花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

ミゾカクシ

2013年08月26日 | 水元公園
ミゾカクシ 別名アゼムシロ  キキョウ科ミゾカクシ属
何年かぶりにミゾカクシを見ました。湿り気の多い場所にかたまって咲いています。


これくらい寄ってみるとどんな花なのか分かる
ミゾカクシを見るたび半分の花だ!という見方をしてます!







葉の形  茎は這うように下に伸びている 
立ち上がった茎は下から上まで真っすぐというわけではなくひねりを入れて格好つけてる♪



風のそよぎが心地よく林間で木漏れ日を受け高揚しているといった風

昆虫が訪問しています


花のつくりはどうなっているのでしょう

花の大きさは1.5センチくらい  5裂した花冠の裂片は横向きに2コ 下向きに3コ
下唇の基部には黄色に縁取られた緑色の斑があり毛が生えているのですがよく見えない
黒っぽく見えるのは雄しべで5本が合着して花柱を取り囲んでいる
雄性先熟なのでこのときはまだ雌しべは見えない(雄性期)



次の段階になると雌しべが出てくる雌性期になりました。
この写真だと雄しべが集まってくっついている様子がなんとなく分かりそう



雌しべがすっと立って姿勢がいいです。
花冠とのバランスがほどよく 計算された無駄のない姿なのかと感じました。


朝露たっぷり みずみずしさたっぷり

柱頭がにゅっと出てきた!という風にも見えます



旅立ちどころ  ここからデビューしてじき幕となるドラマをつむいでいくのかな~


明日から再び群馬の藤岡へ行くことになりそうです。
しばらくお休みしますのでどうぞよろしくおねがいいたします。

アサザ

2013年08月23日 | 水元公園
水元公園の権八池のアサザは今迄で一番たくさんの花が咲いたように見えました。

写真を撮るのに残念なことは池のすぐそばまでは行かれないこと
柵が締まっていて遠巻きにしか見ることができません。





近くで見ることのできる小さい池のアサザ







アサザのような水草とも関係ないのですが・・・
手折って池に浮かべてみたくなるツリフネソウ








ツリフネソウは撮ってから大分日数が経ちました。
もっと細かい部分を!と思っていたのにその後に行ってみたら花が終わっていました。
暑さのせいもあり予定が進行できない
今日は暑さもおさまるという 処暑 なのにまだ当分はおさまりそうもなく疲れ果てます。

オニバス

2013年08月17日 | 水元公園
オニバスの花が一杯咲いてきてるかな♪  
予想に反してこんなちょびっとのちっちゃい葉が浮いているだけです。
去年はここで立派に咲いたのに今年は全く駄目だそうです。



一方本来のオニバス池では!!! 
二ヶ所ある池の一ヶ所で葉が大きく伸びて池を埋め尽くしていました。


葉はびっしりとあるのに花はほんの少し

数えるほどしか咲いていませんでした。

イトトンボのペアがいるよ!って教えてもらって初めて気づきました。


よく見たら1ペアでなくて2ペアでした♪







花数が少ないので仕方なく葉に目を向けて!

新しい葉が古い葉を押しのけて





いつもと変らずと言えない植物界でした。
オニバス池は期間を限定して立ち入ることができます。
折角入れてもその日その年によって見応えも変り一様ではない出会いに
納得するしかありません。


明日から群馬の藤岡へ姉の手伝いに行ってきます。
しばらくお休みいたしますのでよろしくおねがいいたします。

ヒヨドリバナ

2013年08月15日 | 大町自然観察園
ヒヨドリバナ キク科ヒヨドリバナ属   ヒヨドリの鳴く頃に咲く花だからですって



葉の表側 裏側は撮り忘れてる


モンシロチョウやほかの昆虫にも人気があるみたい


ヒヨドリバナってアキカラマツ同様ごちゃごちゃしていて・・・どうなってるの? 
クモが2匹隠れているのですが見づらいです。





頭花は5コ固まって咲く

ぴろぴろして細いものは2つに分かれた雌しべの長い花柱でした。


トリミングしてみてやっと雌しべが分かりました。

雄しべは下のほうに茶色く見えています。



ヒヨドリはいなかったけどほかの鳥はいます。
市川の自然観察園には動物園が併設されているのです。
網に囲われた鳥舎に入ると涼しかったので暑い道を避けるのに丁度よかった。
手前はシュバシコウかな 右横の真っ赤な鳥はショウジョウトキ


