松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

緑のカーテン・2010

2016-08-05 15:18:23 | 日記・エッセイ・コラム

 これは2010年に職場でトライした緑のカーテンです。大概はゴーヤなんかで作るのですが、どうせなら得意の朝顔で、花も見せてあげようという思いです。9月始めの状態です。教育実習の先生方がスーツ姿で登校して来ます。男の先生方は、キュウリとか成り物が良かったと言いますが、私は風流を好むのです。

 事務室の隣が校長室で、お偉方に伺いを立てました。校長先生も乗り気で成長を見守って下さいましたが、なぜか事務室が隙間なく葉が生い茂るのに対し、校長室は隙間がポカンと空いてしまいます。故意に意地悪しているわけでもないのに、なかなかツルを誘導できません。

 最終的には二部屋ともカバーし、外からは見えないけれども、こっちからは程々に見えるいい状態になりました。緑のカーテンの内側は、入った途端に分かるほど温度の差を実感できます。渡る風も涼しく感じます。これだけの葉から水分が蒸散するのですから、効果があって当たり前です。

 最盛期は花の数が1,000個を超えました。これが一日で終わるのですから、花がら集めは大変です。ほとんどの人は、ずっと開いているように思ったことでしょう。ところが在来の朝顔は一日しか持ちません。PTAで良く見える役員の方や、たまたま訪れた方から、種が欲しいと言われ、売るほど実った種をごっそり袋に分けて待っていました。

 この写真と文章を県職員の掲示板に載せたところ、会った人からは好意的に言ってもらいましたが、ほかならぬ校長からクレームが来ました。校長室の窓を無断で載せたのも悪かったですが、こういう成果は組織の長の手柄なのですよ。おまえがなんで発表するんだ、というわけです。

 私が言いたかったのは、長も快くプッシュしてくれたし、チームワークが良かったことです。特に技師さんたちが、部材を組み合わせてキュウリネットをビンと張って下さいました。

 途中まで、いい雰囲気だったのになあ。ケチがついて残念です。

コメント
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