花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

田んぼの脇でⅠ

2014年10月31日 | 松戸周辺
ヤナギタデって咲くのが遅いと毎年感じるのですが・・・ボントクタデが終わった頃咲くみたい。
例によって葉をかじってみたら・・・やっぱり苦かった ヒリヒリがいつまでも口の中に残る~
小さくて頼りなく咲くヤナギタデは苦くてもやっぱり好き♪




咲く!!!というにはほど遠くちょっとだけしか開いていない





あぜ道にありました。嫌われもののナガエツルノゲイトウ  それほど広範囲に生えなくてほっ!
ヒユ科 ツルノゲイトウ属












あぜ道で初めての出会いはイワアカバナ!  こんなところに生えていたなんて♪と超感激しました。




細いあぜ道ではひっつき虫いっぱいくっつけたり靴の中にまで入りこんでチクチクして大変
水気も多いし写しにくい場所で撮るのに苦労します~  その苦労以上に感動します~
イワアカバナは柱頭が丸い  もっとたくさん咲いてくれたらいいな♪   アカバナ科アカバナ属




マイフィールドにイワアカバナがあったとは驚きでした。
この調子で柱頭が棒状の”アカバナ”もあればいいのに!!!

サラシナショウマ 昆虫2種

2014年10月30日 | 小石川植物園
いつ咲いてくれるのかサラシナショウマには大きな期待を寄せていたところやっと咲いて! 
でも葉は虫にやられて散々 水元公園のサラシナショウマも毎年よくなかったのでどこでも
虫の被害が出るのだと思いました。



状態の良い葉はほとんどなく残念でした。











残念・残念なんてずっと思っていたから写真にも心が反映されて残念
というのは言い訳に過ぎない~




気分を変えて 昆虫と遊ぶ~  キタテハ 表翅しか見せてくれなかった



こんなのもいました♪ マエアカスカシノメイガ(調べてやっと分かった名前)







コメナモミ メナモミ

2014年10月29日 | 松戸周辺
茎などに生える毛が少ない コメナモミ
ほとんど咲き終わっていて残っている花はちょっとだけ  
肉眼で見るよりレンズを通したほうが咲いている!という感じがします。
茎はごく短い毛が生えているのでなんとなく白っぽく見えます。








べとべとの腺毛は動物にもくっついて種が運ばれるそうです。





一方 メナモミはというと 毛はびっしり生えて!!!もっと近寄るとよく分かる~


長い毛がびっしりです~(開出毛)







コメナモミとメナモミと両方が揃っている場所なのでありがたい  
結構草刈りにもあうのですが消えてしまうわけでもなく今のところは健在でいられるようです。
どちらもキク科メナモミ属  
両方が混ざり合ったりもするようで中間的なものが生える場合があるそうです。

ホトトギス シュウメイギク

2014年10月28日 | 小石川植物園
ホトトギス!!! いい感じに咲いてご機嫌♪
横から見ても 上から見ても 見事なバランスだと思います!










斜めから見たシュウメイギクってニリンソウを思わせます。キンポウゲ科イチリンソウ属
お仲間なので雰囲気が似ていて当然







向かい合わせに並んでつく葉の可愛いらしいこと♪







ホトトギスとシュウメイギクと隣り合わせで咲き競い訪れる人たちはみんな笑顔になっていました!
シュウメイギクはもうしばらくしたら別の晴れ姿を見せてくれるでしょうか♪

ハキダメギク

2014年10月27日 | 松戸周辺
ハキダメギクって一年中そこいらへんにちょこんと咲いているように思います。キク科コゴメギク属

イヌタデが隣でボケていかにも今頃のハキダメギクだなっていう感じ





「花の後の姿」と「意外に毛深いところ」にスポットを当てて見てきました。


黄色い筒状花だけちょっと残して・・・葉にも茎にもびっしり毛が生えて腺毛もたくさん!





5枚の舌状花がとっても愛らしくて好きです♪  筒状花はいっぱいある~



白い舌状花を落とした後は冠毛がきれいに見えてきました。


小さなハキダメギクでも筒状花って一人前なんだなって分かりました。


冠毛の下にくっついている種子が写っているのがありました♪  風に乗って飛んでいく黒い種!


お日様に透かしてみると白い毛がいっぱいあるのが更によく見えました!!!



ハキダメギクによく似た舌状花の短い”コゴメギク”というのがあるそうですがまだ見たことはありません。
それもいつか見ることができるでしょうか・・・(^^♪

秋の日の一日

2014年10月26日 | 小石川植物園
ふと目をやると野草たちが微笑んでいるように思えました。
ハキダメギク ハナタデ ボケ気味に後ろに写っているのはチャボタイゲキ



チャボタイゲキににスポットを当ててあげましょ♪  今のところは初々しい緑色をしています


針葉樹がいっぱいのところではヤブミョウガが!

段々になってる♪



ゴシュユの木は行くたびに変化があるのかないのか見ることにしています。
最近になってミカン科らしくなってきたかな♪  ミカンの房らしく見えるし!