ベニイロフラミンゴもいます。くつろぎの場は大体決まっているようで大抵同じところにいます。

ハワイガンが人なつこく寄ってきました。

木々に囲まれている鳥舎の中は暑い日中でも比較的快適
動物園内は水が噴霧されている場所がありますがすぐに温水になってしまいそうです。
子供時代の夏とは一変して灼熱地獄状態が続き体力を奪われます。

アキカラマツ

2013年08月13日 | 大町自然観察園
立秋を過ぎてからの厳しい暑さに閉口します。頭がぼーっとしてさびついてる
アキカラマツという名前からでも秋を感じてみたいのに・・・キンポウゲ科カラマツソウ属


葉の形をしみじみ見てみると案外可愛い♪

大人の葉になると深みのある色になり落ち着いて見えます。



でも花となると頭の中と同じでもやもやしてる上にとらえどころがない

狙いどころも定まらず手こずります。

花弁はなく長い雄しべが幅を利かせています。萼片が白っぽく見える
真ん中でふりふりがあるように見えるのが雌しべだと思います。2~4コある






ブルーな気分を払拭するにはブルーで!
苞葉に毛が見えるケツユクサ  苞葉の先は少しとがって見えます。






ツユクサ  苞葉に毛は生えていなくて苞の先はケツユクサほどとがっていないです。



ツユクサを見るたび変わった花がないのか一応は頭に置いて探してはみても
目に入るのは上の2種類だけ
マルバツユクサでさえ植物園でしか見たことがありません。
いつかはほかの種類が出てくるかもしれないという希望は持ち続けて!!!

たそがれて・・・

2013年08月11日 | 大町自然観察園
しみ くすみをさらし はりも つやもなくして・・・
渋みを伴った終末の色 迫られる凄みが姿からにじみ出てくるよう・・・












あじさいさん、おつかれさん



あじさいさんはもう水分をとることができても潤えるような状態は無理として
若くてピチピチのカナムグラは自らの朝露でしっとりと潤っていました。
もっと朝早くなら水玉状態で葉の縁に残っていたかもしれない




飛びっきり若いガガイモ 葉も花も若さにあふれてはちきれそう

ツルだってこのとおりはりがあります!




花の色にわずかに違いがありました。白っぽく見えたガガイモ

淡いピンク色のガガイモ

正面からだと ヒトデみたい アリがうろうろしてます

横顔も中々です!

花弁の先をくるっと丸めて!ここをもっと強調すればよかった

ミズタマソウ

2013年08月09日 | 大町自然観察園
みずたまそう 水玉草 ミズタマソウ 連呼したら涼しげに響くかしら・・・

葉の形や立ち姿がすらりとして感じがよくて♪

小さくて白い花で

丸い子房の部分に毛がいっぱい生えて!これが水玉のように見えるからミズタマソウ

花弁は4枚に見えるけど2枚だけです。





2裂した白い花弁は2枚 うす緑色の萼も2枚 雄しべ2コに雌しべ1コ
釣り針みたいな鉤型の透き通って見える毛が周り中にあります。
花弁の根元にある透明で水滴のように見えるのは「甘い蜜」なのかな♪


果実の時期になると子房に溝が4本はっきり出てくるそうです。



ミズタマソウを写していたとき  視界の隅っこになにかが動いている気配を感じていました。

何かと思ったら小さな虫がカナムグラの葉の裏側や表側をよちよち歩いています。

大きさは6~7ミリ 背中になにかつけてるのか元々こんな形なのかどうなんでしょう。
カビとか地衣類のようなものを乗っけているように見えました。




昨日は水元公園でやはりこちょこちょ動いている虫を見ました。
こっちの虫は白いふわふわを乗っけています。


ちゃんと足があります!

