花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

白駒池2

2016年08月31日 | 花旅
2016.8.10
下の3枚はイオウゴケ?  オレンジ色のところが薄すぎるから違うようだし・・・
似ているような 似ていないような・・・同じように見えるものが多すぎ  手出ししない方がみたいです。
コケは鑑賞して楽しむことに徹したらいいのでしょう♪







一列に!  これも上のコケと似ているようです。


光を受けて一直線に並んだコケ



透き通ったなにかの足? ふわっと降りたったような感じ



白く見えるのはなにかの卵?・・・




卵じゃないみたい キノコの赤ちゃん?  最初はこんな風にキノコができるのかしら・・・
薄暗くてボケているのにトリミングしてみたのです。




すぐ近くに一株のラン   最初に見たのと同じみたい キソチドリでいいのかしら



花が咲いていなくても咲いた後でも興奮してしまう野生のランには永遠にあこがれを持ち続けそうです。
昔ここでコイチヨウランやコバノイチヤクソウなどを見てみんなで大いに騒ぎ興奮していたのです。
ほかにもコフタバラン オサバグサなども自生して時期さえ合えばステキな出会いが待っていそうです♪
次に続きます・・・

白駒池へ

2016年08月29日 | 花旅
2016.8.10
サンメドウズ清里を後にして”口直し”に白駒池(しらこまいけ)まで足を伸ばしてきました。
ほんのさわりだけ歩いて帰ることにします



入り口の看板の下にいっぱい生えていたのは! ヒカゲノカズラ(ミヤマがつくかもしれない)
みずみずしい胞子がツンツン立ってパワフル~



もののけ姫の世界を思わせる苔むした林間


すっくと立っていい姿勢をしているのは・・・
白駒池の花だよりからするとキソチドリの咲いた後の姿かもしれません。



花は終わっていたセリバオウレン  葉が残っていました。


空になったセリバオウレンの果実
コミヤマカタバミの葉がたくさん写って! 麦草峠に近いところなので植生は似ています。



遠くにギンリョウソウが・・・


赤い実がついているのはタケシマランのようです。


杉の子が生えていました! これはMinoruさんからの受け売り
子葉が三枚ずついているのですがぼんやり気味で見にくい・・・ 
「杉」という文字の元になった姿 三枚の子葉の木で「杉」なんだそうです♪
これを覚えておいたら幼木を見たときに「杉」って偉そうに言えそう♪




たまに案内が立っていました。








カミカモジゴケを大きくしてみたら胞子? 粉みたいな胞子を飛ばしているのかしら
大名行列の槍みたいに見えておかしい!!!





クルクルにカールして! 古くなるとこうなるのかしら・・・

随分前に行ったときと比べて足元に板が敷かれたところもあり少し歩きやすくなったよう
湿っぽい感じはせずむしろ乾ききっているように見えました。
夏の降水量が少なかったせいかもしれません。ツアーでやってくる人たちが多かったです
久しぶりにコケたっぷりの世界に入ってみたら新鮮で楽しいと思えてきました。
次に続きます・・・

清里にて(5)

2016年08月26日 | 花旅
2016.8.10
帰りはゲレンデの道を途中まで歩き 中ほどから上りとは別のリフトに乗って下りることに♪
木道脇の植物が少なくてがっかりしています・・・もっと華やかだったのに・・・



小さな足元の植物を目を凝らして見ていきます♪  イワアカバナがきれいでした

真ん丸の形の柱頭をしているのでイワアカバナ  ちなみにただのアカバナの柱頭はこん棒型






華やかな咲き方~ アキノキリンソウ  黄色の花にモンキチョウ


キバナノヤマオダマキにはぐっときました♪


タチコゴメグサがここでは数が多かったです。


一際の美しさ  コバギボウシの咲き始め♪ 


ここでもおさらい♪   ずらずらと小さな葉がついている株がありました。

上の葉の花はこれです~  一株はとっても小さいのに一人前の花を咲かせて愛らしいこと♪



葉の付きかたに目を留めて! 3枚、あるいは5枚の葉をつける ツリガネニンジン




ススキの花も咲いていました。ツリガネニンジンは脇役




なにかの卵? まゆ?   大きさはすっごく小さかった


ジャノメチョウのなにか・・・クロヒカゲ?
このチョウはヒカゲチョウでいいようです。黒い目玉模様の下の黒い筋が1本なので♪


期待していたコウリンカが咲いていました!




