博物館裏の梅が咲いたのを見た。散歩にはちょうどいい距離で、行きは速足だが帰りは遅い。前に飼っていた犬と同じだ。いさんで出掛けるが、帰りは引きずられてくる。
去年は同じ場所の梅を見たのは、4月19日だった。雪が多かったせいだろう。そういう年は、何もかもが同時に咲き始める。同じ日、桜の花も咲いた。あれはソメイヨシノとは違うかも知れない。最近の桜は色が薄くなった気がする。と小倉氏が言っていた。すると、「あまたつっ」が補完して言う。開花するのが速いと、色が付く前に開いてしまうから、薄くなるという。じっくり1週間かけて開くと、色が濃いそうだ。
今年は、梅の花と「サシボ」がほぼ同時に顔を出したようだ。
きのうの朝市にサシボが出ていた。「はえごど(早いですこと)」と言ったら、おばさんが男鹿から採ってきたと教えてくれた。走りなのでまだ小さい。大きいのはこれからだという。しかし男鹿が早いとは。暖流のおかげだろうか。すると南磯の日の当たる斜面に違いない。
実は今日、マイ畑でサシボが顔を出しているのを確認した。けなげで、小さかったので、採らずに来た。明日かあさってあたり、収穫に行こうと思う。