花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

ニリンソウ セントウソウ

2015年04月30日 | 小石川植物園
ニリンソウの大群落があっちにもこっちにも!!!大いに勢いづいて目を楽しませてくれています。
花期も意外に長くのんびり構えていても大丈夫ですが、はやり咲き始めのほうがずっと胸にしむよう♪
ドキドキと胸ときめくころに見られなかったのを悔やみながらも最盛期の花を眺めてきました。





花の裏側をのぞけるような位置からだとうすいピンク色を感じることができてステキ!



バックシャンのニリンソウ 自然に笑みがこぼれます♪










三人姉妹のニリンソウ♪




セントウソウの咲き進む様子を追っていました!
毎年のようにセントウソウは見ていてもじっくりお付き合いする間がなく過ぎてしまって・・・
2月の末ごろから咲き始めました。ひとつの花はごく小さくて肉眼で見ると白いものがあるという程度





3月中旬ともなると大分開いている!という感じになりました。


更に3月下旬ごろには果実もでき始め小さな花の中の営みは順調のようです。

セントウソウは毛深いと初めて認識しました。









初めていっぱい撮ることになって・・・ゴミ箱入りもいっぱいで・・・楽しみもいっぱいもらえてまずまず♪

明日から今度は信州の高原をウロウロしてこようとプチ計画しました。一泊してのんびりしてくる予定なので数日お休みします。

ムラサキケマンそのほか

2015年04月29日 | 小石川植物園
今頃は盛りを過ぎて若い果実ができつつある頃だと思いますがどこを見ても
ムラサキケマンが手招きしているようでつい誘いに乗って調子に乗ってきました。
ケマンソウ科(ケシ科)キケマン属



呼び込みしている割には出し惜しみして顔を見せてくれない・・・
でも元気でわんさか群れを成してよく咲いています~








キケマンはというとムラサキケマンよりずっとがっしりしてたくましさがあります!








毎年ここでラショウモンカズラを見ているのですがうまく撮れないのがなんとも残念
シソ科ラショウモンカズラ属







雄しべは長短2本ずつ よく見ることができないので不満は雄しべの数よりずっと多い



4/27に姉妹でみかぼやま周辺をドライブした折に「ミヤマキケマン」に出会うことができました♪
長いこと夢に見続けていた山野草にようやく巡り合えてそのときの感動をかみしめています。
紹介できるよう頑張りましょう!

モミジの花

2015年04月25日 | 小石川植物園
イロハモミジの花が赤く見えてとってもきれいでした。咲いて間もなくは特に赤が強く感じられます。


淡いグリーンの葉が周りを明るくしてくれるよう!



雄花と両性花が混生して咲き両性花はごく少ないのだそうです。
咲き始めは雌しべばかり目立って見えました。








しばらく間をおいて行ったときにはだいぶ咲き進んでいました。




見たことのない変わったもみじの花が!


サーモンピンクの長い花  名前は「オニモミジ」だそうです。これは雄花序
調べてみたらオニモミジはカジカエデのことだと載っていました。







そしてカジカエデの雌花! これを見ていたときには オニモミジ=カジカエデ とは全然知る由もなく・・・









柱頭がちょろっと見えています♪
ふくらみ始めている果実を守るように白い柔らかそうな毛に包まれてあったかそうです





ちょっとだけ咲き始めの花が写っていました。
樹木の花は早いうちに咲き始めるので見逃すことが多いです。そんなこんなの繰り返しをしながら
見たい木の花が増えてくるのかもしれないと期待を持って観察つづけましょ♪


このカジカエデは秋にはとってもきれいに葉が色づいていました。
雄花のほうもきっと美しく紅葉するでしょうから見てみたいです!
はからずも雄花も雌花も両方とも揃ったのでウキウキしてしまいました♪


明日からちょっと出かけるので数日お休みします。御荷鉾山(みかぼやま)のふもとをうろうろできたらいいのですが・・・

アブラチャン、アオナシ

2015年04月24日 | 小石川植物園
アブラチャンの雌花! 今年こそと狙っていたところときすでに遅し・・・
去年は雄花をゲットできそれだけで満足したのですが雌の木があるのをその後知ることになって
いざとなったのに・・・花の盛りを過ぎて子房がふくらんだ状態になっていました。クスノキ科クロモジ属



アブラチャンの果実って結構たくさん生るのだと去年は思っていました。
一か所になんこも果実になりそうです!赤い葉柄がとってもきれいでここの部分も好きです♪








アブラチャンの花が遅すぎてちょっと落胆して気が滅入っていたところに!
パッと気分が晴れるきれいな白い花が目の前に!!! アオナシという名札がついていました。
美味しい梨の元になったのはこのアオナシとヤマナシが元になったのかしら・・・   バラ科ナシ属





葯の色のきれいなこと♪ 花粉を出したところもよくてとにかく愛らしいとほれぼれしています。


同じ木に咲いているのに個性があります! 桜の花のような花弁


みずみずしい若葉も一緒に!


