花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

オオトウワタふんわり

2014年10月21日 | 小石川植物園
オオトウワタに果実がたったひとつだけできたのを見て以来ふわふわまでいきますようにと
祈る思いで見守ってきたところ!!! 果実がはじけて見事な冠毛に仕上がりました♪
種子は平べったいです  中味はちゃんと出来ているのかな  風があればふっと飛び出しそう





ちょっとだけ手で触ってみたら外に出ました~






それから1週間くらい後  お天気がよかったので絹糸のような冠毛は光ってきれいに見えていました。
カメムシがとりついています。1匹だけでよかった






なにはともあれ有終の美まで見届けられてほっとしました。




すぐ分かると思っていたのに調べてもたどり着かない名前  チャバネアオカメムシ?
カメムシって幼虫でも年齢によって変わるし・・・分からないことが多すぎる~


オオトウワタ  キョウチクトウ科(←ガガイモ科)トウワタ属

フクロミモクゲンジの果実

2014年10月20日 | 小石川植物園
この坂は小石川植物園の入り口横の御殿坂
白っぽい石の塀と茶色のフェンスは近年新しくなりました。坂を下って画像左に行くと入り口があります。
歩道のほうにはみ出るように伸びている大きな木がフクロミモクゲンジです。ムクロジ科モクゲンジ属
袋状の果実の花が咲いたように見えました。



園内に入って大木のそばまで行って写したもの
時間経過で見ると左上が若い果実(ピンク色をしている)  やがて右のように色があせてくる



木の下は落ちた果実で埋め尽くされていました。



枝ごと落ちているのもいっぱい!うっすらと横縞模様入りでふわっとしてる!




袋の中を開けてみると! まだ熟していないうす緑の若い種子がありました。



こっちはほどよく熟し気味♪  丸薬みたいに見えてきました


※小石川植物園の不思議なつながり
前回の朝ドラに関係して白蓮さん(宮崎子”あきこ”)に関する本を読みあさっていたところ彼女のご主人の宮崎龍介さんの
回想文も載っていました。「ひとつの思い出」と題して龍介さん自身が書き留めたものです。

明治42年(1911年) 75年の周期で現れるハレー彗星の出る夏のある日 
当時龍介の父親滔天の寓居(ぐうきょ 仮住まい)では中国の民主革命家の孫文が滞在しており龍介の父親の滔天(とうてん)と共に
革命の企画などにとりかかろうとしていた。
孫文の同志の一人がスパイの容疑をかけられ警戒していた折り滔天は龍介(当時は高校生)に孫文を連れて裏口から出て3,4時間
歩いてくるよう言い渡す。二人は小石川の家を出て白山神社の境内に入りしばらく時間をつぶす
そのときの会話での龍介の言葉・・・「すばらしい彗星が出て革命を祝福しています。革命は必ず成就するでしょう」
白山神社を出て東洋大学正門前のミルクホールで牛乳を飲み食パンを食べる
それから更にあちこち歩いて植物園の裏通りの暗がりを通って夜遅くに家へ帰る※

その当時から小石川植物園は変わらずそこにあり周りの状況もほぼ当時のままだと思うとその地の空気に急に親しみがわくように感じます。
ハレーすい星・孫文氏と小石川散歩の年は、はからずも白蓮さんが伊藤伝衛門さんと結婚された年でした。
それから10年足らず後  龍介さん・子さんの二人が運命の出会いをするのが大正9年(1920)
熱情パワーが降り注ぐことを夢見て散歩にも力が入りそうと強引な感慨を抱くのでした。

ボタンクサギそのほか

2014年10月19日 | 松戸周辺
畑の周りを散歩するときに楽しみにしている畑があります!そこではいつも花が咲き乱れてきれい
このときはボタンクサギが目だって美しかったです。
葉が大きくて花を抱えるように!  濃紅色の華麗な色にうっとり♪    クマツヅラ科クサギ属













花の終わりの花~  今度は朱赤に変身して咲いたみたい


キアゲハが舞い降りました!



