花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

真間の手児奈伝説の地2

2015年04月05日 | 千葉県内
「真間の手児奈伝説の地1」で紹介した真間のつぎはしから少し前に進んだ右側に「手児奈霊神堂」
があり更に進むとやはり右側に「亀井院」というお寺がありこの道の突きあたりに
「弘法寺(ぐほうじ)」があるという位置関係です。いずれも真間の手児奈に深いかかわりがあります。
この地を訪れたのは  2015.1.31  のことでした。



つぎはしから前に進んで右に曲がると奥のほうに「手児奈霊神堂」がありました。住宅に囲まれています。




万葉集に歌われている手児奈の歌の紹介
「真間の手児奈伝説」を広く知らしめることになった歌人は高橋虫麻呂と山部赤人の二人だそうです。


高橋虫麻呂の長歌に対する山部赤人の反歌だということが分かるようになっていました。
長歌には手児奈の身なりのことや多くの人から思いを寄せられたこと はかなく入水した運命のことなど
つらつらと歌われています。この場所に佇んでいると遠い昔のことがまるで昨日の出来事のように思えるとも・・・
伝説の世界の手児奈を借りて理想の女性像を思い描いているのかしら・・・



手児奈霊神堂  上の歌の左下あたりにある”真間の手児名が奥津城處(おくつきどころ)”とは
お墓のことをさし当初はわずかに盛り土した程度のものだったらしいです。
後に弘法寺の上人が霊夢を見て1501年 手児奈の霊を祀る小堂を建てたというのがこの霊神堂だそうです。



お堂の左手あたりに木がありますがこれは1985年(昭和60年)にさだまさしさんが植樹された
カツラの木かもしれないです。まだ葉が出ていませんが・・・





境内はそれほど広くはないのですが松の木など植えられて池もあり隣にはお稲荷さんもありました。


次に行ってみたのが「亀井院」 霊神堂から裏の道を抜けたので場所がちょっと分かりにくかったです。


ここにあったのが「真間の井」といって手児奈がよく水汲みに来ていたと言われるところ
「真間の井」と記してありますが井戸があるのはこの奥のほうで断りなしには入れない感じがしたので
様子をうかがうだけにして写真には撮らずに帰りました。




そしていよいよ弘法寺(ぐほうじ)へ向かいました!
ものすごく急な坂の石段  ゆっくり上っても相当息切れします。  一段がとっても高い それなのに・・・



大学の学生さんたちはここで筋トレです・・・しかもうさぎ跳びなんかもしたり・・・
何度も往復して励んでいました。




弘法寺の仁王門
この仁王門とこの下の写真の鐘楼堂は火災から幸いにして残った建物
明治21年 火災により境内の伽藍はほぼ消失してしまったそうです。





ぴっかぴかの本堂
弘法寺(日蓮宗)は天平9年(737年)真間の地を訪れた高僧行基が手児奈の悲話を聞きその霊を
慰めるために建立した「求法寺(ぐほうじ)」が始まりで
822年には弘法大師空海が求法寺に伽藍を整え「弘法寺」と改称した。




枝垂れ桜の立派な木がありました。桜の頃に訪れてみたいです♪
本当は咲いたときに行ってみてあでやかな衣装をまとった伏せ姫桜を紹介したいと
もくろんではいたのですが残念・・・次の季節には是非とも!と願っています。





そしていつも家のベランダから遠くに見ている市川のツインタワーが目の前に見えました。
真間山から見渡してみた景色です。桜の木が随分多いです。



本堂の左上にちょっとだけ見えている女子大の校舎!これも特徴ある斜めの建物で家からも見えます!
ツインタワーも女子大もやっと間近で見ることができました。


伏姫桜が咲く頃 花見ができたら最高なんですが・・・
自分の記録のために記しました。どうぞそのままスルーしてくださることを願います。
もう少し足を伸ばせば国分寺やジュンサイ池緑地公園などにも行かれそうです。
更には里見公園等にも行ってみたいと思っています。