ここで再会できてよかった  コケオトギリ 以前に「ヒメオトギリ」としたのですが
雄しべの数から「コケオトギリ」が正しかったです。目がおかしくなるくらい小さな花


少し赤みを感じるような花色をして終わりごろには花弁がくるんと中に丸まるようです

果実が割れているのも見られます


これはオトギリソウ



清里カフェの建物が見えてきました~ 
ここで昼食とはならず事前に買ったチケットはもっと下のレストランなのです・・・
右にあるリフトで降りることに!!!



私たちは左側の下りるリフトに乗っていました! ここで出来事が!!!
私は全く気がつかなくて・・・嫁が上ってくるリフトにおばちゃんとおじちゃんが乗ってる~って!
おばちゃんに似ている人がいて隣の男の人の顔を見たらおじちゃんだと確信したって言うんです・・・


後で連絡とりあったところやっぱりそうでした! リフトの上下ですれ違う偶然なんて・・・
お互いの予定の都合で会えずにそのままになったのですが・・・
私の姉と義兄も当日「行ってみよう!」だったそうで清里の変わりようにはしきりに嘆いていました。


リフトを下りてからのお花畑  一見花が多いように見えますが全く衰退してしまって・・・
限られた花だけしかなく残念さが更にこみあげてきました。


お昼を済ませてからまだ時間があるので距離は長いのですが白駒池まで行ってみることにしました!

清里にて(4)

2016年08月24日 | 花旅
リフトで降りた後 少し登り展望台から眺めてみます~霞んでしまって残念
右のほうにはテーブルセットが置かれたりソファなども用意されているのが見えます・・・




展望台付近の花たち  ハクサンフウロとアサマフウロ







チダケサシやクサレダマなど!ここはまずまず見ていて気分がいいです


きれいな咲き方をしていたシモツケソウ  背丈が低くても花を咲かせてる!
ずらずらと小さな葉をつけた茎葉はあまり見られなかったです。





シモツケソウひと花  意外にゴージャス~


ハッポウウスユキソウと思われる花が咲いていました!!!
牛首山、赤岳方面へ続く脇道にて♪



こんなのを見つけました!蛾の仲間のなにか・・・

うまく撮れているのが1枚だけ  トリミングしてみるとこんな感じ
ヒントを色々いただいてありがとう♪ ヨツボシホソバ、マエグロホソバ、ムジホソバ
マエグロホソバに似ていると思ったのが次にはムジホソバのほうがもっと似ていると思えて・・・
自分で調べているときには先ずたどり着けなかったサイトが出てきたのでさすがよく分かる人は
探し方も手際がいいとつくづく感じました。 というわけで この昆虫は ムジホソバのメスにしておきます♪



クガイソウ  咲いている花がやっと出てきてラッキー




アキノキリンソウ


シモツケに来ていたハナアブ   背中に目玉おやじ???




キアゲハもうれしそう!



次はリフトを使わず植物観察しながら下っていくことに♪

清里にて(3)

2016年08月22日 | 花旅
サンメドウズ清里のトップまでリフトで楽ちん!看板が新しく立てられていました。
シシウドが迎えてくれて♪





こっちはウド  果実になっています!



頂上から見下ろしたところ  1900Mの割には涼しさはイマイチでした。
写真には撮ってこなかったのですが年々俗化が顕著に進んで若者受け狙いの様相が濃くなったように
感じます。周囲の植生は脅かされますます貧弱さが増し見るも哀れ・・・と嘆くばかり
標高が書かれている木の周りはお花畑がびっしり広がり美しい光景を眺めることができたのに・・・
ソファーなどが置かれくつろげる空間ばかりが更に広がり随分変わってしまいました。
文字の「清里山頂」あたりにあるのは大きな黒いクッションソファーなのです。不釣り合い・・・



衰退の域をたどりそうな状況でも元気な花たちも相応に咲いていたので撮っておきました。
濃いピンク色がきれいだったシモツケ



クサレダマ(草連玉)





何度もここで見ているのですが未だに名前が分からない木

赤く見えるのは花がらがついているような・・・これがどうも気になります。



切り取ってみたところ   赤く見えるのは虫こぶかなにか?