ケイトウは畑の定番になっている気がします。 どこの畑でもたいて植えてあり目を楽しませてくれます。
ヒユ科ケイトウ属



黒い粒々が見えました!

花弁はなくガク片5コ 雄しべ5コというけれど・・・
目立つ雌しべは見えるものの雄しべはよく分からなくて心残りです 




少し離れた畑には!!!フェンスにツルを絡ませてこれはなに?
畑の主が作業をしていたので聞いてみたところ ”名前は忘れたけど食べられる”ということでした。





茎も濃い赤紫色  葉の裏側も同じような色でとってもきれい!


花びらはなくガク片だけでこれ以上開かない


果実も一緒についていました。ヨウシュヤマゴボウの雰囲気があると思いました。


すぐ近くには緑色もあったのです。 両方ともツルムラサキだと思います。



お浸しで食べるのが美味しいツルムラサキにはきれいな花が咲くことを知りました。
ヌルヌル野菜大好き!  ツルムラサキの花もいいなあと思います。

タデ科3種

2014年10月18日 | 松戸周辺
川の水が見えないくらい覆いつくしているオオイヌタデは興ざめで見苦しいほどでしたが、
これくらいなら丁度良くきれいだなって思えます。 近くの川沿いにて






ミゾソバ  名前の通り溝のそばで咲いていてくれました。







イシミカワの群生がいたるところに!!!
その年によって群生して勢いよく生えてくる場所が違うみたい  
去年はあっちにいっぱいあったのに・・・今年はこっちがすごい・・・という具合です。
川の土手で見てきたイシミカワは草刈りされる状態で生き残ったり消えかかったりするようです。
花はまだ撮ったことない  暑い盛りに咲くイシミカワの花はいつになったら撮れるのかな










ススキの穂がきれいに見えて思わずカメラを向け至福のひとときを♪









ホソバヒメミソハギ

2014年10月17日 | 松戸周辺
ホソバヒメミソハギ  ミソハギ科 ヒメミソハギ属   水田雑草と言われている帰化植物


野生の状態で水元公園以外で見たのは初めて! 水田の雑草でもあまり見ることはなかったです。
真上からだと葉がきれいに十字形に並んで見えそうな気がします。





ミソハギでもこれは極小さな花  丸みがあって可愛いです。このクモはよく見るけど・・・




たまたま はっきり写った花がありました♪



とっても後ろ髪をひかれたことはホソバヒメミソハギのほかに在来種のヒメミソハギのひとかたまりが
あったのに~~~  水が多くて踏み込めず写真に撮れなかったことです。
比較できるチャンスを逃しました。



ヒメアカタテハ   ヒャクニチソウの花の蜜は美味しいのでしょう!
翅の模様をネット図鑑で照合しながら名前を調べました。花が植えられている畑は蝶々が多い♪








チョウジタデ ボントクタデ

2014年10月16日 | 松戸周辺
チョウジタデが家の近くにあったなんて! 久しぶりにお目にかかってきました。
名前に「タデ」とついても チョウジタデは アカバナ科 チョウジタデ属
花はほとんど終わったようで少しだけ残っていました。生えていたのは休耕田のようなところ





果実(果)はたくさんできて!


葉が色づいてきたのも♪





ボントクタデ   タデ科イヌタデ属  
休耕田を飾っているみたいに見えました。
こうしたタデ科の花が咲いてくると秋が深まった!という気持ちになります。









カラスウリ!まだ赤くなっていないでき始めの実

こっちは一度に出来すぎ~

ノイバラもカラスウリも!
カラスウリの花 ここでなら朝早くに見ることができそう♪ 来年は早起きして行ってみようかな~




イヌスギナ(畑の周り)

2014年10月15日 | 松戸周辺
家の近くや湿り気のあるじめじめした場所を歩いていたら変なものが出てきました!
以前に聞いたことがあるツクシとスギナの合体  これのことだったの!!!
スギナの生えているところをよく見てみると変わりもののがあるかもしれない・・・
というようなことが頭の中にあったので春先には気を付けて見ていたのを思い出しました。



