花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

イモカタバミ

2014年05月31日 | 小石川植物園
白い花がいっぱい咲いているのを横目でちらっと見ながら歩いて・・・オオアマナの刈り残しかな・・・
そばへ行ってみると!  イモカタバミ  でした。  カタバミ科








薄暗い林の中で白い花がぬっと浮き出ているように見えます。
イモカタバミは葯の色が黄色  前にそう教えていただいたのが頭の隅にありました。








こっちのかたまりはピンクばかりのイモカタバミ 葯の色はこれも黄色です。











ムラサキカタバミももちろんたくさん咲いていました。葯の色は白





ヒマラヤスギの根元近くにちゃっかり陣取ってお澄まししてる♪

マオウ イイギリ 

2014年05月30日 | 小石川植物園
マオウって花が咲くのかな! 気を付けて見落としをしないようにしよう!
そう思っていた甲斐があって花が咲いているところを見ることができました。


茎のてっぺんにある丸いものがつぼみなのかな~

茎の途中では花が咲いていました。

マオウ  マオウ科マオウ属 常緑低木 雌雄異株
地上部の茎を刈り取り乾燥させたものが生薬名「麻黄(まおう)」になる。
単独で用いるよりほかの生薬と併用することが一般的で効き目がある。
咳や痰 関節炎 高血圧等   マオウという名前は聞いていたのですが
実際にこのような植物だったのかと目で見ることができ花まで咲いていて幸運でした。


見てきたのは雄花なのかな~ 雌花があったら赤い実が見られるのに!








いいにおいがプンプン 足元には花がらがいっぱい なんなのこれは?
と思ったら イイギリ でした。 秋には真っ赤な実がきれいに下がるあのイイギリの花でした。












高木が何本もあるのに・・・雄木ばかり 結局雄花を見ただけでした。赤い実は残念
来年になって雌の木を探してみよ♪

キクノハアオイ バイカウツギ

2014年05月29日 | 小石川植物園
久しぶりにキクノハアオイを見てきました。気が付いたらたくさん花が咲いていました。アオイ科
二週間くらい後では草刈りされてすっかり姿を消していて個人的には少し残念
意外にはかない命だったのです。今では刈り残しがちょっとあるくらいになっています


鮮やかな朱色の花で鑑賞にはいいのですが余り増えすぎても困るのでしょう







果実の形を!と思っていた矢先に消えたのでこれくらいしか見ることができませんでした。




純白の花  バイカウツギ!見たかったので大感激♪  アジサイ科









コウモリカズラと・・・

2014年05月28日 | 小石川植物園
こうもりの翼に似ている葉をしているからとついた名前は コウモリカズラ ツヅラフジ科




雌雄異株  ここで見たのは全部雄株の雄花でした。








なにか赤いものが見えたのでそばに行ってみると・・・
なんだろう・・・名札は生い茂った葉の中にやっと見える!  名前は 「ドクウツギ」と書いてありました。
ひぇ~~~ 調べてみたら全木猛毒  
日本ではドクウツギ科に属している植物はこの一種のみだそうです。
トリカブト ドクゼリ と並んで日本三大有毒植物のひとつとされる 別名「イチロベエゴロシ」




もっと熟すと黒くなり毒性は弱まるとありましたが・・・安全第一

花は雌雄同株 咲いたときは全く気付かずに通り過ぎていました。




イオウノボタン、ムニンシャシャンボ

2014年05月27日 | 小石川植物園
絶滅危惧種に指定されているイオウノボタンが咲いていました!
一番見たいのはムニンノボタンなのですがそのうち運が良ければ咲いているときに出会えるかもしれない


小笠原固有の3種のノボタンのうちで桃色が一番濃く花の大きさも一番とのこと







二週間くらい後でもまだ次々咲いてきていました。



うまい具合に収納されているシベ   ちゃんと開くのには感心します。





ツツジ科の小笠原の花 これも絶滅危惧種に指定されている ムニンシャシャンボ





温室は古くて狭いため建て替えられるらしいです。
すでに45年も経っていて老朽化が進み建て替えが必要とのことです。
スムーズに計画が進むよう祈りたいです。

ナツトウダイ ムラサキセンダイハギ

2014年05月26日 | 小石川植物園
チャボタイゲキは3か月くらい見てきたのですが5月になってナツトウダイがあるのに気付きました。
花は春に咲くのに名前に「夏」とついています。
トウダイグサの仲間では早くに花が咲くので「初」が「なつ」になったのだという説もあるらしいです。
気づくのが遅すぎて花の時期を逃しましたがチャボタイゲキと同じような花の造りをしています!





腺体は三日月形 子房がぷっくり膨らんでいました。


子房が上を向いているので種子がもうすぐはじけていきそうです!


終盤なので枯れたような色になってる!