ずっと調べていてやっと正体が分かりました。といっても素顔は分からない
クサカゲロウの仲間の幼虫でした。ゴミ背負い型などと言われているみたい
カモフラージュするためにアブラムシなどの食べ残しを背負うそうです。
下の写真の右のほうに写っている白いものを乗せたのかもしれない・・・
草や木の枝に白いものがついているのをよく見ます。これって油虫か何かの死骸?


クサカゲロウの卵がタコノアシにぶら下がっていたのを前に見たし、幼虫も見たし
次はいよいよ成虫!という順番になるけど虫が良すぎると無視されそう

アキノタムラソウ

2013年08月07日 | 大町自然観察園
きれいに撮れたことがないアキノタムラソウがたくさん咲いていました。 シソ科アキギリ属








かなりの毛深さ 細かな毛というより腺毛ばかりに見えてびっしり

今さらになってアキノタムラソウの素性を認識したような感覚です。触ってみればよかった
どれくらいのベトベト感なのか触れてみないと分からない



花弁にまで腺毛が見えました。ふたつのおしべは花粉を出し始めているように見えます。
めしべの柱頭はまだ開いていない おしべから熟す雄性先熟



おしべは役目を終えるとだらんと下がっていました。
めしべの柱頭は成熟しつつあるみたい


下のほうの葉 

上部の葉



温室に入ってみたら純白の美しい花弁に出会って♪





白いハイビスカスと共にときを過ごしてきました!

ミソハギ

2013年08月05日 | 大町自然観察園
水元公園で去年はミソハギと付き合っていました。
ここ大町の自然観察園でもミソハギはたくさん見られます。


黄緑色の葉をしたカナムグラが大いに幅を利かせているので
なにを撮ってもカナムグラがちゃっかりそばで写ります。



ここのミソハギはどんなタイプなのかな!  これではよく分かりません。

雌しべが長いです! これは長花柱花でした。

もっとよく分かるように!と別の場所でも見てみたらやっぱり雌しべの長いタイプでした。

どれもこれもみんな同じ ほかのタイプはないみたい


花が散った後 散ってもなお!というところかな





めしべが短かったり中間の長さの雌しべも一切なくて面白味に欠けました。



消失するドキドキ感に追い討ちをかけるようにハエドクソウときたら
例外なく毎度毎度ボケばかりで全く処置なし






ハエドクソウの名前の由来は草に毒性がありそれをハエとり用に使ったことからだそうです。

・・・ムグラ

2013年08月02日 | 花の丘公園
もう何年も前から2種類のアカネ科ヤエムグラ属の「・・・ムグラ」を
気になりながら見ていて写真にも撮っていたのですが小さすぎてちっともうまくいかない  
少し日陰になると蚊の攻撃にあうので落ち着いてもいられない


葉は4枚輪生  ヨツバムグラだと思っているのですが自信なし

花は小さくて緑色 葉には細かな毛がいっぱいあるので見た感じではぼそっとしています。

花と果実のトリミング

肉眼で見ているときは花なのか果実なのかよく分からない



もっと撮りにくかったのは ヒメヨツバムグラかなと思っているもの

ヨツバムグラより更に葉が細く今にも消え入りそうなくらい小さい



肉眼では毛は生えていないようにつるっとして見えたのですが葉には毛がついていました。

目がおかしくなるくらい疲れ果て写真がうまくいかなくても今年になってやっとこれだけ!
という感じです。気持ち的には両方比べられてあやふやながら落ち着いたかな 
ヨツバムグラにヒメヨツバムグラとしておきます!



ヒメテーブルヤシで口直し 市川の温室です。




ビッグサイズのきのこ