なんとか分からないものかと色々調べてみて「カバノキ科」のなにか・・・から始めると
ミヤマハンノキというのに似ているように思えてきました。取り敢えず「ミヤマハンノキ」にします!
もしもミヤマハンノキだとしたら蔵王エコーラインで葉が展開していないときの姿は見ていたのでした。



前にもここで見たこのチョウは・・・ピンボケのベニヒカゲ




一番感激したチョウの舞い~
アサギマダラがいっぱい いっぱい!!! ヒヨドリバナとアサギマダラ♪
いやというほど目の前で花と戯れているアサギマダラなんてサイコー!














舞い踊るアサギマダラを飽きるほど見られる贅沢さってないです!!!
顔や体の黒い水玉模様も大きく撮れたらいうことなかったのに・・・
欲張りすぎをほどほどにして展望台付近に行ってみます♪

台風が接近中・・・進むコースが変わってきておかしいです。
北海道地方では連日大雨におそわれてお気の毒でなりません。
被害が大きくならないよう祈りながらやり過ごすしかなさそう・・・

清里にて(2)

2016年08月19日 | 花旅
2016.8.10
サンメドウズ清里の頂上行きのリフトは9:30の予定  それより30分くらい早く動きそう
それまでにまだ時間があるのでもう少しひとり散策続けていました。
ツリガネニンジンいっぱい咲いていました♪  輪状する葉の枚数は3~5枚くらいと差があるみたい



ホソバノヤマハハコ・・・葉が細いので「ホソバ」でいいかもしれないです。




チダケサシ


アザミはチョウに好まれて大人気♪  ナミアゲハと違うチョウをよくよく見ていたら・・・
パッと見た瞬間から色がすごく黄色く見えるということを認識しました。 きれいなキアゲハ







ここでの定番の植物 ヒメシロネ   ホシクサの仲間のようなものも見えます・・・
いつもこんな水生植物では悩むのです それがまた快感でも・・・



ほかにも定番は  タチコゴメグサ






八方尾根ではほとんど「キバナカワラマツバ」だったのに・・・
ここでは白い花を咲かせる「カワラマツバ」でした!




次はリフトで頂上へ!

清里へ

2016年08月17日 | 花旅
2016.8.10
前日に決まって慌てたのですが清里へ行くことに! 例のごとくの「サンメドウズ清里」です
リフトの動く時間まであたりをひとりでのんびり散策~



シラカバの木を見ていて・・・花の残りがないかしらと思っていたところ!
枯れて茶色になった雄花らしきものがついていました。下に向いているから雄花でいいと思います。




里ではとっくに咲き終わっている木の花がまだ咲いています!


特に多く見られたのは「ノリウツギ」 まだまだすごく威勢がよくて!




まだ咲いてる~と思ったのは リョウブ  ここではリョウブとノリウツギはくっつきあって生えていました。




ここに来たら先ず目にする キンロバイ



アサマフウロは大ぶりのフウロで色が濃い


ここでも出会いが待っていたモンキチョウ


コウゾリナに止まっていたのです。  トゲトゲがすごく多い 触ると手が切れそう・・・
カミソリの刃のようだ・・・ ”顔剃菜” が転じて コウゾリナになったとか言われるそうです。


コウゾリナの花の後とワレモコウ


緑のカメムシ  特徴がはっきりしているのですぐに分かるとタカをくくっていたら・・・
いくら調べてもさっぱり・・・きれいな花の後はなんでしょう

エゾアオカメムシの3齢幼虫でした! いつもながらかえで☆さんのアドバイスで大助かりしています♪
年齢で七変化するカメムシのやっかいなところを克服できるともっと面白くなりそう



上の写真の花の後はノアザミの冠毛が飛んでいった姿なのでした。


イチモンジセセリでしょうか・・・



少しでも涼しいところへ! そう思って清里へ行ったのですが全然涼しくなくてがっかり
普通なら寒いくらいなのに・・・いつものような気候とは少し違っていました。   続きます・・・

白馬五竜高山植物園(8)最終回

2016年08月15日 | 花旅
人気を博しているガレ場の「あれ」といったら「これ」でしょう!!!
広いコーナーが何か所も特別区画状態で設けられ花は近くからも撮り放題





たくましくコマクサの女王様を守る騎士のごとく立っているのはウルップソウでした。
コマクサやウルップソウの自生種は限られた場所でしか見ることのできない貴重種ですから
植物園で堪能できる幸せをかみしめます~   ウルップソウの花の後って初めて目にしました!