覚えのために♪♪♪
手児奈が真間の入り江に身を投げた後、求婚者の一人で、高貴な身分の男が静かに歌う最後のアリア
行麿のアリア

狂ったのであろうか
 または求めて身を沈めたのか
 思えばあさまし 我が所業
 夢から醒めた心地する
 ああ、瞬く星よ
 月移り 歳かわり 幾千年の後までも
 真間の入り江に寄せ来る波は 手古奈を偲ぶよすがとなろう
 そして 旅人はこの井筒にもたれて
 かりそめの幻を 懐かしむであろう

勝浦へ2

2015年03月02日 | 千葉県内
勝浦辺りはタケノコの産地 竹林が多いです。この黄色の竹は金目孟宗竹だと思います。
おめでたい金色が入った竹が迎えてくれる「花野辺の里」への入り口   2015.2.26(木)  
雨に遭ってひどい日なのによく歩きました。訪れている人はほんの数人 雨なのに人もいたのです


里山の地形をそのまま利用して造られた三万坪からなる花絵巻と銘打った場所でした。
昔は竹藪と杉の林だった山を切り開いて10年ほと前から折々の植物を植えていったそうです。
どれを見ても水滴がついてそれなりにいいのですが・・・







カワヅザクラは満開といっていいくらいでした。




砂利道にどんぐりとほかにあるのが見えるかな~

なにかの芽が出てくるんじゃないの?くらいに思っていたらこれがフキノトウの始まりでした。
始めは周りの葉が赤くてとってもきれい! フキノトウの鑑賞できました♪




目につくのは雄花ばかり・・・




大感激はこれでした!!!
ぼうやがここにいっぱい集まって会議を始めたのかそれとも宴会?申し合せたように集まるなんて♪
ツツジの木の根元に集合したみたいです。



キノコの一種のツチグリを見たくてたまらなかったのがひょっこりと出てきてくれるなんて!
雨の日も悪くないです~ それより雨の日だからこそ見つけられたツチグリぼうや
最初に見つけたのは嫁と息子 
これはなんだと靴でけとばしたって・・・そのとき白い煙も見ていたそうです。
真ん中にある穴を指で押さえると白い煙のような胞子を出します!
何度か押してみたらその都度ちゃんと出ました。雨粒を利用してようやく胞子を放出することができる♪



乾燥した状態だとからからにひからびてしまう それが水分を含むとまた元気になるそうです。
からからになっているときは風を力にしてころころ転がるように場所を移動する
お散歩ツチグリちゃん♪ ここに集まったのはきっと吹きだまりになっているからだと思いました。
ほかにもいっぱいありました。こんなに一度に見ることができたなんてこのときは雨に大感謝!



胞子をためている部分がやぶれてしまって・・・


こっちは上がとれてなくなっています・・・ヒトデのようなところは相変わらず残って!模様がきれい


最後はこうなるのかな~ 食べることもできるそうですがこうなったら無理
まだ元気なうちでも味はどうも・・・それより食べてみたいという気が起こらない・・・




杉の木が赤く見えました。写真では雨のためぼやけているのですが・・・
なんとなく目の周りがかゆくなったような気がします。杉のある山は全体が赤くなっていました。
初めて花粉症になる人が今年はどうも多いようだとの報道がありました。
できればすぎ花粉症にならずにすぎますように♪

勝浦へ1

2015年03月01日 | 千葉県内
雨天決行!!! 房総半島へ行こうとなるといつも雨に降られて・・・2015.2.26
天気予報も分かっていて決めたのは前日  都合がこうなってしまったので仕方ない
午前中はそれでもなんとか大降りにはならなかったのでよかった♪
途中から急にこの場所へ行ってみることに!どんなところなのか全く予備知識がなくワクワクでした。
海の中を見られるってどんな具合になっているのかしら・・・見当がつかない



まだ時間が早いので海辺まで下りていってみます!


波打ち際には色々面白いものが打ち上げられて見たり拾ったりするのをやめられない・・・


きれいな貝殻のかけらや海藻のちぎれたものがたくさんあります!コレクションしたくなるほど♪



彩り豊かで見飽きないです~ 石は周りが丸く削られて丸い小さな穴がいくつもあいていたり♪



入場時間になったので向こうの海中公園まで行ってみます♪


観覧券売り場の後ろは崖になっていました。

切符が買えたら展望塔まで!