葉っぱの裏


葉っぱの表!!!このとき葉の感触にほれぼれしてきました。
表も裏もまるで別珍を触っているような感じです~  
葉の縁を見ると短い白い毛がいっぱいあるように見えます。
これがふかふかの元 表も裏も一面柔らかな毛でおおわれているのです。
ず~っといつまでも触っていたいと思うほど触り心地がよかったです!


秋桐 冬の花蕨

2014年10月25日 | 小石川植物園
漢字表記だと秋と冬が揃った植物2種   渋い紫色の花を咲かせていたのはアキギリでした。

やっと生えて立っているといった体で弱々しさは感じられなくてもなんとなくだらしなかった

シソ科 アキギリ属   花の顔を見ればシソ科という顔をしています~





薄暗い林の中では フユノハナワラビが!  ハナヤスリ科 ハナヤスリ属





胞子のところをちょっと触っただけで煙のように飛びました!




胞子嚢穂に毛は生えていなくて・・・難しい言葉・・・


小羽片には細かい鈍頭の鋸歯・・・これも難しい・・・

ハナワラビといっても種類がたくさんあるそうでどれはどれってはっきりいえない。
群馬の山で見てきたのは胞子嚢穂に毛が生えていた「オオハナワラビ」でした・・・って
はっきり言えないはずなのに言ってました。


なにがあるの?っと思ったら キノコ! 調べてみても名前は分かりませんでした。
これによく似たキノコが載っていたのに・・・未同定になっていてがっかり







樹木の実

2014年10月24日 | 小石川植物園
ハゼノキの大木に果実がぶら下がって!  葉は少し色づいています~


控えめに遠慮がちに実がついていました。これくらいが丁度いい♪



こっちはヤマハゼ  ハゼノキと比べるとどっしり重そうです。
熱帯地方にある野鳥の巣がいっぱいぶら下がっている風にも見えてきました。





ハゼノキにヤマハゼ   見ても区別は未だにつけられない   どっちもウルシ科 
かぶれる心配はあまりないと言われていても用心するのに越したことはなし
☆ハゼノキ  葉の形は細めなのでスマート  葉軸には毛がない
         小葉は4~6対 先端は長くとがる 無毛 果実は黄白色でつやがある
☆ヤマハゼ  葉軸の上(葉先のほう)にたくさん毛が生えている
         小葉は4~7対 両端はとがる 両面とも毛が散生 果実は黄褐色
ややこしくて覚えるには気力がなければ・・・




イイギリの雌木があったのです♪  ヤナギ科(←イイギリ科)イイギリ属 
花のときは雄花を見ただけで雌木があるなんて気がつかなかった・・・来年は雌花も見てみたい
赤い実の束がいっぱい下がって見事でした








ヤブサンザシにも可愛い実がついて!特に可愛らしい葉には微笑まずにいられなかった
ユキノシタ科(←スグリ科) スグリ属  雌雄異株
果実はおいしそうに見えるもののバラ科のサンザシとは違って苦くて食べられない






イタドリ ツルドクダミ

2014年10月23日 | 小石川植物園
きれいなときに撮っておいたイタドリ   イタドリは雌雄異株  タデ科








畑の脇に咲いていたのは少し赤みのあるイタドリでした。










イタドリの花が姿を消した頃 入れ替わるようにイタドリに似たツルドクダミが咲きました。
名前の由来は葉がドクダミに似てツル性だから。 雄花と雌花が同じ株に咲く   タデ科


ほかの木におおいかぶさるようにツルを伸ばして勢いがいいです。

イタドリと同じように小さな花でうまく撮れない・・・
でも花序が上に立って白く咲くので遠目でもきれいに見えました。










ツルドクダミは薬用植物で生薬名は何首烏(かしゅう)という 
便秘やコレステロールを低下させるのに使われる

ケンポナシの果実

2014年10月22日 | 小石川植物園
ケンポナシ  クロウメモドキ科ケンポナシ属  面白い果実がたくさんできました。
長年見たいと思っていたケンポナシの果実! 想像以上の数の多さにびっくり
果実ができ始めたころから見ていたのに青い若い丸い状態を写しておかなかったことが悔やまれます。



なにがどうなのかぐちゃぐちゃ ぐちゃぐちゃして・・・


少しだけのところで見るとちょっとは形が分かりますが、みんな違ってそれぞれ個性的!


拳をにぎっているように見えたり、フィギュアなのかと思ったり、継ぎ手の一種みたいだったり


丸くぶらさがっているのが果実で軸というのか太く腕のような部分が果柄でここが食べられる
丸い果実はほとんど果肉はない。果柄は少し渋みがあるものの甘くて梨のような味がする。
薬用として用いられる お茶にしてもよい などなど効用があるそうです。





落ちたのがあったら拾って試食してみたいけど・・・
ケンポナシに似た「ケケンポナシ」もあるそうです。
ケンポナシの果実には毛がない ケケンポナシの果実には褐色の毛がある ことで区別するそうです。