松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

詩吟に送られて旅だった、先輩の母。

2017-02-24 16:25:05 | 日記・エッセイ・コラム

 続く時は続くもんです。一度洗った白いワイシャツをまた着て、秋田まで出掛けました。

 行ってから神道だったことを思い出しました。

 玉串を丁寧に参列者全員が奉納します。奉奠ですか。100人からの人が順番に回ります。

 故人は詩吟をたしなんでいて、仲間が10人参列していました。全員で前に出て、祭壇の前で詩を吟じます。けむりのようにはかない或いは夢のようなというフレーズを覚えています。あれは故人を送る方法としては、かなり粋な計らいだと思いました。私にはあっという間に終わったように感じました。もう1曲聞きたかったほどです。

 年上の女性に囲まれて、しばらく居心地が悪く落ち着きませんでした。しかし神主にお祓いをして頂き、その上詩吟の合唱まで聞かせてもらったので、とても呼吸が楽になりました。お寺より神様の方が、私には有り難いのかも知れません。

コメント
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