とは、食物繊維の多い食事。
日本人は長い時間を掛けて、暴走を抑える腸内細菌を、食生活により獲得して来た。それがここ数十年で劇的に食生活が変わり、アレルギーで悩む人が増えて来た。
そもそもの始まりは、生後すぐの母乳により腸内細菌の種類が決まる。
今からでも遅くない。宮沢賢治の時代に、戻りましょう。