道のりはちょっとあるので途中の海の景色を眺めることができます。
海から突き出ているこの塔はできあがったものをクレーンでつり上げて海の中に設置したそうです。






これは昔イワシの追い込み漁に使われたいけすですって!岩を削った手作りのいけす♪
イワシが入る穴も見えます。
漁師さんたちはここに追い込まれたイワシを網ですくって集めたそうです



いよいよ中に入ると上り下り別のらせん階段があり海抜より低いところに侵入です。
海底からの水深8Mの海の中を見ることができる!!!



海の中を見る場所は丁度潜水艦にいるような状態のところでした。360度のパノラマ展望室
泳げなくても全く心配なく普通のままで海の中の見物できました!



魚たちを写すのは難しくて・・・魚の種類はたくさん! 群がって泳いでいるのをみることができます。



帰り道海の上から来た道を見ると!崖が迫っていたのでした。

太平洋の打ち寄せてきた白波はダイナミック!  海水はとってもきれいで中まで透き通って見えます



「クラゲ」の生態の色々が「展示館」で開催中だったので見てきました。 水槽の中のものも写しにくい





この後は目的とした「花野辺の里」へ行ってみることに♪

ベランダにお客さん

2014年06月29日 | 千葉県内
雨が時折強く降ったり 止んだり 雷が鳴ったりのお天気の日
ふとベランダを見たらなにかの虫が!!! 光ってる!タマムシみたい~~~
雷から避難したかったのかな~  でも起きられなくて足をバタバタしていました。


お腹を見せてくれている間に撮っちゃお♪



植木鉢に移してあげて様子をみました。



今度はうろうろ うろうろ 動き回って非常口のふたの上まできました。メタリックがメタリックの上に!!!



近くで撮れたけど・・・これで限界かな
玉虫厨子のタマムシ? 調べてみたら ヤマトタマムシ!  触角も足も七色に輝いて美しいです~



もっとアップで撮りたい♪ ・・・ボケました・・・
この後美しい翅とその下の地味な一対の翅を羽ばたかせて飛んでいきました。飛び方も優雅~
ほんのひととき 舞い降りてくれた宝石を手元に!!!  夢だったのか・・・うつつだったのか・・・


アオツヅラフジ、カラスウリ種子

2013年11月12日 | 千葉県内
♪♪♪アオツヅラフジとカラスウリの果実の中を見てみましょ!!!
右下のカラスウリは落ちていたのを拾ってきたものです。からからに乾ききってる


ボケてしまったアオツヅラフジの果実


アオツヅラフジのひと粒の中味  中に種子が一個入っていました。
とろっとした膜のようなものににつつまれて出てきました。


右は黒く見える   乾燥が進んだ一個でした。

糸のようなものがついていました。へその緒みたい


ほとんどボケだったのでくやしい~ この辺が限界
アンモナイト型で面白かったです。こんなに小さいとは思わなかった。




遠すぎてうまく写らなかったカラスウリの果実


落ちていたカラスウリはからからに乾いていたので中を見てもぼろぼろで
なにがどうなっているのか分からなかったです。
まだツルに下がっていたカラスウリの中をあけるとオレンジ色の膜に包まれていました。


ティッシュでこすると膜がきれいに取れてつやつやになりました。

かずこさんからカラスウリの種って十字架の形!それをお守り袋に入れていたと
聞いていました。実際種を見てみると十字架みたいです。お守りにしようかな♪
この形からかまきりの頭のようとか打ち出の小槌などと言われているそうです。


カラスウリは1センチくらい アオツヅラフジは4ミリに満たないくらいでした

マツヨイグサ

2012年05月15日 | 千葉県内
房総のむらにて
武家屋敷の庭にマツヨイグサがいっぱいあったのには感動です。
近年数を減らしていると講師の先生もおっしゃっていました。
昔は武家のお屋敷でも小さな畑を作って朝飯用の野菜をわずかながら作っていたそうです。
汁物の具材として重宝したのでしょう。武士の生活も倹約をしなければ!



咲き終わると花がらが赤くなるのが特徴です。赤も黄色も入ったほうがきれいに見える








葉の形


ヤマツツジが丁度見頃でした。







5月のさわやかな風が吹きぬける心地よさ 草のにおい 風のそよぎ
里山ならではの居心地のよさを肌で感じることができます!