早速昆虫がやってきて! アブの仲間? 右のほうにもカゲロウのような・・・




雌しべは5~6本あるように見えました。


花の中心  アブが夢中になっていたのはもしかして蜜が出ているから?・・・

キランソウ、セイヨウキランソウ

2015年04月23日 | 小石川植物園
キランソウの色がとっても濃くてきれいに見えたので何年ぶりかで撮ってきました。
地面に張り付くように広がって咲いています♪










植物見本園の中にはセイヨウキランソウがありました。
別名はセイヨウジュウニヒトエまたはアジュガ というそうです。 シソ科キランソウ属
咲き方は十二単のように立ち上がって咲いていました。













どこに目を向けても春の野草の花盛り!!!大っ好きな光景    大にぎわいの紫色系





ホザキノイカリソウ

2015年04月22日 | 小石川植物園
花が咲いたのを今年になって初めて見てきました。ホザキノイカリソウ メギ科イカリソウ属
小さな花が穂状に咲いてうっかりすると葉の陰に隠れて見逃しそうです。
日本へは江戸時代に薬用として入ってきたそうです



花は小さいのに葉は結構大きくて葉が目立ちすぎ~
でも規則正しく3枚に分かれていて新しい葉は赤くてとってもきれい♪





新しい葉は赤  古い葉は緑ですごく硬いです。


つぼみの頃  小粒で黒っぽい渋い紫色
イカリソウって萼片は外側と内側で8枚 そのうち外側の4枚のガクは咲くとすぐに落ちるそうですが
これも同じなのでしょう。咲いた花を見ると黒っぽい萼片はほとんどの花で見られないです。
左の花には落ちる寸前のガクがちょっと見えます。




ここにもありました! 咲いてすぐに落ちるのかしら・・・


1輪を! これが中々難しかったです
雄しべ4本 雌しべ1本だそうですがごちゃごちゃしていてよく分からない






普通のイカリソウはというと! 花が大きくて咲いているのはすぐに分かりました。
ホザキノイカリソウと葉を比べるとこっちのほうが断然小さい



つぼみのときはこんな風になっているのを初めて目にしました。






下向きに咲く花をようやくこれだけのぞくことができてまずまずでした!



イヌノフグリ ウシオハナツメクサ

2015年04月21日 | 松戸周辺
種からやってきてくれた植木鉢の中のイヌノフグリは可愛さひとしお!
でもどうにもひ弱で今にも消え入りそうなのが心配  それでもなんとか毎年咲いています。
晴れた日にやっと写真に撮れました♪  葉も可愛らしく目を細めて眺めております















今年も果実はちゃんとできて次につながりそうです♪


何年も前に種から咲いて一度は消えていたコゴメイヌノフグリが復活! ボケてる・・・


葛西臨海公園から連れてきたウシオハナツメクサは毎年咲いて優等生♪








写真に撮ると意外に毛深いことが分かりました。

今年は野草の新入りが咲きそうになりました。なにが出てきたのか分からなくて・・・
鉢に種を落としておいたのを忘れてしまっていたセリバヒエンソウのつぼみが開きそうになりました。  
↓これは小石川植物園のセリバヒエンソウ  これほど威勢よくなくても咲いてほしいです


チョウジガマズミとヤニのような・・・

2015年04月20日 | 小石川植物園
優しそうなうすいピンク色をしたチョウジガマズミ   スイカズラ科ガマズミ属


つぼみの頃  これを見ると色の濃い花が咲きそうに見えます~









若い枝や葉の裏には星状毛が密生するそうですが次のときには忘れずに確認したい♪


2枚の向かい合った葉がちょうど抱えるように花を咲かせているみたい









植物園を後にして外からも見える木を見ていたらなにかがくっついているのです。
松の木だったら松やにかな~と考えるのに・・・こんなのってなんなのでしょう???
何の木かも分からないまま帰りました。このあたりにはシナウリノキなんかがありますが果たして・・・



触るとぷちんと割れそうでそこから甘い蜜でも出てきそうな感じに見えます。


こんなのもありました。何か所かにくっついていました!

上の部分を大きくしてみたところ  水あめみたいでおいしそう♪


逆光気味の個所ではガラス細工のように見えます♪  正体は一体なんなのでしょう・・・

桜 仁科蔵王(ニシナザオウ)

2015年04月19日 | 小石川植物園
気になっていた桜が咲いて説明板がありました。内容は科学的な難しいことでよく分かりませんが
意図的に突然変異を起こさせたということなのでしょう



御衣黄がもとになっているのでなんとなく雰囲気的に似ているかもしれません。


ふたつのつぼみの付け根の部分がまるで花のように見えました。ここはなんというのかしら・・・


葉の色も形も優しそう  葉が出てから花を咲かせるそうです。







後ろから見たら!ガクの美しさにも一目ぼれ♪



花弁は淡い黄色、緑色、ピンク色が混ざり合い地紋入り!御衣黄らしさが出ているみたい








少し間をおいてもう一度鑑賞したときにはうっすらだった花色に深みが増してきれい♪







トウダイグサ科3種

2015年04月17日 | 小石川植物園
何度見ても面白くて何枚も写真に撮りたくなる チャボタイゲキ♪
きれいに枝分かれして春早くのうちは赤くてとってもきれいで見栄えがします





チャボタイゲキの子房は筋が入り黄色の腺体には角が生えているように見えます。




4月ともなると若々しい緑色になってたくさん分岐して我が世の春といったところ



こっちは トウダイグサ  4月になってきれいに咲き始めました。  
チャボタイゲキは長い期間見られるのに対してトウダイグサは今頃が盛り



全体の雰囲気は優しそうな丸みのある可愛らしい野草


何かが光って見えたのでもっと近くに寄ってみたら


腺体から蜜が出ていました♪  ころんとした子房がユーモラス~

雌花が先に熟してころんと倒れ込みその後雄花が咲いてくるそうです。
ひとつの杯状花序の中に雄花は4つくらいあるのかしら・・・
腺体の形もそれぞれでトウダイグサは全体の丸みに合わせた可愛らしい花のように見えました。




もうひとつは ナツトウダイ  去年は遅すぎてがっかりだったのに今年は丁度良かったです。
トウダイグサの葉と比べるとシャープでシャキッとして見えました。







カニの爪かカブトムシの角のような腺体の形 赤が薄緑の苞葉によく合っているなと思いました。





こうしてみるとそれぞれ個性的で面白かったです。子房はどれも似たような形でも違いがあり
腺体も特徴的で形がユニークだと思いました。