苞葉は落ちてしまって・・・間延びして見えてだらしない感じ




マメ科の紫色の花が咲いていました。 ムラサキセンダイハギ 北米原産の帰化植物











後日行ってみたらサヤができていました。ほっそり系のキヌサヤみたい♪

チャボタイゲキ

2014年05月24日 | 小石川植物園
2月の終わりごろからチャボタイゲキを見てきました。この頃は赤くてとってもきれい!
いたるところで一面チャボタイゲキの世界になっていました♪




上のほうでよく分岐しています。


トウダイグサ科の花って造りが独特! 「杯状花序」といわれていますがこの意味はなんでしょう・・・
※杯状花序はひとつの雌花と多数の雄花が2枚の苞(総苞)に抱かれるように付くものです※
と記述されていました。


苞葉2枚 あります! コロンとした形の雌花1つ
雄花はどれ?ってはっきり見えないのですが黄色い花粉を出しているのは分かりました。
角を出しているように見える黄色の部分は腺体といって蜜があるところで4コです。  
アリの頭みたいにも見える腺体を目当てに昆虫がやってくるのです!


上の写真は下の写真の一部(右側)を切り取ったものです。
ひとつの杯状花序がいくつもつながって咲いていました


ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃと花が咲いているのです


始めに雌花が咲いて下にコロンと倒れる


熟してくると上向きになりました。こうなるとすぐに種子を飛ばすそうです。


種子を飛ばした後はこんな風になっていました。果柄は随分長くなっていたのです。



4月終わりごろのチャボタイゲキは緑が深くなっているようでした。



2月ごろ見たのとは少し趣が変わって見えましたが茎の赤い色は相変わらず目立っています。



トウダイグサも生えているのです! 見た目は丸いのでチャボタイゲキより優しそうに見えます。



調べたことはこれでよかったのかな・・・おかしなことがあったら教えてくださいね。
冬の間はどのようになっているのでしょうか・・・枯れてなくなる? 今度の冬には見てこようと思います。

オキナグサ、ナニワイバラ

2014年05月23日 | 小石川植物園
オキナグサ   キンポウゲ科 オキナグサ属
きれいな花を咲かせる頃から見ることが少なくその姿をじっくり見たことがないまま過ぎていました。
もうほとんど花が終わりになって真紅の華麗な花はまたしてもお預けです。


白くて温かそうな毛がびっしりついていたのでした。

そうそう、花が終わってからもほほをゆるませてくれます。









翁になる前も なりつつあるときも 気をもませてくれるオキナグサです







ナニワイバラの花を!と思っていてやっと実現しました。
名前のいわれは・・・大阪が発祥地だから?江戸時代に中国から導入された栽培品だそうですが・・・
花柄や萼筒に棘が密生してとにかく棘だらけという印象を持ちます。
古くなった枝では痛い棘はなくなり扱いやすくて性格的にも丸くなる!という風に見てあげます♪












初夏!

2014年05月22日 | 小石川植物園
とってもさわやかなお天気 空気が気持ちいい 青空だし♪ そんなときヤブヘビイチゴ!
パンパンに張ってはちきれそう~   ヘビイチゴとの比較は副萼片よりここを見るのが一番易しい 
そんなとき ヘビ~~~ 藪から出てきた ヤブヘビ!  人の気配で池に入り泳いで行ってほっ!
2014.5.17でした。   のっけからヘビに遭遇していやになっちゃう




初夏の景色がきれいなところへ早く逃げていこ!
花が大きく見えたニワゼキショウや黄色のニガナを眺めてきました。









ユリノキが枝先から落ちていたのでどんな花なのかじっくりと見ておきます! ぼろぼろで可哀想



変わった花が咲いていました。 シセンテンノウメ(四川天の梅)  バラ科






アワモリショウマ  ユキノシタ科チダケサシ属 分布域は近畿地方から九州





背丈はそれほど高くなく白い花のチダケサシといった風に見えました。
去年は水元公園で蛇に遭遇 今年は小石川で早くも遭遇してビビりそう
「ヘビは悪さをしないから」と言われたことがありました。確かにあっちも人には会いたくないに違いない
お互い適度に距離を保ちつつできれば出くわさずに済めばそれが一番いいです。

コゴメウツギ

2014年05月21日 | 小石川植物園
花が咲く前から楽しみにしていたコゴメウツギです!高尾山で見て以来かもしれない

コゴメウツギの葉は魅力的♪



小さな花が固まって咲きました  この小さな花を砕けた米粒に見立てて名前がついたそうです。



二週間くらい後 花の終わりが近いです。










バラ科コゴメウツギ属  長いほうが花弁で5枚 短いほうはガクで5枚
花の中央部がすり鉢状で半球状にくぼみ黄色いみつがたまっている  蜜がなくなると白っぽくなる




きれいに咲いている花ばかりに目を向けがちですが花弁を落とした後の姿もいいらしいです。
どんな風に見えるのか見てみたいです!  まだ間に合うかな♪