乾燥した場所より比較的湿り気のあるところに生えるそうです。






調べていたらスギナとイヌスギナの違いが載っていました。
イヌスギナは ”A”主軸の袴(ぎざぎざ)の部分が ”B”枝(斜めに伸びたほう)のほうより長い。
スギナはこの逆だそうですが・・・  スギナとイヌスギナは全く別の植物だったのでした。


ちなみに↓は普通のスギナ 袴の長さはどうなんだろう・・・AもBも同じくらいに見える




マメアサガオが可愛く咲いて♪  葉と共に鑑賞するといいなと思っています。






少しピンク色を帯びたマメアサガオ




小さな花なのに気になるヒロハホウキギク








そしてアキノノゲシはいよいよ花盛りを迎えそうです♪

ホソバオケラ

2014年10月14日 | 小石川植物園
ホソバオケラ  通常は雌雄異株 雄花をつける株と両性花をつける株がある
”ホソバ”という名前の通り 葉が細いです。   キク科オケラ属
新潟の佐渡に植えられたものが残存していて「サドオケラ」ともいわれるそうです。
日本には雌株だけしかなく果実はできない・・・とも記されていました。
ぱっと見た感じ普通のオケラと違ってさわやかな印象を受けました。














普通のオケラには変化が訪れていました!   待っていた綿毛の頃♪








こいもちゃんに見せてもらった 「ホリカワクシヒゲガガンボ(堀川櫛鬚大蚊)」のオスの触角に似てる♪
オケラって想像を掻き立てます~ 骨みたいな総苞 櫛の歯みたいな冠毛


カラスノゴマ

2014年10月13日 | 小石川植物園
いつになったら目にできるのだろう・・・そんなことを思ってから大分経った今!
ついにカラスノゴマの花を見ました!
このあたりにあるはずと思いながら場所があやふやになって心配でした。  2014年 9月末
思いのほか草丈が高くなっていたのに驚き花の時期をやや逸していたことを嘆きマゴマゴです。
カラスノゴマなのかカラスノマゴなのか・・・ キツネノマゴなんかが頭をよぎり名前でもマゴマゴ  
アオイ(←シナノキ アオギリ)科カラスノゴマ属



花だけかと思ったらもう果実(果)もでき始めていました。









葉の表も裏も光って見える  両面に星状毛が密集して手触りはベルベット状




なにしろ初めての出会いだったので緊張して興奮して花の細かなことはおろそかになりました。
雄しべがおかしいです!角をつけたように直角に曲がったりしています。


オレンジ色の花粉を出している短い雄しべは5~15個くらいつく  長い仮雄しべが5個

さく果は熟すと果皮が3裂し種子を出す
次の課題は星状毛が写せたら!ということと
果皮にも星状毛があるそうなのでそれも見てみたい・・・とできそうもないことの羅列



草刈りされた後のこれは ”キツネノマゴ”  新鮮さと初々しさがよみがえったように見えました。



ソバナ

2014年10月12日 | 小石川植物園
ツリガネニンジン?  それともソバナ?  悩まなくてもよかった♪  キキョウ科ツリガネニンジン属


ソバナ ※花も葉も輪生しない 雌しべが大きく外に飛び出さない 花は広がり気味に咲く  
ツリガネニンジン ※葉は輪生してつく 花も輪生の傾向がある 雌しべが外に長く飛び出す


ソバナは枝分かれはしていました


葉は互生

鋸歯の様子



釣鐘型の花 下向きに咲くので正面顔が中々拝めない








どうにかやっとだけどぼんやりしてる


雌性期の花はどこかな~と探したら!   しおれかけの花を見ればよかった♪
左は雄性期の花  右は柱頭開いて雌性期になってる!




ソバナとツリガネニンジンの違い 季節が過ぎて次に見たときも忘れなければクリアといっていいです!