これもタクシーの話ですが、沖縄の人にとってはハイビスカスとブーゲンビリアは「雑草」ですよ、なんておっしゃるのです。
そんな自慢の仕方もありですかね。確かに今の時期、見る花はどこへ行ってもその二つくらいしかありません。しかもハイビスカスの花は、アレと思うくらい小さいです。そしてブーゲンビリアは、紫の花に見えるのは「がく」ですからね。それゃあ島唄にもある、でいごのオレンジ色の花が咲く季節からは、色とりどりで綺麗なんでしょう。
あの発言には少々ショックを覚えました。こっちでは温室を使ってやっと育てている南国の花が、雑草扱いですからね。
でも花がなくても街路樹や観光地に茂るガジュマルやアカギやフクギの葉の茂り方は、緑が美しく、青い空に良く映えていました。
観光として成り立っている、米軍や景色の事を、やや皮肉交じりに話すシマンチュウに、屈折した感情を見ました。沖縄の人は、もしかして2重人格が当たり前なのかも知れませんね。