松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ローラの夢

2017-02-16 16:01:25 | 日記・エッセイ・コラム

 ローラの告白は、意外な事ばかりだった。歌も芝居も、始めから準備していたものだった。CMでいきなり歌唱力の必要なAIの「Story」を歌い上げたのも、デビューして3年目ぐらいに指導を受けていた賜物だった。デビューとは、モデルとして出発した10年前のことだ。

 ハリウッド女優となったのも、オーディションに受かったからで、その下地はきちんと積んでいた。アメリカの事務所に所属してトレーニングを積み、マネージャーも日本語の達者なアメリカ人の女性に変えて、英語のレッスンをしていた。今では日本語より英語で話す方が楽なようだ。もっとも彼女の日本語は、なってないのだが。年上も構わずタメ口だし、文法が出来てない。こいつも丁寧語を敬語と称する。

 料理もそうだ。プロに習っているらしい。とにかくインスタのフォロワー数が凄い。400万人だ。ちなみに1位は渡辺直美、2位が水原希子、3位がローラ。ローラのインスタグラムは洗練度が素晴らしい。写真1枚にしても、そこにいる人に撮ってもらうのだが、構図は頭にある。空の色が気に入らなければ微調整をする。何といってもモデルがいい。そのスタイルだけで世の女性のあこがれの的だ。自分で選ぶベスト3ショットを公開したが、2枚はローラ自身だった。もう1枚はハートマークを募集掛けて、集めたフォロワーからのパッチワーク写真だった。

 ここまで修行を積んで、一体何になりたいのか。それは「お嫁さん」だった。好きな彼氏と一緒になって子供を産み、素敵な母となって、幸せな家庭を作る。やってくれました。キャリアウーマンこそ、そうでなくっちゃ。子供が出来たからって、家に引っ込むようなローラではありません。向上心の塊ですから。

 それともう一つの夢が、自分のような不遇な子供時代を、のびのび暮らせる学校のような施設を作る事。本当にローラなら、やりそう。

 予想どおりだったのが、あの天真爛漫で奔放なバラエティでの態度。あれはモロ、地が出ている。バラエティは仕事として出演している気がしないそうだ。自分に課した過密なスケジュールの中で、唯一息抜きできる場がバラエティ。この時間は、楽しくて仕方が無いと言う。ローラの人物像が、きのうで180度変わった。

コメント
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