もうひとつ売りにしているのは!


ヒマラヤノアオイケシ


「ノモカリス・フォレスティ」というピンク色のケシは試験として取り組んでいるようです。



砂礫地を好む イワオウギ  花の時期に出会えてラッキーでした。

よく見れば葉の美しいこと♪

花の終わりの赤味も中々!


クロマメノキ


タカネナデシコ


見たいと思っていたミヤマハンショウヅル




やっと写せる位置に!  ヤグルマソウのきれいな花を撮れて感激です






モンキチョウでいいの? 止まっている花はマツムシソウの白花


見事すぎるカライトソウ  栽培品かもしれない  カライトソウのつぼみってワレモコウに似てる~  
ハッポウワレモコウというのが八方尾根にあると聞いてからなるほど~って思います。
カライトソウとワレモコウの交雑種が「ハッポウワレモコウ」なんだって♪



心残りはあるものの・・・帰らなければならない時間が迫ってきて・・・

白馬五竜高山植物園の花の紹介をやっと終わりにします
長く見ていただいてありがとうございました
※2016 7/4~7/6 花歩きの旅 総括
 栂池は返す返すも残念至極 メインのひとつだったのに・・・
 雨への恨み節になりそうですが「もう一度!」というメッセージととらえてまたの機会を期待したい♪
 八方尾根はまさしく登山日和に恵まれ良好のコンディションで大いに楽しむことができました。
 ラストに訪れた白馬五竜高山植物園 
 ここでは「アルプス平自然遊歩道での歩きが印象に深い」と締めくくることにします。

白馬五竜高山植物園(7)

2016年08月12日 | 花旅
2016.7.6
ここでまたおさらいをすることに!大きくて幅広の葉をしているのは「シュロソウ」
シュロソウは小石川にもあるのですがこれより細い葉だったような・・・
上のほうだけしか見ていなかったせいかもしれない



沈んだ地味系の色をしている花


下の写真は八方尾根で見てきた「タカネシュロソウ」   同じような花を咲かせても葉は細い


ヒオウギアヤメ


うれしい出会いがありました! すごく久しぶりのツルコケモモ♪
例え植栽されたと分かっていてもこれには感激します!








イワアカバナがひとつだけ!


あこがれの強いイワヒゲが! 花は終わり実を結んでいます~
ツツジ科  草本状の常緑小低木だそうです。実は上に向かってつき  白い花は下向きに咲く
真っ盛りのイワヒゲを見てみたいものですがまだその機会に恵まれなくて・・・





シコタンソウ


オオバミゾホオズキ


マルバダケブキ


栂池で見たいと思っていた モミジカラマツが!



白馬五竜高山植物園は長くなりすぎて・・・あと1回記録の記念として終わりにしたいです・・・

白馬五竜高山植物園(6)

2016年08月08日 | 花旅
大きくて迫力あるオニアザミにどうしても目がいき何枚も撮っていました。




オニアザミにふさわしく丸ぽちゃのハチが! 


綿毛になっていたチングルマ  冠毛の始まりも終わり頃もきれいなので撮りすぎ・・・














ハナチダケサシ


どんな葉をしていたのか 記録のために!




ヒメアカタテハ?


表も裏も沈んだ茶色のようなシジミチョウ 下の2枚は同じチョウだったのかしら・・・
それとも光線の具合でこんな地味な色に見えたのでしょうか・・裏翅には青い色も少し見えます





表翅の青の美しさに見とれて!
イブキジャコウソウのお花畑はさながら蝶々たちの集うレストラン状態になっているよう♪
言い訳がましく・・・シジミチョウの同定はとっても複雑・難解 頭を悩ませずに通り抜けることにしました。


続きます・・・